手触りがよく肌にやさしいガーゼハンカチは、さまざまなときに重宝するアイテム。お出かけのお供としてはもちろん、吸水性にも優れていて赤ちゃんグッズとしても役立ちます。
最近では、さまざまな色柄のガーゼが販売されているので、お好みの生地で手作りのハンカチを作れるのも魅力です。
今回は、初心者さんにも挑戦できるガーゼハンカチの作り方をはじめ、制作時のポイントもあわせてご紹介します。
肌触りのやさしいガーゼハンカチ
ガーゼハンカチは、柔らかくて肌触りがいいので、大人から子供まで安心して使えます。吸水性や速乾性にも優れているため利便性がよく、タオル地より薄手でバッグの中でかさばらないのも嬉しいところ。
シンプルなガーゼを使用してもいいですが、淡くてシンプルな色合いや、可愛らしいデザインのガーゼもあるので、ぜひデザインにもこだわってみてください。
ガーゼハンカチなら初心者さんも作れる!
ガーゼハンカチは、直線縫いだけで作れるので、初心者さんにもおすすめです。今回はミシンを使用しますが、手縫いでも作ることができます。ただし、洗濯機で繰り返し洗って使う場合には、丈夫な縫い方で作るのがポイントです。
手縫いでガーゼハンカチを作る場合は、なみ縫いよりも強度が高くなる「半返し縫い」「本返し縫い」を取り入れましょう。
それぞれの詳しい縫い方は、以下の記事で解説しています。
ガーゼハンカチの作り方をご紹介
今回のレシピは、2枚のガーゼを重ねた正方形のハンカチです。四角いガーゼの端を縫い合わせるだけで作れるので、初心者さんにも優しく、短時間で出来上がります。角をカーブで縫っても可愛くなります。また、ミシンを使用していますが、手縫いでも作れます。
ただし、吸水性のよいガーゼは洗うと縮みやすくなるため、あらかじめ水通しをしておきましょう。表布と裏布で柄を変えてもおしゃれです。
■今回つくるガーゼハンカチについて
完成サイズ:縦20cm×横20cm
所要時間:約20分
必要な道具と材料
手縫いで作る場合は、手縫い糸と針を用意しましょう。
布の色になじみやすい糸を使うことで、糸の色が透けずに綺麗な仕上がりになります。
材料
- 表布 縦22cm×横22cm
- 表布 縦22cm×横22cm
- ミシン糸 60番※普通地用(今回は白を使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- まち針
- 定規
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
ガーゼハンカチの作り方
作り方
- 表布と裏布を中表に合わせ、待ち針を止めます。周りを1cm幅で縫い合わせます。返し口として、角以外のところを8cm縫い残します。
- 角の縫い方を詳しく説明します。
今回は1cmの縫い代なので、生地の端から、1cm手前でいったんミシンを止めます。この時、針は布に刺さったままにします。
- 押さえ金を上げます。
- 針を刺したまま、生地を縫い進めたい方向に合わせて回します。
- 押さえ金を下ろします。この時に、針の位置が、右の生地端から1cmになっているか確認します。
- 縫い進めます。
- 周りが縫えました。
- 返し口から表へ返します。
- 表に返しました。
周りに4~5mm幅のステッチをかけます。返し口は縫い代を中側に折り、待ち針でとめます。
手縫いでステッチする場合、少し大きめの目にするとポイントになって可愛いです。糸の色を目立つ色に変えても素敵です。
- 完成です。
ガーゼ生地を縫う機会が多い方には「上送り押さえ」がおすすめです。
ガーゼ生地は縫っている時に上下の布がずれやすいのですが、「上送り押さえ」は、押さえに送り歯がついているので、上(押さえの送り歯)と下(ミシンの送り歯)で布をはさむような形になり、ずれにくくなります。
ニットなどの伸びる生地、ビニールコーティング素材やキルティングなども縫いやすくなりますよ。
ガーゼ生地を取り扱うときのポイント
ガーゼハンカチを作るときに「水通し」をしておくと、洗濯したときに縮むのを防げます。また、生地表面の“のり”が落ちてしっとりと柔らかい肌触りになります。
水通しの方法
▼手洗いの場合
- 洗面器や桶に水かぬるま湯をいっぱいに入れる
- ガーゼをそのなかに入れて、優しく揉む
- 洗面器からガーゼを取り出し、もみ洗いするか、新たに水を入れ替えて押し洗いする
- 優しく絞り、天日干しや風通しのよいところに干して乾かす
▼洗濯機を使用する場合
- ガーゼを洗濯用ネットに入れる
- 洗濯機のコースを「手洗い」「おしゃれ着」などのソフトな洗濯方法に設定する
- 洗濯後は、天日干しや風通しのよいところに干して乾かす
お子さん用にはもちろんバザーにもぴったり!
手作りのガーゼハンカチは、複数枚持っているとさまざまな用途に使えて便利です。ご家族の分やお友だちへのおすそ分けにしたり、幼稚園や保育園でのバザー品にしたりするのもおすすめです。赤ちゃんのよだれ掛けやちょっとした掃除などにも使えるので、ぜひお好みのガーゼで手作りしてみてくださいね。