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便利なグルーガンの使い方とコツ 真似したくなるアレンジもご紹介

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グルーガンという便利な道具をご存知ですか?最近では100円ショップなどでも見かけるようになり、工作やDIYが好きな方は普段から活用している方も多いかもしれませんね。

一般的には補修や工作の接着に使われる道具ですが、実はアクセサリーや小物作りにも活用できる、クリエイティブで優れた道具なのです。今回はそんなグルーガンの使い方とコツ、そして作品例をご紹介します。

グルーガンとは?

グルーガン(Glue Gun)とはグルー、すなわち接着剤を打ち出す銃という意味です。その名の通り、グルーガンはピストルのような形をしており、グルースティックと呼ばれる棒状の接着剤の塊を入れて引き金を引くと、電源から得た熱が接着剤を溶かし液体となって出てきます。

一度出てきた接着剤が冷えて固まるまでの時間が1分から2分と非常に短いため、ボンドや他の接着剤を使うよりもより手軽に作業を進めることができます。さらに狙ったところをピンポイントで接着できるため、仕上がりも美しくなります。これらのメリットにより、アクセサリーや小物作りにもグルーガンは非常に役立ちます。

グルーガンには種類がある!

グルーガンは、DIYのさまざまな場面で使われています。一見どれも同じようなグルーガンですが、実はいくつか種類があります。種類の違いを知って、用途に合わせて使いましょう。

溶かす温度は「低温」か「高温」

まず溶かす温度に違いがあります。グルーガンには「低温」と「高温」の2種類が存在していて、それぞれの温度に応じて接着可能な素材が変わるので、素材に合わせて選びましょう。主な違いは次のとおりです。

■低温タイプ

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スティックを溶かす温度が約120度~135度なのが、低温タイプ。高温タイプのグルーガンより安価なのが一般的ですが、接着力は弱くなります。その分、発泡スチロールなど高温ではだめになってしまう素材にも使えるのがメリットです。

■高温タイプ

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スティックを溶かす温度が約160度~180度なのが、高温タイプです。価格は高めですが、低温タイプよりも接着力が強くなります。強力に接着できるため、プラスチックや金属にも対応可能なのが特徴です。

スティック径の太さを使い分ける

グルーガンのスティック径は主に2種類あり、11mmタイプと7mmタイプとに分けられます。

■11mm

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広範囲に使用したい場合は、太めの11mmタイプが適しています。

■7mm

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細かな作業には細めの7mmタイプが適しています。 

「コードタイプ」と「乾電池タイプ」の電源

電源にも違いがあり、「コードタイプ」と「乾電池タイプ」の2種類があります。

■コードタイプ

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本体に電源コードがある一般的なグルーガンです。家庭用電源にコードを差し込んで使用します。供給電力が安定しているため、消費電力が高い高温タイプのグルーガンでも、電池を気にせず利用することができます。

■乾電池タイプ

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乾電池を電源として用いるグルーガンです。コードがないので、場所を選ばず作業できるのがメリットです。しかし乾電池が電源ということで、低温タイプが多くなります。

グルーガンが接着できる素材とその強度

グルーガンを使用するとき、接着する素材によって強度が異なります。

接着できるもの・できないもの

DIYのさまざまなシーンで活用されるグルーガンは、木や布、紙、皮革、石などが接着できます。グルーガンのタイプによっては、プラスチックや金属、陶器、ガラスなどでも接着可能です。

ただしこのような素材でも、表面が汚れていたりつるつるしていたりすると、接着できない場合がもあります。グルーガンで接着できない素材には、テフロンやシリコンゴムなどが挙げられます。

グルーガンの強度

グルーガンの強度は、スティックを溶かす温度が大きく影響します。低温タイプよりも高温タイプのほうが、強度が高くなります。

一般的な家庭用として広く用いられるのは低温タイプですが、木や布、紙など、そしてアクセサリーや小物を作成する分には十分な強度を持ちます。また、高温では使えない発泡スチロールなどの場合でも、低温タイプならば使えるということもあります。

 

グルーガンはどんな時に使う?他の接着剤と使い分けるポイント

グルーガンと接着剤は、どのように使い分ければよいのでしょうか?どちらを使用するか待ったときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。

早さを重視する場合は、瞬間接着剤かグルーガンで対応してみよう

接着剤にもいろいろ種類がありますが、早く接着させたいなら、瞬間接着剤かグルーガンを使いましょう。瞬間接着剤は、その名の通り数秒ですぐに接着可能です。一方グルーガンは冷めることで固まるため、完全に接着できるまでは約1分ほどかかります。とはいえ、冷めるまでの間に接着位置を微調整できるというメリットも。接着したい場所が少しずれてしまったときでもリカバリーできます。

