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刺繍枠とは?おすすめの素材やサイズ選び、使い方まで解説

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刺繍をキレイに仕上げるための刺繍枠。布を挟んでピンと張ることで、刺繍針が刺しやすくなり、作品の完成度もアップします。しかし、刺繍枠にはさまざまな種類があるため、「どれを選べばよいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一般的な刺繍枠の種類をはじめ、選び方や布をセットする方法などについて紹介します。これから刺繍を始めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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刺繍枠とは

刺繍枠とは、刺繍の土台となる生地を挟んで固定するアイテムです。刺繍のほかにも、お花のアレンジを楽しむ「カレイドフレーム」や、ニードルに毛糸を通して布を刺していく「パンチニードル」などにも活用されています。

この刺繍枠は必須ではありませんが、生地を張ることで刺繍針を刺しやすくヨレにくいので、縫い目をキレイに整えやすくなります。とくに初心者さんは、刺繍枠を利用するのがおすすめです。

なお、刺繍枠は手芸店や100円ショップで販売されており、さまざまな種類があるため、作りたい作品に応じて選ぶことがポイントです。

刺繍枠の形状について

刺繍枠には、主に2種類の形状があります。

代表的な形状は「円形」の刺繍枠

もっとも代表的な刺繍枠は円形です。丸い枠内に収まるような、比較的小さなイラストや模様を作りたいときに適しています。丸い枠内いっぱいに刺繍する場合は、布をずらして挟み直す必要があるため、枠内に図案が収まるかどうか事前に確認しておきましょう。

広く使うなら「四角形」もおすすめ

四角形の刺繍枠を使用すると、円形よりも広い面積で刺繍できるようになります。大きめの図案を使用する場合や、四隅まで模様を入れたいときなどに適しています。刺繍枠の枠を超えて刺繍する場合は、円形と同様に一度布をずらして挟み直す必要があります。

刺繍枠の素材について

一般的に市販されている刺繍枠の素材は2種類あります。

ホールド力が強い「木製」

ヒノキやケヤキなどの木製でできた刺繍枠は、プラスチック製のものよりもホールド力に優れており、布地をしっかり挟んで固定できるのが特徴です。刺繍するときに布地の張りが緩くなりにくいため、針を進めやすくなります。また、ナチュラルでおしゃれな見た目のため、刺繍した後にそのまま飾りたいときにもおすすめです。

軽くて扱いやすい「プラスチック」

プラスチック製の刺繍枠は、木製と比べて軽くて扱いやすいといった特徴があります。長時間刺繍する場合でも、軽い刺繍枠を使用すれば手が疲れにくくなります。また、湿気の影響を受けにくく、保管場所にも困りません。ただし、厚い布地を挟もうとすると、プラスチック部分が割れるおそれがあるため注意が必要です。

刺繍枠のサイズについて

刺繍枠にはさまざまなサイズがあり、用途に合わせて選ぶ必要があります。
一般的なサイズは8cm〜15cmですが、刺繍の大きさに合わせて選ぶようにしましょう。

ワンポイント刺繍には8~10cm

8〜10cmの手のひらサイズの刺繍枠は、ワンポイントの刺繍に適しています。小さく持ちやすいため、片手で刺繍枠を固定しながら針を進めやすいことが特徴です。初心者の方は、8〜10cmの刺繍枠を選ぶのがおすすめです。

初心者の方〜大きめデザインには12~15cm

一般的な大きさ〜大きめの刺繍をしたい方には、12〜15cmのサイズがおすすめです。刺繍枠内の面積が広くなるので、刺繍できる模様やデザインの幅が広がります。ただし、14cm以上になると手に持ちにくくなるため、刺繍にある程度慣れてきてから使用するようにしましょう。

刺繡枠のセット方法の種類について

ここからは、刺繍枠に布地をセットする方法を紹介します。布の厚みやご自身が使いやすいものを選ぶようにしましょう。

いろんな布に対応した「ねじ式タイプ」

ねじ式タイプでは、上下の枠内に布地を挟んで、ねじを締めながら布を張っていきます。ねじを締める強さを調整できるので、薄手〜厚みのある布地までしっかりホールドできるのが特徴です。布地を挟んでねじを緩く締めたあと、枠の外に出た布地を左右上下に引っ張ってからねじをきつく締めると、刺繍しているときに布地がよれにくくなります。

使いやすさ重視なら「ワンタッチタイプ」

ワンタッチタイプでは、下枠と上枠の間に布地を挟んではめ込むだけで、布地を固定できます。ねじを調節する必要がないので、初心者の方にも扱いやすいのが特徴です。ただし、ねじの締め具合を調整できないため、厚い布地をセットできない、あるいはしっかり張れないことがあります。

慣れたら便利な「ロールタイプ」は上級者向け

ロールタイプでは、上下の横棒に布を巻き付けてから、テープや糸で布地を固定します。四角形の枠に刺繍したい場合や、薄手・厚手の両方の布に対応した刺繍枠を購入したい方におすすめです。ただし、ねじ式やワンタッチタイプの刺繍枠と比べると、布を巻き付けて張るためのコツが必要になるので、中級者〜上級者さんに適しています。

刺繍枠の上手な選び方

形状や大きさ、素材などさまざまな種類がある刺繍枠ですが、自分に合った刺繍枠はどのように選べばよいのでしょうか。ここからは、初心者さんに向けて刺繍枠の選び方についてご紹介します。

壊れにくい「木製タイプ」を最初は選んでみて

木は伸縮性があるため、厚めの布地を挟んでも枠部分が割れにくくなっています。枠部分と布地がぴったりと密着するため、布地を張りやすく刺繍がしやすくなります。長く使用したい方には、木製タイプの刺繍枠を選ぶのがおすすめです。お試しでチャレンジしてみたい方には、プラスチック製もおすすめです。

刺繍枠のサイズは8~13cmがおすすめ

刺繍枠のサイズが大きいと手にフィットしにくいため、針を進めにくくなる場合があります。初心者の方は、8〜13cmのサイズのものから始めるとよいでしょう。8〜13cmであれば、小さな図案やワンポイント刺繍がおすすめです。

刺繍枠の使い方

刺繍枠の使い方をご紹介します。今回は「ねじ式タイプ」の刺繍枠を使用しています。

手順

  1. 刺繍枠を外して、下枠の上に布を置いてから上枠を乗せます。下枠と上枠を合わせて、はめ込みます。

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  2. 刺繍枠の外に出た布を引っ張りながら、刺繍枠のねじを締めます。

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  3. 布地がピンと張れたら完成です。

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  4. 刺繍するときは、針を持っているもう片方の手で刺繍枠を持ちます。

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刺繍枠をさらに詳しく

初心者の方のための刺繍の準備と基本 

自分に合った刺繍枠を手に入れたら、さっそく刺繍を楽しんでみましょう。こちらの記事では初心者の方にも分かりやすく、刺繍の基本について解説しています。色々なステッチ方法や道具について詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

刺繍の準備を基本を見る

綺麗な仕上がりを目指すのなら刺繡枠を活用してみて

刺繍枠は、刺繍針を刺しやすくして、仕上がりをキレイにするためのアイテムです。形状やサイズ、素材には種類があるので、刺繍の大きさや布の厚み、使い勝手の良さなどを基準に選ぶことがポイントです。

初心者さんの場合は、持ちやすい8〜10cmのサイズを選び、布地をしっかりホールドできる木製タイプの「ねじ式タイプ」または「ワンタッチタイプ」の刺繍枠がおすすめです。刺繍枠を使って、色々な刺繍作品に挑戦してみてくださいね。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。