気軽に使える紙コップは、切ったり貼ったりといった加工がしやすく、小さなお子さまと工作遊びをするのにぴったりな材料です。
お家遊びのおもちゃはもちろん、季節のイベントで遊べるアイテムなど、アイデア次第でさまざまなモノに変身します。
この記事では、おうち時間を楽しくする紙コップ工作のレシピをまとめました。小学生の自由研究や夏休みの工作にもぜひご活用ください。
①どこまで飛ぶ? 紙コップの「宇宙ロケット」
勢いよく飛び出す宇宙ロケットは、中に輪ゴムを仕込んでいます。紙コップに宇宙ロケットのイラストを描いたり、シールを貼ったりしてデコレーションも楽しんで。
ロケットとカエルは飛ぶ原理が同じなので、途中まで同じ手順で作れます。お友だちや家族と一緒に作って、どこまで跳ばせるかを競い合っても盛り上がりますよ。
▼宇宙ロケットについて
できあがりサイズ:約W11×H11.5cm ※先端まで
所要時間:約20〜30分
材料と道具
材料
- 紙コップ 2個(直径7cm×H8cm)
- 輪ゴム 2本
- 色画用紙又は折り紙
道具
- ハサミ
- カラーペン
- のり、またはテープ
作り方
- 紙コップ2個のうちのひとつに、十字になるよう4カ所切り込みを入れます。
- 輪ゴム2本を写真のように重ねて、1本をくぐらせて引っ張ります。
- 紙コップの切り込みに、輪ゴムをかけます。
輪ゴムにハリがあるほどよく飛びます。
輪ゴム2本だと長過ぎる場合 は、1本をバッテンにクロスしてひっかけてください。
- 画用紙やカラーペンで装飾しましょう。画像のようにロケットのパーツを切り出します。赤いパーツは5mmほどのりしろをつけてください。角がとがっていると飛ばした時に危ないので、丸くカットしましょう。
- のりしろ部分を折って、のりをつけます。
- 左右とてっぺんに貼り付けます。
- 窓を貼ったらロケット部分の完成です。
- もう一つの紙コップが発射台になります。加工はありません。
カラーペンなどでデコレーションしたら完成です。
- 発射台にロケットを入れて、ぐっと押し込んで手を離したら発射します!
※勢いよく飛びますので、周りに注意して遊びましょう。
②ぴょんぴょん跳ねる「カエルのおもちゃ」
宇宙ロケットと同じ原理で跳ぶカエルのおもちゃです。カエルやウサギ、カンガルーなどの形に切り抜いた折り紙や画用紙を貼り付ければ、かわいい動物に大変身!
どの動物が1番高く跳ぶか、競い合って遊びましょう。好きなキャラクターのイラストや切り絵を貼ってもかわいいですよ。
▼カエルのおもちゃについて
できあがりサイズ:約W9×H15cm ※足の先まで
所要時間:約20〜30分
材料と道具
材料
- 紙コップ 2個(直径7cm×H8cm)
- 輪ゴム 2本
- 色画用紙又は折り紙
道具
- ハサミ
- カラーペン
- のり又はテープ
作り方
- ロケットの手順3(紙コップに輪ゴムをかけるところ)までできたら、カエルバージョンを作ります。
画像のようにカエルパーツを切り出します。 足は長めにカットしてください。
- 長めにカットした足を、ジャバラに折りたたみます。
- 足以外のパーツを紙コップ(輪ゴムありの方)に貼り付けます。
- ジャバラに折った足を貼り付けます。
- 顔などを書いたら完成です。
発射台にセットして遊んでみましょう! ビヨーンとのびる足の動きも面白いですよ。
③音を鳴らしてワクワク!「でんでん太鼓」
昔なつかしい日本伝統のおもちゃのでんでん太鼓。その歴史は古く、平安時代には貴族の間で親しまれていました。小さなお子さまのリズム遊びにもピッタリです。
でんでん太鼓は、紙コップとビーズや鈴を使って手作りできます。お好みの童謡や歌に合わせて、でんでん太鼓を鳴らして遊びましょう。
▼でんでん太鼓について
できあがりサイズ:約W10×H19cm
所要時間:10〜20分ほど
材料と道具
材料
- 紙コップ 1個(直径7cm×H8cm)
- 紐(タコ糸など)
- 割り箸
- 大きめのビーズや鈴など、太鼓のバチの役目になるもの
- 装飾用のカラーペンや色紙
道具
- テープ
- ホチキス
作り方
- ボールペンの先などを使って、紙コップの両サイドに穴を開けます。
- 穴に紐を通します。