接着剤独特のニオイが気になる場合は、断然グルーガンがおすすめ

一般的な液体の接着剤を利用するときに気になるのが、接着剤特有のニオイです。ご家庭に小さなお子さまやペットがいる方だと、この強いニオイが気になるのではないでしょうか。グルーガンであれば、接着剤特有の強いニオイが気になりません。使用時のニオイが気になる方には、グルーガンがおすすめです。

作業内容が長時間になる場合はボンドかグルーガンで

瞬間接着剤は数秒で固まる特性がゆえに、先端のノズル内に溜まった液体が固まり、ノズルをふさいでしまうこともあります。強度もあるため、一度固まってしまうと再度使用するのが難しくなります。

グルーガンの場合は、ノズルが冷えて固まったとしても、再度温めればスティックが溶けるので、再度使用できるようになります。作業の中断・再開がしやすいので、長時間繰り返し接着剤を使うときには、グルーガンかボンドを使うのがおすすめです。

グルーガンの使い方

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グルーガンの基本的な使い方を見ていきましょう。

■用意するもの

材料

  • グルースティック
  • クッキングペーパー
  • 接着したいもの

道具

  • グルーガン

■事前準備

グルーガンを用いて作業するときは、クッキングペーパーを敷いておくと便利です。クッキングペーパーはグルーガンがつきにくい性質を持つ素材なので、溶けたグルーがテーブルなどにくっついてしまうことを避けられます。ついてしまったグルーガンも、温めると簡単に取れることがほとんどですが、クッキングペーパーを敷いておくと、万が一の場合も剥がしたりする手間が省けます。

■使い方

使い方

  1. グルースティックをセットする
  2. 電源を入れる
  3. スティックを温める
  4. トリガーを引いてゆっくり出す
  5. しばらく固定する
  6. 手を離し、動かなければ接着完了

グルーガンを使うときのコツ

グルーガンの使い方に慣れないうちは糸を引いてしまったり、すぐに固まってしまったりと、思うように扱えないかもしれません。糸を引いた時は円を描くようにして糸を切ってください。また、接着しきれないうちに固まってしまう場合は、接着したい場所をしっかりと決めてからグルーを出し、そのポイントを目掛けてスピーディーに接着するように練習してみましょう。難しい道具ではないので、作品を作るうちに慣れていくはずです。

グルーガンの剥がし方

手軽に接着できるグルーガンはとても便利ですが、「誤って違う場所にくっつけてしまった」という失敗もよくあるのではないでしょうか。

グルーガンの場合、ほかの接着剤に比べて接着時間が短く、強度もそこまで強くないのが一般的です。そのため、力を抜いてやさしく剥がすときれいに剥がれやすくなります。接着した材質によって異なりますが、ドライヤーやアイロン、お湯などを用いて温めるときれいに剥がれることもあります。

ただし、すでにしっかり接着して固定されているものを無理矢理剥がすと、破損につながることもあるため注意しましょう。

グルーガンを使用するときの注意点

グルーガンを使用するとき、いくつか注意点があります。ケガや故障につながらないよう、正しい使い方を心がけましょう。

1.グルーガンでのやけど

一般家庭でよく使われる低温タイプのグルーガンでも、ノズルの温度は100℃以上と高温になります。低温タイプでも十分やけどのおそれがあるため、ノズルはもちろんのこと、素材もしっかり冷えて固まるまでは触らないようにしましょう。

2.ノズルを上向きにして置かない

ノズルを上向きにしてしまうと、高温のグルーが逆流することがあります。これによって本体の故障や、爆発を引き起こす可能性があるため注意が必要です。ノズルが上向きの状態で使用したり、置いたりしないようにしましょう。

3.グルーガンを置く時はスタンドを立てて

ノズルの向きによって、グルーガンの故障や爆発の原因にもなってしまうので注意が必要す。グルーガンを使用する向きは「下向き」が基本です。使用中や使用後にグルーガンを置くときは、先端に付いたスタンドを使用するとよいでしょう。ほとんどの製品では、グルーガンの先端にスタンドが付いています。

