刺繍の基本で必ず出てくる、ロングアンドショートステッチ。長いステッチと短いステッチを交互に刺していく方法ですが、「やり方が分からない」「合っているのか分からない」という意見も多くあります。この記事では、そんなロングアンドショートステッチの基本的なやり方と、綺麗に刺すためのコツをご紹介。ぜひ参考にしてください。
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ロングアンドショートステッチとは
その名の通り、長いステッチと短いステッチを繰り返しながら刺すのがロングアンドショートステッチです。図案の比較的広い面を埋める際に使われることが多く、立体感や色のグラデーションを表現する時にもおすすめ。
たとえば今回ご紹介するような葉っぱや木などの植物、動物の毛並みなどに使われることが多いでしょう。一度覚えておくと幅広く活用できる便利なステッチでもあります。
刺繍の材料と道具
ロングアンドショートステッチのやり方
やり方
- ステッチで埋めたい場所を、事前に書いておきます。
- 面の内側から刺し初め、なみ縫いを数針しておきます。刺し初めの玉結びはこの後埋めるので、このままで大丈夫です。
- 最初に、長いステッチを1回刺します。
- 続いて、短いステッチを長いステッチの真横に刺します。
- さらに続いて、長いステッチを短いステッチの真横に刺します。
- このように、長い→短い→長い→短い、を繰り返しながら、面を埋めるようにステッチを刺していきます。
- 段を変えるときは、1段目とステッチが平行になるように刺しましょう。
- 2段目以降は、下の段にステッチが重なったり、糸の間を割ってしまっても大丈夫です。刺している最中は、一番上の段の縫い目がデコボコとなります。その間を埋めるように、1段ずつ刺して埋めていきましょう。
- 隙間ができないよう、長い→短いを繰り返しながら刺していきます。
- 葉っぱの形が綺麗になるよう、最後のステッチで輪郭を整えます。
- 刺し終わりは、裏面の縫い目にくぐらせるようにして始末しましょう。こちらで完成です。
ロングアンドショートステッチを綺麗に仕上げるコツ
ステッチは平行に刺す
ロングアンドショートステッチは、全ての段のステッチが平行になるように刺すのが大きなポイントです。今回の葉っぱのように丸みのある面でも、埋める際に平行にステッチを刺していくことで美しく仕上がります。
ステッチの長さは面の形に合わせて調整する
ステッチの長さは基本的に長い→短いを繰り返しますが、埋めたい面のデザインに合わせて調整をしながら刺しましょう。葉っぱのように丸みのある線に差し掛かった場合は、より短いステッチを交えながら輪郭がきれいに出るように刺していきます。
面を埋めていく最中も、必ずしも同じ長さのステッチを繰り返す必要はありません。仕上がりに合わせて長さを調整しながら刺していくのがおすすめです。
ロングアンドショートステッチの本数の比較
ロングアンドショートステッチは、糸の本数で仕上がりに差が出ます。1本どりだと平面的な仕上がりになりますが、本数が増えるごとに、より立体的で存在感のある印象になります。どんな作品を作りたいかに合わせて、糸の本数を選んでみましょう。
ロングアンドショートステッチを活用しよう
ロングアンドショートステッチは、段ごとに糸の色を変えるとグラデーションを楽しむことができます。また、長さが異なるステッチの組み合わせである仕組みを活用し、糸の色を複数組み合わせると、とてもカラフルな仕上がりにもなりますよ。
サテンステッチとロングアンドショートステッチの違い・選び方
ロングアンドショートステッチと同じく、面を埋める方法としてサテンステッチがあります。サテンステッチは、ロングアンドショートステッチのように段を作らず、面の大きさに合わせたステッチを刺していく方法です。つやのある表面に仕上がるのもポイント。どちらが良いのか迷いがちですが、目安として
- 図案の長さが1cm以内の面を埋める場合:サテンステッチ
- 図案の長さが1cm以上の面を埋める場合:ロングアンドショートステッチ
を基準にするのが良いでしょう。より広い面を埋める場合はロングアンドショートステッチを、より狭い面を埋める場合はサテンステッチが最適です。
刺繍の基本をマスターしよう
刺繍の基本の道具や使い方、ステッチのやり方をご紹介しています。ロングアンドショートステッチができるようになったら、次のステッチをチャレンジしてみましょう
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