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刺繍布の種類にはどんなものがある?仕上がりの特徴や選び方まとめ

目黒愛

ひとつひとつ丁寧に糸を刺しながら、美しい模様や絵を描いていく刺繍。そんな刺繍の仕上がりを左右するのが「刺繍布」です。

使用する刺繍布によって、刺しやすさや仕上がりの風合いが変わるため、作品に合わせて選ぶことが大切です。

今回は、刺繍しやすく、作品づくりに適した布の種類を紹介します。刺繍を使った作品づくりをする方や、これから刺繍を始めようという方もぜひ参考にしてみてください。

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刺繍布の選び方

刺繍に適した布とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、刺繍に向いている布の選び方についてご紹介します。

布目が詰まっている布を選ぶ

刺繍に適しているのは、布目が詰まった布です。布目が粗い場合、縫うときに縫い目がズレてしまい、仕上がりがよれやすいためです。縫い目が詰まった布を選ぶと、針通りがよく、目数を数えやすいため、凹凸のない綺麗な仕上がりになります。なお、縫い目が粗い布を選ぶ際は、接着芯を利用することで針が通しやすくなります。

厚すぎず、薄すぎない布を選ぶ

刺繍するときの「布の厚み」も重要なポイントです。オックスフォードやキャンバスといった厚手の布は、針が通しにくく手も疲れやすくなります。反対に、サテンやガーゼのような薄手の布は、刺繍するときに布が伸びて、縫い目が歪みやすくなります。刺繍布には、針が通しやすく扱いやすい「中くらいの厚みの布」を選ぶのがおすすめです。布が薄い場合には、接着芯を利用するとよいでしょう。

伸縮しない布を選ぶ

布には伸縮性のあるものも存在します。伸び縮みする布は、布が伸びて縫い目がヨレやすくなるほか、針を進めにくくなるためおすすめできません。針を進めやすく、凹凸のない綺麗な仕上がりにするには、伸び縮みしにくい布を選ぶのがおすすめです。生地を選ぶときには、生地を軽くひっぱり、伸縮性がないか確かめておきましょう。

織り目が揃った布を選ぶ

刺繍をするときに目数を数える場合は、布の織り目が均等なものを選びましょう。同じ種類の布でも、販売店や価格などによって織り目の均等さが異なります。織りが均等でない布は、目数を数えにくいほか、仕上がった後に刺繍が歪みやすくなります。縦と横の縫い目が均等に表れる「平織り」や、縫い目が詰まった布を選ぶことで、仕上がりが綺麗になります。

刺繍のデザインに合わせて選ぶ

刺繍したい模様のデザインによっても、適切な布は変わってきます。刺繍糸は数本の細い糸をより合わせた状態で販売されているのが一般的で、そのうち何本を使うかでデザインの細かさも違ってきます。刺繍糸の本数を少なくして、繊細なデザインをしたい時には、薄手で布目がしっかり詰まった布がおすすめです。一方、糸の本数を多めにしてざっくり刺繍する場合には、やや厚手で布目がやや粗い布がおすすめです。

刺繍しにくい布へのクロスステッチ・こぎん刺しには「抜きキャンバス」を

「抜きキャンバス」とは、布目がメッシュ状になった布のことです。布のうえに抜きキャンバスを重ねて上から刺繍をし、最後にキャンバスの“しつけ糸”をひとつひとつ抜いていくことで、刺繍を施すことができます。布目が均等になっているので目数を数えやすく、刺繍しにくい布に、クロスステッチやこぎん指しをする場合におすすめです。

刺繍しやすい布の種類

ここからは、刺繍しやすい布の種類についてご紹介します。
糸の織り方や布目の粗さによって刺繍のしやすさが異なります。図案や作品に応じて選びましょう。なお、初心者の方は、薄手で布目が粗すぎない布がおすすめです。

①コングレス

 

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コングレスとは、こぎん刺しやクロスステッチで定番となっている刺繍専用の布です。布に対する糸が太く、織り目がはっきりしていて均等になっているのが特徴です。目数を数えて刺繍を縫いたい場合に適しています。

②シーチング

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シーチングは綿でできた布で、寝具や布小物などに多く取り入れられています。やや厚手ですが、平織りで糸密度が低いので刺繍針を刺しやすいので、初心者さんにも扱いやすい布といえます。ほかにも、チャコペンで刺繍図案を映しやすい、カラー展開が豊富でリーズナブルといった魅力もあります。

③ツイル

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ツイルは、布目が斜めになっている「綾織り」と呼ばれる布で、ジャケットやパンツといった衣類に多く用いられています。やや厚手ですが、布目が詰まっているため刺繍針を刺しやすいのが特徴です。縫い目の凹凸がなく、仕上がりの刺繍もよれにくくなっています。

④リネン

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リネンは、亜麻という天然の植物から作られる布です。薄手で布目が詰まっていないため針を通しやすいですが、目が粗い分、布がよれやすくなります。刺繍でリネンを使う際は、接着芯を用いることをおすすめします。

⑤ガーゼ

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ガーゼは、木綿を原料とした薄手の平織布で、ハンカチやタオル、肌着などに多く使用されています。刺繍布として用いられることも多いですが、薄手で縫い目が粗く、針を進めにくくなるため、接着芯を挟む必要があります。

⑥フェルト

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フェルトは、ヒツジやラクダなどの動物の毛から作られた不織布です。ワッペンやブローチなどのハンドメイド作品にも多く用いられています。布に織り目がないですが、柔らかく針通りがよいため刺繍に向いています。太めの針・糸も通しやすいといった魅力もあります。

刺繍キットを使えば初心者さんも安心

刺繍布を選ぶときには、布の厚さは中くらいのもの、織り目が均等なものを選ぶのがおすすめです。薄手の布を使用する際は、接着芯を挟むことで針を通しやすくなります。使用する布の種類によって特徴が異なるため、図案や作りたい作品に合わせて選びましょう。

また、刺繍布や糸選びが難しいという初心者さんは、刺繍キットを使うのもおすすめです。刺繍布や糸、図案などがセットになっているので、布選びに迷う心配もありません。

こちらの記事では、初心者さんから上級者までおすすめの刺繍キットをまとめています。ぜひご覧ください。

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刺繍に必要な道具セット

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刺繍枠の選び方と使い方

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刺繍糸の種類と選び方

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刺繍ステッチの基本と、おすすめモチーフ

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。