前回の初級編では基本の3つの編み方をしましたが、今回は中級編です。中級編と聞くと「難しそう…」と感じてしまうかもしれませんが、編み方はシンプルです。焦らずゆっくり、チャレンジしてみましょう!
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サイズ調整に便利な『長編み』の編み方をご紹介
今回は編み物でよく使う、様々な種類の『長編み』を集めてみました。どの編み方も使う機会が多いと思います。編み目の長さが少しずつ変わるため、サイズ調整をする時にも便利です。
記号や編み方の名前が似ていてちょっとややこしいですが、1つずつご説明します。
『中長編み』の編み方と編み図記号
初級編でご紹介した細編みよりも編み目が高くなる『中長編み』を編んでみましょう。
編み図では、ローマ字のTのような記号で描かれています。
編み方
- まず鎖編みで作り目を編みます。中長編みも、初級編の細編みと同じように『立ち上がり』の鎖編みが必要です。中長編みの場合は立ち上がりの鎖編みを2目します。
- フックに糸をかけます。
- 端から4つ目の鎖編みの編み目にかぎ針を入れます。
- その目から糸を引き抜くと、3本の糸がかぎ針にかかった状態になります。
- もう一度、フックに糸をかけます。
- そのまま、かぎ針にかかっている3本から同時に引き抜けば中長編みになります。
- 一列を中長編みで編むとこのようになります。編み目は、細編みよりも高さがあります。細編みを2段にすると少し高いなと感じた場合は、中長編みを1段編むとちょうど良いですよ。 i8mai8main
『長編み』の編み方と編み図記号
中長編みよりも編むことが多い『長編み』をご紹介します。
編み目の長さがありますが、編み地は柔らかく軽いのが特長です。大きなものを編む時は、細編みと混ぜて編むと丈夫さと軽さがバランスよく組み合わさります。円形のアイテムを編む際も、長編みで作ることが多いです。
編み図での記号は、中長編みの記号の間に線が1本このように入っています。
編み方
- まず作り目の鎖編みをします。長編みは立ち上がりの鎖編みが3目必要です。
- フックに糸をかけます。
- 端から5つ目の鎖編みにフックを入れます。
- かぎ針に3本糸がかかった状態で糸をフックに掛け、1つの輪だけ抜きます。そのあと、もう一度糸をフックに掛け、2本の輪から抜きます。
- かぎ針には2本糸が掛かった状態になります。
- もう一度、フックに糸をかけ、今度は2つとも引き抜きます。
- 長編みができました。
『長々編み』の編み方と編み図記号
記号は長編みの記号にさらにもう1本線が入っています。
編み方
- 作り目の鎖編みをします。長々編みでは、立ち上がりの鎖編みが4目必要です。
- フックに糸をぐるぐるっと2回巻きつけます。
- そのまま、かぎ針を端から6つ目の鎖編みの編み目に入れます。
- もう1度フックに糸をかけて、1つ引き抜きます。この時、かぎ針に糸は4本かかっています。
- さらにもう1度、フックに糸をかけて、そのまま2本の輪から引き抜きます。
- この時点でかぎ針には3本糸がかかっていますね。
- もう一度、フックに糸をかけて、2本の輪から引き抜きます。(するとかぎ針には2本糸がかかった状態になります。)
- 最後にもう一度糸を掛けて、すべての輪から引き抜きます。
- これで『長々編み』の完成です。編み地は長さがあり、柔らかさもあります。
何回も糸を掛けて通す、を繰り返すので、数え忘れてしまいそうですが、「1・2・3」と、心の中でかぎ針を動かしながら数えると間違えないのでおすすめです。
その他にも色々な『長編み』があります
『長編み』の種類には、ほかにも下の写真のようなものがあります。編み図にはめったに出てきませんが、頭の片隅においておくと、自分でアレンジする時に役立ちます。これらの編み方は上級編でご紹介しますね。
中級編までマスターしたら、ストールを編んでみよう
編み物は何回も練習していくうちに覚え、自然と手が動くようになります。慣れてきたら身近な人に教えると再確認になるので、自分の確認のためにもおすすめですよ。
前回の初級編の編み方と合わせて少しふんわりと軽めのストールなどを編んでみると、基本の編み方の練習にとてもいいと思います。材料が揃っているキットもたくさんあります。ぜひチャレンジしてみてください!
上級編にステップアップしたい方はこちら
初級編・中級編を覚えたら、ぜひ上級編にもチャレンジしてみてください。編み物で作れる作品の幅がぐっと広がりますよ。
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まずは気軽に作ってみたい方へ
「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がないかも・・・」という方はまずは必要な材料などが入っているキットからチャレンジしてみませんか?ぜひ、お好みのキットを探してみてくださいね。