細くて少し光沢があり、とても繊細で綺麗なレース糸。今回は、レース糸でドイリーの編み方を紹介します。糸が細くて難しそうなイメージがありますが、編みやすくなるコツやポイントもご紹介するので、初心者の方もチャレンジしてみてくださいね。
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ドイリーとは?
机の上に敷く敷物のことです。糸や布、紙製のものなど素材は様々です。レースや刺繍がされている事が多く、花瓶の下などによく敷かれています。ドイリーがあるだけで、部屋の雰囲気が可愛らしくなりますよ。
ドイリーのデザインは?
ドイリーにも円形のもの、四角や三角のものなどあらゆるデザインがあります。
編み図を見ると細かくて難しそうですが、同じ編み方を繰り返すことが多いので慣れればとサクサクと編めてしまいます。
今回は花びらのような形が可愛い円形のドイリーの編み方をご紹介します。
ドイリーの材料と編み図
今回使う編み図記号です。
編み図
編み図記号は下記の通り。
今回のドイリーの編み図は下記です。
編み図やかぎ針編みの編み方の基礎はこちらのページにまとめています。これらの技法を使って編んでいきますので、はじめての方、基本に不安がある方は最初にこちらをお読みくださいね。
ドイリーの編み方
作り方
- まずはレース糸をぐるぐるっと2回巻いて輪を作り、レース針を入れます。
- 糸を掛けて引き出します。
- もう一度、糸を掛けて引き抜けば作り目の鎖編みが編めます。
- 〈1段目〉を編みます。鎖編みを3目編みます。レース針に糸を掛けて引き抜けば鎖編みが1目編めます。
残りの鎖編み2目編むと立ち上がりの鎖編みが完成です。 - 次に長編みを11目編みます。長編みの編み方は、まず糸をレース針に掛けて、輪の中に入れます。
糸を掛けて引き出します。この時レース針には糸が3本掛かっています。
続けて糸を掛け手前の2本通します。
さらに糸を掛けて全て通せば長編みの完成です。
- 残り長編みを10目します。作り目と合わせて全部で12目あります。
- 真ん中の隙間を閉じていきます。円の真ん中にある2本の糸どちらかをゆっくりと引っ張ります。するともう片方の糸がシュルシュルと縮まっていきます。
- もうこれ以上は引っ張れないようになったら、編みはじめの糸を引っ張ってください。これで真ん中の円がまとまりました。
- 最初の鎖編みの3目目に引き抜き編みをすれば1段目の完成です。
- 続いて〈2段目〉に入ります。鎖編みを4目編みます。
- 同じ目に長編みを編みます。
- 円を大きくするために増やし目をします。今回は少し隙間を空けてレースらしさを出したいので『鎖編み→長編み』を1目に編み入れます。編み目が24目になります。
2段目最初の鎖編みの3目目に引き抜き編みをすれば2段目の完成です!
- 次に〈3段目〉です。3段目からはネット編みをしていきます。3段目は『鎖編み5目→1目空けて細編み1目』を繰り返します。
- 最後だけ『鎖編み2目→長編み1目』をします。最後長編みで終わることで編み終わりが上に来て次を編みやすくなります。
- 続いて〈4段目〉です。『長編み7目→細編み1目』を繰り返します。細編みをするところですが、隣のネット編みの束に編み入れます。
- 最後は『鎖編み4目→長編み1目』を編みます。
- 次に〈5段目〉です。『鎖編み9目→細編み1目』を繰り返し最後だけ『鎖編み5目→長々編み1目』で編みます。
- 5段目が編めたら〈6段目〉です。『鎖編み11目→細編み1目』を繰り返して、最後だけ『鎖編み7目→長々編み1目』を編みます。これでネット編み部分は完成です。
- 最終段の〈7段目〉です。ドイリーの輪郭部分を編みます。まずは鎖編みを3目します。
- ネット編み部分に長編みを4目、細編み部分に長編みを1目編みます。次からはネット編み部分に長編み10目、細編み部分に長編み1目を繰り返します。
- 一周し、最初のネット編みまで編めたら、長編み5目して引き抜き編みをしてドイリーの完成です!
仕上げにスチームアイロンを当てるときれいに仕上がります!
ドイリーの使い方
今回は花瓶の下に敷けるサイズのドイリーを編みましたが、ドイリー以外の使い方もあります。
麦わら帽子に貼り付けたり、たくさん編んでガーランドとしてお部屋のインテリアにしてもかわいいです。
糸の太さを変えると使い方の幅が広がります。レシピでは20番のレース糸で編みましたが、40番のレース糸(黄緑)で編んでみるとさらに繊細になり、こんなに可愛らしくなります。
レース編みの編み方のコツ
レース編みは糸が細い為、編む力がバラバラになると糸がよれよれに見えてしまいます。均等の力で編めるように、最初は鎖編みの練習をするといいですよ。何回も練習しているうちに自分の力加減や自分に合ったレース針のサイズなどが分かってきます。
ドイリーなどを編む際に最初からレース糸で編むのではなく、太めの毛糸で練習するのもおすすめです。
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