ゆらゆらと揺れる炎に心を癒されるキャンドル。先端に灯る炎を見ているとリラックスするので、ストレスの緩和や集中力アップにも役立ちますね。
キャンドルに使われる素材には複数の種類があり、なかでも大豆を原料としたものが「ソイキャンドル」です。今回は、ソイキャンドルの特徴や使い方について解説します。
ソイキャンドルとは?
ソイキャンドルとは、その名の通り大豆(ソイ)から抽出した植物性油(ワックス)を原料として作るキャンドルのことです。
一般的なキャンドルの多くは石油系(パラフィン)で作られているため、火を消したときに人工的なにおいを発しますが、純度100%のソイワックスは人工的なにおいがありません。
ソイキャンドルの特徴
ソイキャンドルの原料であるソイワックスは、環境に優しいところが魅力です。お子さまやペットのいるご家庭でも安心(※)してご使用いただけます。さらに、燃焼時にススや煙が出にくく、家具やお部屋が汚れる心配もありません。
ソイワックスは融点が低いため、ロウが液体化するのが早く、短時間で香りが広がります。また、パラフィンワックスと比べてゆっくりと燃えるため、癒しの時間を長く楽しめます。
※…キャンドルに使用されるアロマオイルのなかには、人には無害でも動物には有害なものがあります。アロマソイキャンドルを使う・作る場合にはご注意ください。
ソイキャンドルを長く楽しむ使い方
正しく扱えば、ソイキャンドルはより長持ちします。これからご紹介することを参考に、日々の生活にソイキャンドルを取り入れてみてください。
芯の部分をカットする
火をつける芯の部分が長すぎると、火力が強くなってしまい芯が早く燃えてしまいます。また、火力が強いまま使用すると、ロウの中心部分だけが溶けていき、陥没する原因にも。
使用する前は、芯の長さを約3〜5mmにカットしてから火を付けるようにしましょう。
火は芯の根元に付ける
火を芯の先端に点けてしまうと、芯が焦げたり、芯だけが燃えて途中で火が消えたりする可能性があります。
点火するときは、芯をまっすぐに立ててから芯の根元に点けるようにしましょう。このとき、柄の長いライターやマッチを使うと根元に点けやすくなるのでおすすめです。
使用時間は2~3時間を目安に
使用時間はロウの表面が均等に溶けていく2〜3時間が目安です。固まったときに滑らかになり、見た目がきれいになるだけでなく、次回の使用時に火を点けやすくなります。
反対に、燃焼時間が短いとワックスの中心だけが溶けて陥没し、次回使う際に火が点けづらくなってしまいます。ロウの中に芯が沈んでキャンドルが使えなくなる可能性があるので注意が必要です。
吹き消さない
火を消すときは、ピンセットや竹串、割り箸などを使って、溶けたロウの中へ浸けて消しましょう。息で吹き消すと、ロウが飛び散ってしまうことがあります。ただし、竹串や割り箸などの燃えやすいものを使用するときは、燃え移りに十分注意してください。
香りに癒やされる、アロマソイキャンドルの作り方
はじめての手作りキャンドルに使用するソイワックスは、フレーク状のものが扱いやすくておすすめです。
ソイワックスを湯煎で溶かし、好きな香りの精油をプラス。その後、芯を固定したキャンドルグラスへとソイワックスを流し入れ、完全に固まったら完成です。
詳しい作り方については、こちらの記事でご紹介しています。
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ソイキャンドルで癒やしの時間を楽しんで
ソイキャンドルは火を灯してもほとんどススや煙が上がらず、ゆったりとした癒やしの時間を過ごせます。燃えているときや火を消すときの匂いも少ないため、キャンドル本来の香りを楽しめることも魅力です。
リラックスタイムやお部屋に雰囲気を出したいときには、環境にも優しいソイキャンドルを使ってみてはいかがでしょうか。揺れる火のぬくもりと優しい香りに癒やされてくださいね。