入園・入学は子どもにとって楽しい成長ステップですが、新しい環境に不安なこともあるかもしれません。そんな子どもへの支えとなるのが、親からもらった手作りグッズではないでしょうか。
ママやパパが手作りしてくれたグッズがあれば、安心感を得られるほか、園での生活も楽しくはるはず。子どもの好きなキャラクターや色を取り入れて、可愛いオリジナルの入園・入学グッズを手作りしてみませんか?
本記事では、入園・入学前に作っておくと役立つグッズの手作りアイデアをまとめました。
作り始める前に確認、準備をしましょう
入園グッズを作る前に、まずは事前に確認しておくべきことがあります。「用意するのを忘れた!」とならないよう、以下のことをチェックしておきましょう。
どんなアイテムをいくつ作る?
すぐに汚れそうなアイテムは、この機会に複数準備しておくのがベスト。たとえば、お弁当袋やランチョンマットなどの毎日使うものや、上靴入れなどの洗い替えが欲しいものなどは、2~3個作っておくと安心です。
ちなみに、はじめて園生活を送るような幼少のお子さまには、洗い替えアイテムも同じ柄で作るのがベター。子どもや園の先生たちが、誰のものか見分けやすくなりますよ。
幼稚園や保育園でグッズの指定がないか確認を
必要な布のサイズや種類、材料(副資材なども)を確認しましょう。なかには、幼稚園や保育園、小学校でデザインやサイズに指定がある場合もあります。材料をそろえる前に、入園関係の書類もよく確認しておきましょう。
また、材料を購入するときは、子どもと一緒に選ぶのもおすすめです。お気に入りのデザインのアイテムを持っていると、はじめての園・学校生活も楽しくなるはずです。
道具や材料は揃っていますか?
お手元の道具箱をみて、足りないものを買い足しましょう。入園グッズを作るために準備しておきたい道具には、以下があります。
その他、作るアイテムに応じてリッパーやクリップ、アイロン定規などのグッズも揃えておくと便利です。
園での生活をサポートするアイテム
保育園や幼稚園では、いろいろなグッズが必要になります。毎日使って洗うものも多いため、丈夫で洗える素材を選びましょう。
おやつや小物はなくさないようにまとめて巾着袋に
いろいろな用途に使える巾着袋。基本の材料は2つ、布とひもだけです。巾着袋は、おやつや小物などを入れるのにぴったりのアイテムです。かばんの中を整理するために、細々したものをまとめるときにも活躍するでしょう。入れたいものにあわせてサイズを変えれば、バリエーション豊富に作れます。持っておくと何かと便利なので、複数用意しておくのもおすすめです。
肌触りのやさしいガーゼハンカチ
柔らかくて肌触りの良いガーゼハンカチは、吸水性や速乾性にも優れ、タオル地より薄手でバッグの中でかさばらないと良いことがたくさん。直線縫いだけで作れるので、ミシン初心者さんにもおすすめです。入園・入学準備に数枚作っておきましょう!
