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刺し子とは?基本のやり方と道具、初心者おすすめキットをご紹介

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ひと針ひと針、刺すごとに模様ができ上がる様子が楽しい刺し子。元々は暮らしの知恵として広まった伝統刺繍ですが、最近では模様のデザインを楽しんだり、趣味として楽しんだり、さまざまなシーンで取り入れられています。

この記事ではそんな刺し子について、詳しく解説。初心者の方はもちろん、すでに刺し子を楽しんでいるという方も、ぜひ刺し子の基本について知っておきましょう。 

刺し子とは?

刺し子とは、今から約500年前に布の補強や寒さをしのぐための暮らしの知恵として広まった伝統手芸です。当初は藍色の布に白い糸で刺す手法が主流だったと言われていますが、現在ではさまざまな色合いの糸や布で行われ、自由な発想で刺し子を楽しむようになりました。

刺し子のアイテムを見る

刺し子に必要な材料と道具について

刺し子をはじめるときに必要な道具についてご紹介します。

刺し子糸

刺し子には、通常「綿素材」の糸を使用します。刺し子糸の色や種類によって仕上がりが変わるので、お好みの刺し子糸を探してみてください。

綿100%の刺し子セットはこちら

単品刺し子糸はこちら

グラデーションになっている刺し子糸は、同じように刺していくだけで、途中で色が変わっていく過程を楽しめます。

くすみカラーのグラデーション糸

レッド&緩やかピンクのグラデーション糸

また、25番の刺繍糸も豊富な色が揃い、程よい太さで刺し子に適しています。刺し子糸でお好みのものが見つからない場合は、25番刺繍糸で試してみるのも良いでしょう。

25番刺繍糸を見る

刺し子布

刺し子はお好みの布で楽しむことができますが、張りのある木綿が刺しやすくおすすめです。補強や防寒が目的の当初は2枚の布を重ねて刺す手法が一般的でしたが、現在では1枚布で楽しむ手法もあります。初心者の方は、はじめから図案の入った刺し子布を選ぶと、手軽に美しい模様を刺すことができます。

印刷済みの刺し子布を見る

刺し子針

刺し子をする際は、通常の手芸糸よりも長く、針穴が大きいものを選ぶのがおすすめです。専用の刺し子糸として販売されているので、そちらを選ぶようにしましょう。長さは48mm、65mmくらいのものが扱いやすくなっています。

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その他の道具について

その他にあると便利な道具についてご紹介します。

  • 糸切りハサミ……糸を切る際に使います
  • チャコペンシル……布に図案を描く際に使います
  • チャコペーパー……布に図案を写す際に使います
  • 裁ちハサミ……布の裁断に使います
  • 定規……布の裁断や、仕立て、図案を描く際に使います

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刺し子の刺し方について

刺し子の刺し方についてご紹介します。基本的な刺し方や、糸の始末方法を知っておくことで、より幅広い作品作りに応用することができます。

一目刺し

一目刺しとは、運針(なみ縫い)で縦横斜めと一定方向に刺していく手法です。一目の幅が大きく曲線がないので、初心者の方も刺しやすいのが特徴。一定方向への刺し方を繰り返すことで、まるでテキスタイルのようなデザイン模様を楽しむことができます。

模様刺し

※楽天市場のページが開きます。

模様刺しとは、一定方向に刺す一目刺しに対し、さまざまな模様を運針(なみ縫い)で刺していく手法です。直線だけでなく曲線を入れたり、一針の幅を狭めたりすることで、より幅広いデザイン模様を楽しむことができます。一目刺しに慣れてきたら、模様刺しに挑戦するのも良いでしょう。

刺し始め

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刺し子は、玉結びをして始末することもできますが、ふきんなど裏面も綺麗に仕上げたい場合は玉結びを作らずに始末をします。刺し始めは、スタートしたい刺し始め地点よりも3針先の裏面から針を出し、3針重ねて刺します。

刺し終わり

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刺し終わりも、刺し終わりたい地点から3針重ねて刺し戻し、裏面で終わりましょう。始めと終わりを3針ずつ重ねることで、玉結びや玉留めがなくても糸が抜けなくなります。

糸の変え方

糸が足りなくなったときや途中で糸を変えたいときは、刺し始め・刺し終わりと同じ要領で、3〜4針戻ったところから重ねて刺します。糸の色が変わり重ねたくないときは、前の糸を3針戻って刺し終わり、新しい糸は3針先から刺し始めるようにします。

巾着やファブリックポスターなど、裏面を見せないアイテムは玉結びと玉留めで始末をすることもできます。玉結びと玉留めのやり方は、こちらの記事をご覧ください。

玉結び&玉止めの簡単なやり方

綺麗に刺すための針目としごきについて

刺し子の刺し目をきれいに仕上げるためには、糸をしごくことと、針目をきれいに揃えることが大切です。しごき方は、布を両手の親指と中指で挟むように持ち、親指で刺し目を優しくなぞるように撫でて馴染ませます。

また、針目は長さを揃えて同じ感覚になるよう刺していくことで、美しい仕上がりになります。

刺し子の模様について

刺し子は暮らしの知恵として広まっていくなかで、日本各地で手の込んだ模様が生まれました。昔から親しまれている伝統模様は、現在でも刺し子の定番模様として知られています。また、作家さんなどが考案するオリジナルの創作模様は、現代風のアレンジとして人気です。今回は刺し子の伝統模様を3つご紹介します。

シンプルな伝統模様「柿の花」

横と縦の2方向で完成するシンプルな模様です。花刺し、花十字と呼ばれることもあります。図案もシンプルで刺しやすい手軽さから、はじめて刺し子に挑戦する方におすすめです。

小さな模様が並ぶ様子がかわいい「米刺し」

「お米が豊作になりますように」という思いが込められている伝統模様です。その名の通りお米が並んでいるような模様がかわいく、伝統模様でありながら現代風のアイテムにも取り入れやすくなっています。

刺しごたえのある「十字花刺し」

一目刺しの伝統柄の中でも、代表的な模様です。少し複雑な図案ですが刺しごたえがあるので、刺し子に慣れてきた頃に挑戦してみたい模様のひとつ。存在感がありワンポイントに入れてみるのもおしゃれです。

初心者さんも安心♪ 刺し子のおすすめキット

刺し子は少ない道具ですぐに始めることができますが、専用の針や糸、図案がセットになっているキットなら、すぐに制作できるのでおすすめです。はじめての方にもおすすめできる刺し子のキットをご紹介します。

必要な道具が全て揃う!刺し子のスターターキット

Craftie Homeがおすすめする、刺し子のスターターキットです。キットでは5つの図案を練習しながら、ファブリックポスターと2つのミニ巾着が作れます。

分かりやすくまとめた紙レシピと、いつでも見れる作り方動画も一緒にお届けします。さらに、刺し子布には水で消える図案が予め印刷されているので安心。自分のペースで刺し子を楽しめるのが嬉しいですね。ハンドメイド初心者の方でもはじめやすい内容になっています。

刺し子キットをさらに詳しく

刺し子のおすすめアイテムを見る

刺し子で日本の伝統手芸を楽しもう!

刺し子は日本ならではの伝統手芸で、ひと針ひと針刺し進めながら模様を作っていく過程が魅力的です。手軽にはじめることができるので、身近なアイテムを刺し子で彩ってみてはいかがでしょうか?

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。