「編み物を始めてみたい!」と思われている方。編み物といっても様々な方法と種類がありますし、どんな道具を買ったらいいのだろうと迷われていませんか?
編み方によって、ベストな編み棒も変わってきます。今回は、そんな編み物初心者の方向けに、編み棒、特にかぎ針の選び方についてお話ししたいと思います。
かぎ針編みのスターターキットで2種類のコースターを作ろう♪
Craftie Homeでは、初心者の方でも挑戦できるかぎ針編みのスターターキットを好評販売中です。必要な道具が揃っているので、届いたらすぐに作れるのがポイント。基本の編み方をマスターしながら、2種類のコースターを制作できます。作り方動画で編み方を分かりやすく解説しているので、自分のペースで作ることができますよ♪
初心者の方におすすめの『かぎ針編み』
編み方には、大きく分けると『かぎ針編み』と『棒針編み』の2種類があります。
どちらから始めようか迷ったならば、まずは『かぎ針編み』から始めることをおすすめします。
なぜなら、かぎ針編みは、かぎ針・毛糸・とじ針・はさみ、この4点の道具さえあれば始められる手軽さがあり、短時間で編めるような小物を編むのに向いているからです。
かぎ針とは?
かぎ針は先端がフック状になっています。これをペンのように持ち、フックに糸をかけて引き抜くことで編み目を作っていきます。
素材は、金属・竹・プラスチックなどがあります。金属製のものがよくお店でも見かけると思いますが、丈夫で滑りが良いので編みやすいです。持ち手にシリコンカバーが付いているものもあります。これは長時間編む際に手に負担が少ないのでおすすめです。
最近は100円ショップでも販売されています。すべてのサイズは揃っていなくても、よく使われるサイズは置いてあります。滑りもよく編み心地もよいですが、少し軽いため長い間使うと曲がってくる恐れがあります。
「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がないなぁ・・・」という方はまずはアクセサリー作りに必要な材料などが入っているキットからチャレンジしてみませんか?
かぎ針で編めるもの
さて、そんなかぎ針ですが、「何を編むのに向いてるんだろう?自分が作りたいものは、かぎ針で編めるのかな?」とお思いではないでしょうか。
かぎ針編みの特徴として、編んだ物はあまり伸び縮みはしません。しかし、形を自由に作りやすく、途中でほどいて編みなおしたり、アレンジを加えることが簡単なのがメリットです。
そのため向いている作品としては、ストレッチ性が必要ないものや、コサージュなどの小物、あみぐるみなど立体的なもの、そしてバッグや帽子なども作りやすいです。
かぎ針のサイズと毛糸の太さの関係を知ろう
かぎ針のサイズは、表記されている数字が大きくなればなるほど太くなっていきます。
一般的に、毛糸の太さとかぎ針のサイズの目安としては、以下のようになっています。
これはあくまでも目安なので、ふんわりと編みたいときは上記のものよりも大きめのもので編んだり、固めに編みたいときは小さめのもので編んだりと、用途に合わせて変更します。
毛糸には必ず素材やメーカーなどが書かれているラベルが付けられています。そこに「かぎ針 6/0~8/0号」などという記載があると思います。これは「この毛糸はかぎ針6/0~8/0号で編むとちょうど良いですよ!」という目安です。人によって力の強さも手の大きさもバラバラなので、この数字内で自分にあった号数を見つけると綺麗に編むことが出来ます。
サイズ毎の編み目の比較
それでは実際に編んで比較していきたいと思います。
まずは、8/0~10/0号を目安としているコットンの毛糸を使用します。
このピンクの毛糸をそれぞれ鎖編み20目します。(鎖編みは基本的な編み方ですが、方法については後日別の記事でご紹介します。)
上から8/0、9/0、10/0号で編んでいます。かぎ針のサイズが1号違うだけで長さも編み目の大きさもだいぶ変わります。
これだけでは少し分かりにくいので、次は同じ毛糸を使い、簡単で可愛い花のモチーフを編んでみます。こちらも左から8/0、9/0、10/0号で編んでいます。
鎖編みよりもイメージがしやすくなったかと思います。
写真の編み上がりを参考にして、バッグやあみぐるみなど仕上がりをしっかりとさせたい場合は8/0~9/0号で、帽子やマフラーなどふんわりと柔らかくさせたい場合は10/0号で編むなど、アイテムによってかぎ針のサイズを変えてみてください。
毛糸の種類が変わると仕上がりも変わります
毛糸の種類や素材によっても仕上がりは変わってきます。
ここでは、6/0~8/0号が目安になっているキッドモヘアで、同じように花のモチーフを編んでみます。
左から6/0、7/0、8/0号で編んでいます。
モヘアなどふわふわした毛糸の場合は、あまりきつく編んでしまうとせっかくの風合いがなくなったり、模様編みが分からなくなってしまうので、大きめのかぎ針でふんわりと編むのがおすすめです。
編み心地が良いかぎ針を選びましょう
編み上がりの見た目ももちろん大事ですが、編み心地も大切です。あまり小さいかぎ針で編むと途中から編み目に針がはいらなくなったり、逆に大きすぎると編み目がゆるゆるになり綺麗に整わなくなるので、何種類か試しに編んでみて、1番スムーズに編めたものを選んでもよいでしょう。
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。
まずは気軽に作ってみたい方へ
「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がないなぁ・・・」という方はまずは必要なものが入っている手作りキットからチャレンジしてみませんか?ぜひ、お好みのキットを探してみてくださいね。