上靴入れは成長や好みにあわせて変えてみよう
裏生地をあてることで、ハンドメイドでもしっかり丈夫な上履き入れが作れます。表生地と裏生地の組み合わせによって、見た目にもかわいく仕上がります。持ち手は、アクリルテープを使ってもよいですし、本体のあまり生地でひもを作ってもOK。お子さまの足のサイズはすぐに大きくなるもの。一度上履き入れの作り方をマスターしておけば、成長に合わせて作り変えることができます。
おえかきから勉強まで、幅広く使えるペンケース
ペンケースも、実はハンドメイドで作れるアイテム。未就学児ということで鉛筆を使う機会が少なくても、おえかき用のペンやクレヨンを入れたりするのにも使えます。そのほか、サイズを変えれば小物を入れるポーチとしても代用できます。ファスナー付きのペンケースが作れるようになれば、ハンドメイドアイテムの幅も広がります。なんとなく難しいと思われがちなファスナーの縫い付けですが、一つひとつステップを踏んで構造さえ理解すれば、やり方はとってもシンプルです。
給食袋は毎日洗える丈夫なものを
給食袋は洗濯する頻度が高いので、なるべく丈夫なつくりに仕上げたいところ。市販ではなかなかない、裏地付きの給食袋を作ってみるのはいかがでしょうか。直線縫いがほとんどなので、ミシンの練習にもおすすめです。また、巾着タイプのバッグは汎用性が高いので、いくつか作っておくと便利です。同じ生地でエプロンや三角巾、ランチョンマットなど作ると、統一感が出て可愛くなります。
ハンカチだけでかんたんに作れるお弁当袋
お弁当袋というとマチ幅を考えたり、ひもを通す部分を作ったりと、少し手間に感じてしまう方もいるのではないでしょうか。そんな方々におすすめしたいのが、ハンカチで作るお弁当袋です。作り方はとってもシンプル。ハンカチを用意して、ひもを通す部分を縫い、そこにひもを通すだけで完成です。まだハンカチを使ったお弁当包みが難しいお子さまでも、ひもを絞るだけの巾着袋なら使いやすいでしょう。
ゴム付きだから着脱楽ちん! 子ども用の三角巾の作り方
幼稚園・小学校の給食当番や家庭科の授業、イベントなどさまざまなシーンで使用する「三角巾」。子ども用なら、簡単に身に付けられるゴムタイプがおすすめです。幼稚園児・小学校低学年・小学校高学年と、成長に合わせてサイズを掲載しています。
コップ袋はマチ付きのものでしっかり持ち運び
コップ袋として使うなら、マチ付きの巾着袋が一般的です。布地を折るだけで作れるマチなら、初心者さんにもハードルが低く、失敗する心配も少なくなります。裏生地なし、すべて直線縫いでOKなので、ミシンの練習にもなりますよ。シンプルなマチ付き巾着は、お菓子や小物を入れるなど使い道もいろいろ。2種類の生地を組み合わせたり、サイズ違いで作って親子でおそろいにするのも素敵ですね。
お絵描きや図画工作の時間に活用するスモック
幼稚園でのお絵描きやクラフトタイム、小学校での図画工作のときに活躍するスモック。子どもには自由に創作を楽しんでほしいですが、服に着くとなかなか落ちない絵の具やペンの汚れは悩ましいものです。
手作りのスモックを着れば、子どもたちが服の汚れを気にすることなく、楽しくのびのびとお絵描きや図画工作を楽しめます。子どもたちの好きな色柄を使ったスモック作りにチャレンジしませんか。
通園・通学・習い事に使えるバッグやポケット
入園グッズとして使えるだけでなく、通園・通学や習い事にも兼用できるグッズがあると便利です。購入するよりも低コストなので、ぜひ手作りで用意しておきましょう。
毎日の思い出がたくさん詰まる、通園・通学バッグ
手提げタイプのシンプルな通園・通学バッグなら、ハンドメイド初心者さんでも簡単に作れます。十分なサイズが収納できるバッグは、通園・通学時だけでなく、お出かけや習い事のときなど幅広く使えます。いくつあっても困らないので、入園グッズ作りの練習として、複数作ってみるのもおすすめです。バッグ作りを通して、裏布のつけ方や開口部の始末の仕方などをマスターしてみてはいかがでしょうか。
友だちと遊ぶときや体操着入れにはナップサック
巾着タイプのナップサックは、ひもを引っ張るだけで口を閉じることができるので、小さな子どもでも使いやすいのがポイント。お出かけ時のバッグとして、体操着入れとして、さまざまな場面で活躍してくれます。持ち手をつけて、手提げタイプとして使えるようにしておくと便利です。裏地を付けておくと丈夫なつくりに仕上がるので、アクティブに遊びたいときにも安心。子どもの好きなキャラクターを選んであげると喜んでくれるはずです。
