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手作り雑巾の基本の縫い方。可愛いアレンジアイデアもご紹介

コノトガク

ちょっとした拭き掃除に便利な雑巾は、いくつ持っていても重宝するアイテムです。お店で手軽に購入することもできますが、おうちにある不要なタオルがあれば、お金をかけずに可愛い雑巾を手作りできますよ。

また、お子さまの幼稚園や小学校に持っていく雑巾を、可愛くアレンジしてみるのもおすすめ。お気に入りの雑巾があれば、お掃除のやる気もアップするはず。今回は基本の雑巾の縫い方と、可愛いアレンジのアイデアをご紹介します。

フェイスタオルを使った雑巾の縫い方を紹介

今回は、日常生活で使うことの多い「フェイスタオル」を使った雑巾の縫い方をご紹介します。何度か使っているタオルは吸水性に優れ、雑巾作りに適しています。

レシピではミシンを使用していますが、手縫いすることも可能です。縫い方の最後に、手縫いする際のポイントもご紹介しています。

■今回作る雑巾について

制作時間:30分

材料

  • フェイスタオル:1枚(縦約32cm×横約75cm)
  • 平ひも:14㎝(ループが必要な場合)
  • 糸:ミシンの場合・・60番※普通地用(今回は赤を使用)
      手縫いの場合・・30番手※普通地用(今回は赤を使用)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • チャコペン
  • まち針
  • 定規
  • 目打ち
  • ミシン
  • ミシン針14~16番(厚地用)
    ※手縫いの場合は、手縫い針『メリケン針(6~7号)』をご用意ください。

雑巾の縫い方

  1. タオルを横約75cmになるよう、半分にカットしましょう。1枚のタオルで2つの雑巾を作る事ができます。
  2. タオルの端にある、ヘム(硬い所)をカットします。手縫いでもミシンでも針が通りにくい場所なので、切り落としておきます。
  3. ヘムがカットできました。左右の端をタオルの裏側へ、アイロンで1cm折ります。
  4. 左右の端が折れました。両端を合わせて折ります。
  5. 上下の端も合わせて、待ち針でとめます。
  6. ループ用の平ひもを半分にたたんで、待ち針でとめます。(ループが必要ない場合は、こちらの手順はスキップしてください。)
  7. 平ひもをタオルにつけます。(ループが必要ない場合は、こちらの手順はスキップしてください。)
  8. ステッチをかけます。タオルの端から5mm位をぐるりと、中に三角模様を描くように縫いましょう。1から7まで数字の順に縫うことで、一度も針を抜くことなく、スムーズにステッチをかけることができます。※ループを付ける場合は、平ひもを左上の端に「わ」の方が5cm出るようにして挟みながら縫います。
  9. 完成です。三角模様のように縫うことで強度が増し、針を一度も抜くことなく縫うことができます。今回のようにタオルの色と異なる色の糸を使用すると、可愛らしいデザインに仕上がりますよ。まっすぐ縫えるか不安な方は、タオルと同じ色の糸を使うと、目立ちにくくなります。
  10. 今回ご紹介した縫い方は、一筆書きのように縫える簡単なステッチになりますが、バッテンに縫うステッチで制作することも可能です。その場合は、以下の画像による手順でステッチをしてください。⑤までは一直線で縫えますが、⑥のスタートは一旦針を抜いてから新たに縫い始めるようにすると、綺麗に仕上がりますよ。

※手縫いする場合のポイント

  • :メリケン針(6~7号)・長く太いので生地から引き抜きやすい。厚地を縫う時にお勧めの針です。
  • :30番手・タオルを2枚重ねにすると厚くて縫いにくいため、針通りのよい30番手の普通生地用糸を2本取りにして縫います。
  • 縫い目:波縫いで縫うのがおすすめです。縫い目の幅は、5~7mm位にすると厚いタオル地が抑えられきれいな仕上がりになります。1目ずつ上下に糸を出しながら縫うと、きれいに縫えるでしょう。 

雑巾の可愛いアレンジアイデア3つ

基本の縫い方だけでなく、手作りの雑巾を可愛くアレンジするのもおすすめです。簡単にチャレンジできるアレンジアイデアを3つご紹介します。

①カラフルな糸で模様を縫う

雑巾を縫うときに、ピンクや黄色、青や赤などの明るい色の糸を使って、さまざまな模様を縫ってみるのもよいでしょう。ジグザグ模様や星など、お好みの柄の雑巾を作ると、掃除も楽しくなりますね。あえて太めの糸を使えば、模様を目立たせることもできます。

②ループを付けて利便性アップ

雑巾をフックにぶら下げられる「ループ」を付けると、とても便利です。洗ったあとに乾かすときや、複数枚の雑巾を収納するときにサッと吊るすだけでよいので、利便性もアップします。ループの色を変えたり、はぎれを使ってループカバーを付けたりすると、可愛いアクセントになるのでおすすめです。

③刺繍やはぎれでワンポイントを付ける

小さいお子さんの雑巾を作るなら、フェルトやカラフルなはぎれを縫い付けて自分だけの雑巾にしてあげるのもおすすめです。お花の刺繍をしたり、フェルトやはぎれをキャラクターや動物に見立てて縫い付けたりするだけで、オリジナル雑巾の完成。幼稚園や学校で自分の雑巾が見つけやすくなるほか、お子さんも喜んでくれるでしょう。

刺繍やはぎれでワンポイントを付ける方法は、こちらの記事でもご紹介しています。あわせてご覧ください。

ワンポイント雑巾の作り方を見る

古くなったタオルやTシャツを雑巾に活用

雑巾を手作りする際、わざわざ布を購入する必要はありません。古くなったフェイスタオルや、着なくなったTシャツなどを使えば、手軽に雑巾として再利用することができます。 古い布をゴミとして捨てずに取っておけば、エコにもつながるでしょう。

中でも綿素材のタオルやTシャツは吸水しやすく、掃除に使う雑巾に適しています。色や柄の入ったカラフルなタオルを使えば、可愛らしい雑巾に仕上がりますよ。

おしゃれな手作り雑巾をストックしよう

掃除のたびに使用する雑巾は、たくさんストックしておきたいアイテムです。幼稚園や学校でも定期的に必要になるので、余った布やはぎれで手作り雑巾を作っておけば、準備も楽になります。可愛い雑巾を手作りして、お掃除を楽しみましょう。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。