何枚あっても便利なベビーグッズのひとつが、赤ちゃんのよだれを吸い取って、洋服や周りが汚れるのを防いでくれる『ベビースタイ』です。
エプロンのように首から下げるものや、昔話の金太郎のような前掛け風、食べこぼし用のポケットがついたシリコン製品などさまざまなデザインが見られますが、今回は、お花のようなデザインがかわいい、付け襟風のベビースタイの作り方をご紹介します。
よだれかけに見えない、上品にもかわいらしくもなるデザイン
今回ご紹介するベビースタイは、エプロンや前掛けとは違い、一周ぐるっと同じ形状になっていて、上からみるとお花のようなデザインになっています。こういった形状のスタイは、赤ちゃんが動きまわってスタイが回ってしまっても、回ったところの生地でよだれを吸い取れるので『くるくるスタイ』とも呼ばれています。
見た目はいわゆるよだれかけというよりも、つけ襟のような印象ですので、明るい色柄で作ればかわいらしく、落ち着いた色柄で作ればお出かけ着や晴れ着にも合う上品なスタイルにもなります。
材料も少なく簡単に作れますので、お気に入りのベビー服に色柄を合わせた専用のスタイを作ってみるのも楽しそうです。
付け襟風のおしゃれなベビースタイの作り方
それではさっそく作ってみましょう!
材料
- ガーゼ生地 30×30cm 3枚(表地用1枚、裏地用1枚、芯生地用1枚)
- スナップボタン(縫い付け不要で、生地に穴を開けるだけで付けられるタイプを使用)
- ミシン糸(60番)
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道具
- 布切りハサミ
- 糸切りハサミ
- ミシン針(普通地用)
- 目打ち又はキリ
- ミシン (ミシンを持っていない方はおすすめミシンの記事も見てみてください。)
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生地はお好みのデザインのものを選んでください。芯生地用のガーゼは外から見えなくなるので、使わなくなったガーゼなど色柄の合わないものでもOKです。表地・裏地が薄い色の場合は、透けないように芯生地も薄い色にします。
作り方
- 型紙を作ります。写真を参考に、紙を半分に折り、わになっている方に半分だけペンで描いていきます。首回りになる半径約5〜5.5cm(お手持ちのスタイなどで、首回りのサイズを確認すると安心です)の円を書き、その円から最長約7〜8cmくらいになるように花びらを描いていきます。
- 半分に折った状態のまま、ハサミで型紙を切ってください。広げると写真のようになります。
- 表生地、裏生地、芯生地を重ねて半分に折りたたみ、わの部分に型紙を合わせてラインを引きます。このラインが出来上がり線になります。
- ラインから約1cm外側を裁断します。この1cm分が縫い代になります。
- 裁断した布を広げて、下から芯生地(表裏なし)→表地(表を上に)→裏地(裏を上にして中表になるように)の順に重ね合わせます。
- 引いたライン(出来上がり線)に合わせて縫っていきます。柔らかい生地なので手縫いでも大丈夫です。返し口として、5cmほど縫わずに空けておきましょう(写真の赤いラインを参考に)。
- 返し口以外が縫えたら、下の写真のように、カーブが急な部分の縫い代に切り込みを入れます。切り込みを入れると表に返した時に縫い代が引きつらず、カーブの形が綺麗に整いやすくなります。
- 返し口部分からひっくり返し、表を出します。
- 返し口部分を縫います。
- 仕上げに、穴を開けてスナップボタンを取りつけます。
- 完成!
色柄を変えてリバーシブルなデザインも楽しめます
表地と裏地として説明しましたが、ひっくり返してリバーシブルで使ってもOK。表と裏で柄を変えれば、1枚で2種類のコーディネートが楽しめます。
成長に合わせて長く使えるサイズ調節の方法
首回りを少しだけ大きめに作って、スナップボタンを2つ付けたり、スナップボタンの代わりにマジックテープを使ったりすると、成長に合わせたサイズ調整ができるので便利です。
イベントの手作り衣装や、晴れの日用にも応用できます
今回はお花のようなデザインをご紹介しましたが、ギザギザ型にすればピエロの衣裳風にもなります。ハロウィンなどイベントの時には、緑色のギザギザをフルーツや野菜のヘタに見立てて、コスプレ風コーディネートに挑戦してみるのも楽しいですよ。
逆に、形を付けずにシンプルな丸いスタイを作るのもおすすめです。ガーゼで作った蝶ネクタイを付けたり、外側にコットンレースを挟んで“晴れの席用”スタイに仕立てたり、市販されているお肌にやさしいアップリケや飾りテープなども上手に使ったりして、かわいく仕上げてあげましょう。
市販品で赤ちゃんのお肌にやさしいベビースタイとなると、それなりに高価なものも多いですが、この通り意外と簡単に自作できて、デザインのアレンジもしやすいのです。親しい方の出産やハーフバースデーなどのお祝いとして作ってあげるもよし、ママやパパ自身もぜひ、お気に入りのガーゼ生地でお子さんにたくさんスタイを作ってあげてはいかがでしょうか。
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