三角巾は、幼稚園・小学校の給食当番や家庭科の授業、イベントなどさまざまなシーンで使用します。
手作りの三角巾であれば、子どもの頭のサイズに合ったぴったりなものが作れるほか、生地の色やデザインを選べるのが魅力です。
幼稚園や小学校の入学に向けて、お子さまが喜ぶ三角巾を手作りしてみませんか?
今回は、子どもでも簡単に身に付けられる、ゴムタイプの三角巾の作り方を紹介します。
生地サイズの目安
本レシピでは、手順1から子どもの頭のサイズに合わせて、生地をカットするところから始めます。ゴム付きの三角巾なので多少は調節できますが、大きすぎると脱げやすくなってしまうため注意が必要です。
生地サイズの目安は、以下のとおりです。
なお、今回のレシピでは小学校低学年用のMサイズを作ります。
▽サイズの目安
S(幼稚園児) | 頭周り 52cm/縦長さ 29cm |
M(小学校低学年) | 頭周り 54cm/縦長さ 31cm |
L(小学校高学年 | 頭周り 56cm/縦長さ 35cm |
ゴム付き三角巾の作り方
結ばずに着けられる、ゴム付きのシンプルな三角巾のレシピを紹介します。
今回はMサイズで作りますが、上記の目安に合わせて生地のサイズやゴムの長さを調節してくださいね(サイズ違いの寸法は、手順のなかでも掲載しています)。
また、生地には縫いやすく、洗ってもへこたれにくい中肉の「綿オックス」を使用しました。薄手のローンやシーチングでも作れます。薄手の生地で作ると、洗濯した時の乾きが早くて便利です。
■ゴム付き三角巾の所要時間
約30分
材料と道具
材料
※リンクをクリックすると楽天市場のページが開きます。
道具
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三角巾の作り方
基本のゴム付き三角巾の作り方です。
後ろのゴム布を縫い合わせるのが難しい場合は、ゴムをそのまま付けても構いません。ご自身が作りやすい方法を選んでみてください。
作り方
- 布の裏側にカット線を引いていきましょう。 カット線の寸法は縫い代込みです(完成すると「できあがりサイズ」になります)。
まずは横に線を書き(S44cm、M45cm、L48cm)、次に線の中心(S22cm、M22.5cm、L24cmのところ)に印をつけます。
柄の方向がある場合、柄の上を下側にして書きましょう。たとえばバナナであれば、茶色の方が下になるよう布を置きます。
- 1で書いた横線と直角になるように、2でつけた中心の印から「+」印をつけます。
Sなら34.5cm、Mなら36cm、Lなら40.5cmのところです。
- 横線の左端から、直角になるよう縦線(Sは8cm、M・Lは8.5cmの長さで)を書きます。
- 反対側も同じように線を書きます。
- 画像のように左右から+印に向かって線を引きましょう。これで三角巾のカット線が書けました。
- 布の余り部分に、三角巾の後ろに使うゴム布のカット線(縦8cm×横20cm※)を書きます。
※S・M・L共通のサイズです。
- カット線に沿ってカットしましょう。
- 続いて「後ろゴム布」を作っていきます。
ゴム布用にカットした布を画像のように中表で半分に折って、上端を端から1cmで縫い合わせます。
- 縫えたら表に返します。
- ゴム通し等を使って、ゴムを通します。
- ゴムと布の端を合わせてまち針でとめておきます。
- まち針でとめたら、反対側からゴムを出します。
- 反対側もゴムと布の端を合わせて待ち針でとめて、両端を端から5mmで縫いましょう。
縫い終わったところです。後ろのゴム布ができました。
- 三角巾の端を始末します。まず下端からです。
アイロンを使って、下端を2cm折ります。
折った下端を一度開いて、もう一度アイロンで1cm折ります。
2cmのところで折った線を折り直して、3つ折りができました。
- 同様に、左右のななめの辺も三つ折りにします。
- 頂点の三角部分を始末します。
左上端の3つ折りをひとつ開いて、右上端からはみ出ている部分(定規の下、赤丸のところ)をカットします。
カットしました。
- 頂点の三角部から、3〜5mmくらいカットします(赤線はカット線、黒点線は布があった部分)。
- 右上端の端を、画像のように折ります。
- 左上端の三つ折りを戻します。中心が少し重なるように折ります。
- 左右の端始末をします。まず左右の端を2cm折ります。
- 2cmに折った左右の端を一度開いて、もう一度1cmアイロンで折ります。
これでぐるっと全ての端が3つ折りできました。
- 下端の3つ折りの端2〜3mmくらいのところにステッチをかけます。
- 同様に左右のななめ辺も、端2〜3mmくらいのところにステッチをかけます。
- 後ろのゴム布を縫い付けていきましょう。
まずは右端の三つ折りを開いて、端から2cmのところに後ゴム布の端を合わせ、まち針でとめます。
- 三つ折りを戻して、まち針をとめなおします。
- 端から2〜3mmのところにステッチをかけます。
後ろゴム布をつけずにカラーゴムをそのまま使うと、よりかんたんです。
- 後ろゴム布を外側に開いて、待ち針でとめます。
- 画像のように端2〜3mmにステッチをかけます。
表側から見ると、こんな感じです。
- 反対側も同様に縫い付けます。そのとき、ゴム布がねじれないように気をつけましょう。
- 完成です!
三角巾をもっとかわいくアレンジするアイデア
手づくりの三角巾に、かわいいアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。三角巾を可愛くアレンジするアイデアを2つ紹介します。
好きな動物のワッペンを貼り付ける
フェルトのワッペンで、ワンポイントをあしらってみましょう。
うさぎやくまなどお子さまが好きな動物のワッペンや、文字の形にカットしたフェルトは目印になり、落とし物やお友達と間違えてしまうことも防止できます。
三角巾にデコパージュしてかわいく!
はぎれや布の切り抜きをデコパージュ液で貼り付けてにぎやかに!
無地の生地のアレンジとしてもおすすめです。お子さまの好きなキャラクターの布を切り抜いて、アップリケのようにしてもかわいいですよ。
三角巾とセットで子ども用エプロンを作ろう
三角巾と同じ生地を使って、セットのエプロンを作ってみましょう。おままごとを楽しんだり、キッチンでのちょっとしたお手伝いをしてくれたりと、子どもたちのワクワク感を引き出せます。
子ども用エプロンの作り方は、こちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
親子でおそろいの三角巾を作るのもおすすめ
今回ご紹介したレシピのサイズを調節すれば、大人用の三角巾が作れます。
幼稚園や小学校でのイベントに参加するときや、自宅でお子さまと一緒に料理をするとき、三角巾がおそろいだとうれしくなりますね。
「どんな色やデザインにする?」とお子さまと一緒にデザインを考案しても、盛り上がることでしょう。
子どもの入園・入学グッズを手作りしてみては?
結ばなくてよいゴム付きの三角巾は、小さなお子さまでも身に着けやすく、幼稚園や小学校でも大活躍します。大好きなイラストや色が入った生地を選んだり、ワッペンやデコパージュでオリジナルのアレンジを加えたりと、デザインにもこだわってみてくださいね。
また、お子さまに必要な学用品は、三角巾のほかにもたくさんあります。入園・入学を控えているお子さまに、心を込めてグッズを手作りしてみてはどうか。
入園・入学グッズのレシピは、こちらの記事で紹介しています。
ぜひご覧ください。