一点物のハンドメイドアイテムに注目が集まるとともに、趣味としてDIYや手芸を楽しんでいる方も年代関係なく増えてきているように思います。市販されている既製品でもちょっと手を加えるとオリジナルアイテムに生まれ変わり、手間をかけた分だけ愛着も沸きますね。
そんなDIYや手芸に活躍するアイテムの一つが、グルーガン。グルーガンは樹脂(グルー)を溶かして物同士を接着する工具で、最近では100円ショップでも手に入る事から身近なアイテムになりつつあります。今回はグルーガンを手芸に活用するアイデアの色々をご紹介します。
グルーガンを接着剤として手芸に活用するメリット
グルーガンを手芸に活用する一番のメリットは、硬化スピードが速いため乾くまでじっと待たなくて良いという点です。このため、テキパキと作業を行えるのみでなく、完全に接着するのを待っているうちにずれてしまった、などということがありません。日曜大工の仮止め剤としても使えます。
また、接着剤は貼り合わせる物の素材を選びますが、グルーガンは鏡から木材までありとあらゆる素材を接着できるのでハンドメイドや手芸にも便利です。
グルーガンの基本的な使い方
使い方は簡単。グルーを本体にセットして電源を入れ、温まるまで3~5分程度待ちます。グルーが温まった頃にトリガー(引き金)を引くと先端から溶けたグルーが出てくるので、貼り合わせたい物に塗って接着するのみです。
この時グルーで周りを汚さないように不要な紙などを敷いておきましょう。また、屋外などで作業する時は電池式のグルーガンが便利です。
グルーガンでフォトフレームをおしゃれにデコレーション
グルーガンの使い方が分かったら、早速グルーガンを使ってインテリア小物や手作りクラフトを楽しんでみましょう。最初にご紹介するのは、フラワーフォトフレーム。
シンプルなデザインのフォトフレームをデコレーションするアイデアです。お花は造花(アーティシャルフラワー)やフルーツの飾り、貝殻などもおすすめ。
造花の場合は茎の部分を短くカットしておくことがコツ。こうすることで、貼り付けた時に隙間ができてしまったりフレームから浮くことなくきれいに仕上げることができます。
また、グルーガンではガラス製の素材も接着することができるので、ビー玉やタイル、おはじきなどでデコレーションしても涼し気で透明感のあるフォトフレームを作ることができます。
タイルを貼ったフレームのアイデアは、こちらの記事でも紹介しています。
メイク用品のディスプレイラックをアレンジ
雑貨屋さんや文房具店、100円ショップなどで手に入る小さなディスプレイラックは、便利ですが味気ないデザインのものも多いですよね。プラスチックのものから木製、アクリル製まで色々ありますので、グルーガンを使ってデコレーションしてみましょう。特に、木製のラックにグリーンや造花をあしらったり、アクリル製のものにビジューパーツを貼り付ければ簡単におしゃれに仕上がるのでおすすめ。
グルーガンのグルーで作る、きらきらオーナメント
こちらはなんとグルーガンのグルーが主役のアイデア。グルーで絵を描いたらオーナメントを作ることができます。
簡単な作り方としては、まずデザインを決めて紙に下絵を描き、クッキングシート(またはシール台紙)を下絵の上に乗せて動かないようにテープなどで固定し、グルーガンを使ってグルーで下絵をなぞるように絵を描きます。固まるまで待ってからそっとグルーを剥がし、ネイルカラーやスプレー塗料で色を塗り、お好みでラメなどもつけます。最後にリボンや紐、テグスなどを通して結べば完成です。
グルーガンで、シンプルな洗濯ばさみをステーショナリークリップに簡単リメイク
シンプルな洗濯ばさみを、おしゃれなクリップリメイクするアイデアです。手芸屋さんなどで手に入るリボンや小さなボタン、お花のパーツなどをグルーガンで木製の洗濯ばさみの先に貼り付ければ、文房具やインテリアに使いたくなるかわいいクリップに。
このクリップを使って、ポストカードや写真を連なるように紐に留めてガーランド風インテリアに応用するのも良いアイデアです。
手芸に便利なグルーガンを使った様々なアイデアをご紹介しました。ぜひ、身近にある素材を使って楽しく雑貨をカスタマイズしてみてくださいね。