習い事にはファスナー付きのちょっと大人なレッスンバッグ
せっかく手作りするなら、ちょっとひと手間かけて、肩ひもやファスナー、マチをつけるなど凝ったものにしてみませんか?肩掛けができるレッスンバッグは持ちやすく、ファスナーがあれば防犯面でも安心。マチを付けるとバッグの容量もアップします。生地の選び方ひとつで大人っぽいデザインにも仕上げられるので、小学生に入ってからもぜひ作ってあげてください。
移動ポケットでポケットがついていない服でもおしゃれに
「移動ポケット」とは、ズボンやスカートのウエスト部分に装着する、外付けポケットのようなもの。洋服のポケットが小さかったり、ついていなかったりするときにとても便利です。着替えのときもポケットごと移動できるので、首からかける紐付きのポシェットよりも安全性が高いといえるのではないでしょうか。市販の商品もよく見かけるかと思いますが、ハンドメイドなら、カラーやデザインも自由に選べるのが魅力です。
あると便利!通園に役立つグッズ
市販されている雑巾やマスクも、手作りだとこんなにも可愛くアレンジできます。
掃除の時間が楽しくなるオリジナル雑巾
雑巾は汚れてしまうものですが、子どもが喜ぶようなデザインにするだけでも、掃除の時間が楽しくなるものです。凝ったものにする必要はありません。たとえば、雑巾の端っこにフェルトや端切れなどでワンポイントをつけたり、ちょっと刺繍を施したりするだけでOK。ミシンを使いたくない人は、手縫いでも大丈夫です。ちょっとした心配りですが、お子さまの気分を高めてくれるでしょう。
くり返し使える子ども用マスク
マスクをつける機会の多い昨今。でも、不織布のマスクをつけるのが苦手だというお子さんもいるのではないでしょうか。そんなときにもおすすめなのが、手作りマスク。かわいい柄だったり、お気に入りのマークが入っていたりするだけで、喜んで着けてくれるかもしれません。ガーゼ布とマスク用ゴムがあればすぐに作れて、ミシンでまっすぐ縫うだけの簡単ステップなので、初心者さんもぜひチャレンジしてみてください。ミシンがなければ手縫いでもOKです。
毎日通うのが楽しみになる、子どもに嬉しいアレンジアイデア
幼稚園や小学校で毎日使うアイテムが、子どもたちにとっての「お気に入り」になれば、通園・通学がさらに楽しくなるはずです。子どもたちが思わずお友達に自慢したくなるような、可愛いデコレーションのアイデアをご紹介します。
上履きデコで可愛くアレンジ
幼稚園や小学校で使用する上履きを、油性ペンやレースを使ってアレンジしてみませんか。カラー油性ペンを滲ませるアイデアでは、色の組み合わせや滲み方によって個性溢れるタイダイ柄の上履きにカスタマイズできます。
また、子どもの好みに合わせて、レースやワッペンで華やかにデコレーションしてみるのもおすすめです。園や学校生活をより楽しく過ごせるほか、お友達の上履きと履き間違えてしまうことも防げます。
オリジナルのネームステッカーでデコレーション
ステッカーシートを使って、ネームステッカーを手作り。コップやお弁当箱、お箸ケースといったアイテムに貼ると、ひと目で見分けられてお友達のものと取り違えることもありません。
手書きのイラストをステッカーにすることもできますから、オリジナルのグッズ作りにチャレンジしてみてくださいね。レシピはカッティングマシンを使用していますが、ハサミでも作れます。
入園・入学の準備を手作りグッズではじめてみませんか?
園や小学校で毎日必要になるグッズから、習い事や通園・通学にも使える便利な手作りグッズのアイデアを紹介しました。ハンドメイドに苦手意識のある方でも、巾着袋やバッグ、マスクなど、手軽に作れるアイテムもたくさんあります。
お子さまが好きな色や柄を取り入れてあげると、園や学校生活も楽しくなるでしょう。心を込めた入園・入学グッズでお子さんの門出を手助けできるように、手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
入園・入学に役立つハンドメイドレシピがたくさん
Craftieでは入園入学準備に役立つ通園・通学バッグや巾着袋、ペンケースなどのアイデアから、新年度を機にハンドメイドデビューする方向けの基本レシピまでをピックアップした特集を公開しています。アイデアレシピを参考に、ぜひ楽しく入園・入学準備に取り組んでみてくださいね。