キッチンカウンターにピッタリのサイズで、デザインもおしゃれな調味料棚。既製品を探すと大変だし、全部手作りするとなるとちょっとハードルが高いですよね。そこで、今回は既製のボックスと手作りのボックスを組み合わせることで、作るのもサイズ調整も簡単にできるオリジナルの調理棚をご紹介します。
組み合わせを考えるのが楽しい、キッチンの調味料棚
よく見かける長方形の調味料棚は、安定感や収納力はあるもののインテリアとしてアレンジしづらく、見た目も素敵にカスタマイズしたい場合にはイマイチ、ということも。
今回作る調味料棚は、異素材や違った造りのボックスをあえて組み合わせ、ランダムに積むことで長方形の棚にはない表情が出るので、置くだけでもグッとおしゃれな雰囲気を醸し出せます。さらに、仕切られたスペースとオープンなスペースが混在しているので、収納やディスプレイでもさまざまなアイデアにトライできてアレンジしやすいのです。
既存のボックスを活かすので手軽に作れて、手作りするオリジナルのボックスがあるのでサイズ調整もばっちり。キッチンカウンター上に限らず、さまざまなスペースのサイズに合わせて作りたいアイテムです。
便利な木製ボックスを活用した調味料棚の作り方
それではさっそく、ボックスを組み合わせた調味料棚を作ってみましょう。
材料
- 市販の木箱(サンプルはセリアで購入)
- 木材(板厚9mmのOSB合板を使用。板厚5〜10mmくらいまでの桐集成材やシナベニヤなどでも良いです。)
- ボンド
- 釘
- お好きな雑貨(軽めのもの)
道具
- 金づち
- のこぎり
- 紙やすり など
作り方
- 設置する場所のサイズを測ります。カウンターから枠上(写真矢印部分)までを箱でピッタリ埋めると、突っ張り棒のようになって軽く固定されます。
- 材料を用意します。市販の木箱と、オリジナルで作った箱を組み合わせて1で測ったサイズに合わせますので、それぞれの箱のサイズを考えながら調達します。市販されている木箱をどう使うか、何を置くかなど、色々なパターンの組み合わせを楽しみましょう。
- オリジナルのサイズに調整した箱を作ります。板をボンドで仮止めしてから、釘を打ちましょう。
- 一番下の段になる箱と、その次の段になる箱をボンドまたは釘で固定します。
- 4の要領で、上へ向かって箱を組み合わせ、積んでいきます。最後の段はサイズがピッタリ収まるように細かく調整してください。
- 木材は水分や気温で伸縮するので、隙間が空いてしまう場合があります。その場合は、隙間に厚紙などを入れてしっかり安定するまで調整してください。
- 上まで組み合わされました。
- 各ご家庭それぞれの使いやすい位置に調味料などを置いたり、お好みの雑貨を飾って楽しみましょう。飾りはなるべく重くないものがおすすめです。
大きめの容器は下の段に、小さく軽いものは上の段に、動線も考えて
この棚には、2段目に容量大きめの調味料容器、3段目はスパイスボトル類・はちみつ(飾り用)、4段目は軽めの雑貨を置いています。見えているところはぎゅうぎゅうにならないよう、少し余裕を持って収納するのがおしゃれに見えるコツです。
1段目は引き出しできるようになっていて、箸置き、クリップ、爪楊枝などを置いています。
キッチン側からは、醤油やゴマなども全てオープンに見えるようになっていて、取りやすく作業しやすいようになっています。
棚自体が、キッチン作業のちょっとした目隠し代わりにもなりますし、食事中にテーブル側で調味料などが欲しい時もサッと取れて便利です。
醤油など液だれしやすいものを置く場合は、あらかじめキッチンシートなどを敷いておくとシミになるのを防げますよ。
ディスプレイのアレンジアイデア例
すのこ状のボックスやアイアンのメッシュかごを使う
スタイリッシュな雰囲気を醸し出しつつ、食卓側からはさりげなく目隠しできます。
箱にフックを付ける
キッチンツールや、ドライフラワー、テラリウムなどを下げても素敵です。
仕切りボックスを組み合わせる
細かいものを直接収納するのにも便利。さらに、キッチンやダイニングのテーマカラーに合わせて箱をペイントすると、よりインテリアに溶け込むデザインになります。
手作りのアイテムを長く使うためのポイント
市販品にはない組み合わせにもトライできて楽しい調味料棚。ポイントは作り方でも紹介した通り、木材にすき間が開いた時に厚紙などを挟み込んでしっかり調整することと、スペースに余裕を持たせること、そしてできるだけ軽めのものを収納し、その中でも大きめ・重めのものはなるべく下の段に置くことです。オリジナルの組み合わせを工夫して、あなただけの素敵な調味料棚を作ってくださいね。
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