ヨーロッパでは、ドアリースを飾るのはただ可愛いからではなく、魔除けの意味があるそうです。
玄関ドアにリースをかけて、出かけたら帰ってくる。永遠に途切れることなく、家族全員が、今日も無事に家に帰ってき続けますように。そんな風に、終わりのない形のリースは「永遠」の意味を兼ね揃えています。こうして家族のことを想いながらリースを飾る、とてもステキな考え方だと思いませんか?
日本らしく季節に合わせたリースを手作り
日本でリースといえば、クリスマスリースをイメージされる方が多いと思いますが、今回はヨーロッパの風習にならって、家族の帰りを出迎えるリースを、それでいて四季のある日本らしく夏らしい花材を選んで軽やかな夏のリースを手作りしてみましょう。
ひまわりの3連リースの作り方
花材はアーティフィシャルフラワーが軽くて扱いやすいと思います。質感の良いものを選びましょう。最近では100円ショップでも様々な素材のアーティフィシャルフラワーが販売されていますね。ビニール素材のものより布素材の方がホコリを寄せ付けません。
材料
- 花材 リース 3個
- アーティフィシャルフラワー(ひまわり3輪、紫陽花 2色3輪、アイビー 適量)
- リボン
道具
- はさみ(ワイヤーをカットできるもの)
- グルーガン
作り方
- ひまわりは茎と花をハサミでカットします。あまり根本ギリギリでカットせず、1cm程度首が残っていた方が角度をつけやすくなります。
- 紫陽花2色は、それぞれ3つのパーツに分けます。今回はデニム素材のアジサイを使用しました。
- 3つのリースにそれぞれのパーツをグルーで取り付けていきます。グルーガンは高温になりますので取り扱いには十分注意してください。糸が引いてしまってもあわてて引っ張らないようにしましょう。どこまでも糸が伸びてきてしまいます。気にせず作業を進めて、冷めてから手で取るとポキッときれいに取れます。3つ作りますので、左右それぞれと真ん中にポイントを持ってくるなど、工夫してみてください。
- それぞれをリボンでつなぎ合わせます。長さはお好みでカットしてください。リボンのつなぎ目は、正面から見た時に見えないよう、裏側でしっかりと止めておきましょう。
ドアリースの飾りつけのポイント
玄関ドアに取り付ける場合、玄関のたたきの部分が一段高くなっていることが多く、ドアとのバランスを考えると目線より高い位置に取り付けると思います。パーツを取り付ける位置を確認する際は、目線より上に持ち上げて下から見上げるようにしてチェックしましょう。
ひまわりは太陽に向かって咲く花として知られていますが、リースを正面から見て、すべてのお花が全く同じ方向を向いていないように、少し横を向かせたり、角度をつけてリズミカルに配置しましょう。
なんとなく、ドアにリースを飾るときは中心に飾るものと思い込んでいませんか?でもリビングの入口ドアに飾る場合、ガラスがはめ込まれている場合も多いですよね。ガラス面に取り付けると、外した時に粘着剤が残ってしまう心配があります。そんな時はあえて中心に取り付けるのではなく、少し横にずらして飾ってみましょう。ガラスの直線を活かした、縦に長い3連リースならではの飾り方といえますね。
夏の花材、朝顔やハイビスカスでのアレンジ
今回はひまわりで制作しましたが、お花を朝顔に変えてつるを3つのリースにからめても夏らしい涼しげなアレンジができます。また、晩夏に差し掛かってきたころには、ほおずきをあしらっても素敵です。ハイビスカスやプルメリアを使えばハワイアンテイストに仕上げることができます。お好きなインテリアのテイストに合わせてお選びください。
リボンの素材もせっかくですから、夏らしいものを選びたいですね。オーガンジーや麻などがおすすめです。
夏は造花やアーティフィシャルフラワーが活躍します
夏は気温のせいで生花を飾っても長持ちしない、お水が傷みやすいなど扱いづらいものです。そんな時は、アーティフィシャルフラワーで代用して、暑い季節にもお花を愛でる楽しみを忘れないでくださいね。
クリスマスにぴったりなハンドメイドキット販売中♪
Craftieでは、クリスマスにぴったりなハンドメイドキットを販売中です。必要な材料が全て揃っているので、すぐに制作を楽しむことができますよ。作り方も詳しく掲載しているので、ハンドメイド初心者の方にもおすすめです。