お部屋の壁面をおしゃれに彩るタペストリー。中でも、海外のクリエイターたちから火がついて日本でも編み物や手芸が得意な人たちの間で知名度が高まりつつあるのが、毛糸を自由に編んで作るウィービングタペストリーです。
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マクラメのアイテム作りには、Craftie Homeのキットがおすすめです。制作に必要な材料が揃っているので、届いたその日に制作できるのも嬉しいポイント!タペストリーやハンギングなど、お好みのアイテム作りを気軽に楽しめます。はじめてのマクラメに、ぜひお役立てください♪
壁面をアーティステックに飾るインテリア『ウィービングタペストリー』
海外では、手織り物を意味するweaving(ウィービング)と呼ばれることも。また、タペストリーという言葉は、もともとフランス語のtapisserie(タピスリー)が語源と言われており、室内装飾用の織物のことを指します。
タペストリーの歴史は大変古く、紀元前の古代エジプトでは、その原型が既に作られていたようです。ヨーロッパでは、高価な芸術品として14世紀頃のフランス・フランドル地方を中心に、盛んに生産されていました。
そんな長い歴史のあるタペストリーですが、現在は身近な材料を使って自宅で気軽にトライする人も増えています。今回は、ものづくり初心者の方でも挑戦できるような、シンプルなウィービングタペストリーの作り方をご紹介します。
初心者の方やまだ道具をお持ちでない方におすすめしたいのが手作りキット。必要な材料や道具が揃っているので、気軽にチャレンジすることができます。お好みのキットを見つけてくださいね。
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手織りに必要な織り機も手作りできます
ウィービングタペストリー作りに使う織り機には、上の写真のように専用のものが存在するのですが、ご家庭で今すぐ試したい!という方は、段ボールと麻ひもで代用して手作りしてみましょう。
段ボールの編み機の作り方
作り方
- 作りたいタペストリーの幅に合わせて段ボールを四角にカットします。
- 上下ともに1cm感覚で、深さ1cm程度の切り込みを入れます。※最後に麻ひも(縦糸)を2本ずつ結ぶ工程があるので、切り込みは出来れば偶数にしておきましょう。
- 切り込みに引っ掛けながら麻ひもをぐるぐると巻きつければ、即席の織り機が完成です。
アイデア次第で自由にハンドメイド!ウィービングタペストリーの作り方
まずは、一番簡単な『平織り』での作り方をご紹介します。
毛糸は太めのタイプが作りやすくおすすめ。ポコポコした変わり編みの素材なら、立体感と独特なニュアンスのある仕上がりになります。色々な太さや色の毛糸を何種類か組み合わせてみましょう。
ウィービングには色々な素材が使われますが、作家さんおすすめの材料を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
材料
- 麻ひもを巻きつけた織り機
- お好みの毛糸
- 毛糸用の針(アメピンでも代用可能) 1本
- タペストリーを壁掛けするための木の棒 1本
- 壁掛け用のリボンもしくは紐
- 目の荒いくし
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作り方
- まず、タペストリー下部のフリンジを作ります。毛糸を2本好きな長さに切って、まとめて二つ折りにします。輪になった部分を織り機の左端の麻ひもの下にくぐらせ、毛糸の端を輪に通し、下に向けてギュッと引っ張るとフリンジができます。ここでは麻ひも一本に対して毛糸を2本ずつ通しましたが、お好みで本数を変えてみてください。毛糸以外にもリボンを入れてみるなど異素材を使っても可愛いので、自分好みのフリンジを作ってみましょう。
- 全ての麻ひもにフリンジを付け終わったら、長さをざっと揃えておきます。
- 毛糸用の針もしくはアメピンに毛糸を通し、左端から織り始めます。毛糸を麻ひもに上下交互になるようにくぐらせていきます。
- 目の荒いくしでくぐらせた毛糸を下に押し付けるようにして、隙間が空かないように織っていきます。右端まで織ったら折り返し、同じ作業を繰り返します。
*ポイント
カラフルなタペストリーにしたい場合、又は毛糸が足りなくなった場合などには、途中で毛糸を変えてみましょう。毛糸の端は後で処理をするので、織り機の端(端以外で変える場合は裏側)に5cmほど残して出しておきます。
- 上の写真の白い毛糸のように、糸の端が麻ひもの下に来るようにして終わってしまった場合は、下の写真のように、もう一度麻ひもに巻きつけて、端の麻ひもが見えないようにしておきましょう。(黄色い毛糸の方はこのままで大丈夫です)
また、色の違う2本の毛糸の端を、写真のようにテープとヘアピンで固定しくるくると交差させていくと、模様のある毛糸ができます。これを編み込むと、また違った表情が出て素敵ですね。
もこもことした羊毛やラメの入った紐を編み込んでみたりすると、異素材がミックスされユニークな雰囲気が出ます。編み方にも様々なバリエーションがあるので、基本をマスターしたら挑戦してみましょう。
- 好みの長さまで織ったら織り機を裏返し、麻ひもを中心で全てカットします。織り機をはずし、上側の麻ひもは、壁掛け用の木の棒に結んで固定します。下側の麻ひもは、それぞれ隣同士固結びし、端を短く切ります。
- 端に出しておいた毛糸は、裏側から編み目に織り込んで処理し、余分な毛糸を切ります。麻ひもに固結びして解けないようにすることもできます。
- 木の棒の両端に、壁掛け用のリボンもしくは紐を結び付けたら、完全です!ラフなフリンジがこなれた感じを出してくれるので、ナチュラルなインテリアとも相性抜群です。その他にも、ポンポンをデザインのアクセントとして加えたり、ウッドビーズなどを編み込んだりして立体感をプラスしてもいいですね。
極太毛糸や古着・古布など、糸状の素材で様々なアレンジができます
海外の編み物ファンの間で最近人気が出ているのが、『スーパーバルキーヤーン』と呼ばれる超極太の毛糸。このスーパーバルキーヤーンをウィービングタペストリーに取り入れると、モコモコとしたボリューム感で作品のアクセントになります。
また、端切れや着なくなったTシャツなどをカットして糸に仕上げたら、ウィービングタペストリーに編み込むこともできます。捨てられない思い出のお洋服も、タペストリーとしてインテリアに生まれ変わるという素敵なアイデアです。
基本の編み方をマスターすれば、様々なインテリアを作ることができます。小さな織機で織り上下を両方フリンジにすることで、もこもことした温かみのあるコースターも作れます。冬のコーヒータイムが楽しくなりそうですね。
自由でクリエイティブな発想で、ぜひウィービングタペストリーに挑戦してみてください。まるでおしゃれな雑貨屋さんのようなインテリアが出来上がるかもしれません。
その他、ウィービングタペストリーのレシピはこちら
他にも、ウィービングタペストリーのレシピや道具の揃え方など、関連記事を読みたい方はこちらから。→ウィービングタペストリーのレシピ
織物の作り方をワークショップで学ぼう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。
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「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がないなぁ・・・」という方はまずは必要なものが入っている手作りキットからチャレンジしてみませんか?ぜひ、お好みのキットを探してみてくださいね。
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