グルーガンを使ったアイデア集

グルーガンを使って、手軽にさまざまなアイテムを手作りできます。ここでは、グルーガンを使ったアイデアをまとめました。

壁面を彩るインテリア、カレイドフレーム

カレイドフレームは身近な材料、道具で簡単に作ることができます。お花の色を変えてアレンジしてみたり、レイアウトを工夫することでさまざまなデザインの作品を作って楽しめますよ。

季節ごとに飾る作品を変えて、暮らしに彩りを添えてみませんか?Craftie Homeのキットなら材料や道具がそろっていて誰でも簡単に素敵な作品を作ることができます。

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ミモザでつくるカレイドフレームの花飾りのキットを見る

パーティーシーンやお出かけに使える造花のヘアアクセサリー

ヘアアクセサリーの土台に、グルーガンで造花やパール、リボンなどの素材をつけていきましょう。大きめのお花をメインに持ってくると、パーティーシーンで華やかな印象になります。ビーズやパールなど、小さなパーツも綺麗に接着できるため、飾り付けのバリエーションも広がります。

詳しい作り方を見る

ハレの日を華やかに祝う造花のコサージュ

入園・入学、卒業式などのハレの日のイベントは、みんなでお祝いしたいですね。式典に参列する方もお祝いの気持ちをこめてお花のコサージュを胸につけてはいかがでしょうか?スーツやワンピースの色に合わせて、お気に入りの造花で作ってみましょう。

詳しい作り方を見る

暮らしの中に自然を添える、おしゃれリース

お部屋にひとつあるだけで、おしゃれ度がぐんとアップするリースも、グルーガンがあれば簡単に作れます。土台となるリースに、生花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなど好きなパーツを接着しましょう。パーツをリースの間に挿し込む手間が不要になるほか、グルーガンを使うことで大きいパーツでも安定して接着できます。手芸に自信がない方でも、全体のバランスを調整しやすいのもグルーガンの魅力といえるでしょう。

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フォトフレームはデコレーションして世界で一つのものに

シンプルなデザインのフォトフレームも、デコレーションするだけで世界にひとつのオリジナルアイテムに変身します。造花やフルーツの飾りなどを使って、フレームを可愛く仕上げましょう。グルーガンならさまざまな素材をつけることができるので、デコレーションのアイデアも広がります。

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夏の思い出をインテリアに。シーグラスのライト

海岸や川辺でなどで集めたシーグラスをそのまま片付けてしまっていることはありませんか?せっかくなので、一生懸命集めたシーグラスを使ってインテリアを作ってみましょう。このレシピでは、LEDランプを使ったランプシェードの他に、キャンドルホルダーの作り方もご紹介しています。ほのかに透ける明かりを見ながら、思い出話に花を咲かせるのもいいですね。

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色のバリエーションも様々なグルースティックも活用してみて

グルーガンのカラーバリエーション

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グルースティックにも様々な色のものが出ています。接着剤として使う場合には出来るだけ目立たない透明色や半透明色がおすすめ。他にも、白や黒、そしてカラフルな色のグルースティックも販売されています。デコレーションを目的にしたり、グルーを使ってアクセサリーを作ったりする場合に活躍します。

おすすめグルーガン3選

もっと手芸を楽しみたい方に向けて、おすすめのグルーガンをご紹介します。

初めての方はお得なグルーガンセットを

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グルーガンを初めて手に入れるなら、本体・ホットスティック24本・スティックパレットの3点セットがおすすめ。gootのホットボンドは、ホビーからDIYまでさまざまな用途に使われています。ホットボンドが貼り付かないシリコンマットのスティックパレットを使えばきれいに剥がれるので、作業がはかどるでしょう。

乾電池だけで使用できるコードレスグルーガン

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乾電池式のコードレスのグルーガンは、場所を選ばず好きなところで作業できるのが大きなメリットです。コードが邪魔で作業しづらかったり、作業範囲が制限されたりすることもなく、自由に使えます。LEDライト付で、手元を明るく照らしながら作業できるのも嬉しいですね。

部分的に使用するならコードレスのグルーペン

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コードレスタイプなので、電源を確保する必要がなく、好きな場所で作業可能です。また、ペンのように握って使えるため、繊細な作業に向いています。電源を入れたあと、約15秒で使えるようになるので、作業効率もアップするでしょう。

グルーガンで色々な作品作りにチャレンジしてみましょう

グルーガンは手軽に使える上に、使い方次第で本当に様々なものを作ることができる便利なアイテムです。使い慣れていくうちに、新たな活用方法のアイデアも浮かんでくるかもしれません。是非、色々な作品作りに挑戦してみてください。

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ライター

Craftie Style編集部
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アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。