- 割り箸を割らずに、紙コップに挟みます。その時に、コップ内側の紐も一緒に挟みましょう。
- 飲み口側を写真のようにつぶします。
- 口が開かないようにホチキスまたはテープで留めます。
- 紐の先に大きめのビーズや鈴を取り付けます。外れないないようにしっかりと付けましょう。
- 裏側に出ている割り箸やホチキスは、テープで保護します。
- 顔を書いたり、お好みで髪の毛やリボンをつけたりして、可愛くデコレーションしてみてください。くるくる回すと、「トントン」と鳴りながら、踊っているように動きます。
※紐先のビーズなどが取れる可能性があります。誤飲などがないように、小さいお子様の場合はよく見守ってご使用ください。
④小さなお子さまも遊べる「けん玉」
紙コップ2つと、糸とアルミホイルの玉をつなげて作る、大きめのけん玉です。
紙コップを使えば、小さなお子さまでも安全に遊べるけん玉が作れます。玉は新聞紙やチラシなどの古紙を丸めて作るので、軽くてあたっても痛くない安全設計に。
玉を折り紙で包めば、カラフルな見た目も楽しめますよ。紙コップやアルミホイルの玉の大きさを工夫して、難易度を調整してみるのもおすすめです。
▼けん玉について
できあがりサイズ:玉 約6.5cm、紐の長さ30〜35cm
所要時間:約20〜40分
材料と道具
材料
- 紙コップ 1個(直径7cm×H8cm)
- 紐(タコ糸など)
- チラシや新聞紙などの不要な紙
- 折り紙
※紐の長さは使う人の身長に合わせて調整してください。今回は40~50cmほどを用意しました。
道具
- カラーペン
- テープ
作り方
- チラシや新聞紙を丸めて玉を作ります。
紙コップにすっぽり入るサイズではなく、飲み口から頭が少し出るくらいのサイズにします。
- ある程度サイズを決めたら一度少し開いて、玉の中心に紐を入れ込んでテープで留めます。
- 紐が抜けないようにしっかりとテープで留めながら、玉を丸めます。
キツめにギュッとまとめましょう。
- キツくまとめた事でサイズが変わるので、再度サイズを確認します。
頭が少し出るくらいのサイズの玉ができたらOKです。
- 折り紙で包みます。
上下をテープで留めてから、左右を包むときれいに仕上がりますよ。
- 包めたらお好みで装飾してください。今回はアイスクリームをモチーフにしてみました。
- 玉と紙コップをつなげましょう。
ボールペンの先などで紙コップの中心に穴を開けて、紐を通します。
- 使いやすい紐の長さに調整して、穴から抜けないようにテープなどでしっかりと固定しましょう。
- 今回は紐の長さ30~35cmで仕上げました。
短いほどやりやすく、長いほど難易度が上がります。
- お好みで紙コップ部分をデコレーションしたら完成です!
ちょっとだけ難しいので、何度も遊びたくなりますよ。
アイス屋さんごっこも楽しいです。
⑤透明のプラコップでつくる「着せ替えドール」
2つ重ねた透明のプラコップをくるくる回す、着せ替え遊びのおもちゃです。女の子や男の子、かわいい動物の絵を描いて、色んなお洋服を着せ替えてみましょう。洋服はシールを貼ったり、布を貼り付けたりしてアレンジするのもおすすめです。家族や友だちの顔を描けば、より楽しく遊べますね。
⑥ひな祭りに飾りたい手作りの「ひな人形」
ひな祭りに欠かせないひな人形を、紙コップで手作りしてみませんか? 和柄の折り紙を着物として貼ると、雰囲気もアップしますよ。
紙コップの中にひなあられやお菓子を入れれば、ひな祭りパーティーにも大活躍。ひな祭り以外にも、紙コップにお友だちや家族の似顔絵を貼り付けて、コップマーカーとしても活用できます。
⑦フェルトでほっこり可愛い「鯉のぼり」
プラコップとフェルトを使ったかわいらしい鯉のぼり。うろこの色を工夫して、カラフルで目を引く鮮やかな鯉のぼりや、グラデーションがきれいな鯉のぼりなど、色んな種類の鯉たちを空へ泳がせてみましょう。
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紙コップを使ったおうち遊びは無限大!
身近に手に入る紙コップは、使い勝手が良くさまざまな工作に活用できます。画用紙やシール、フェルトなど、身近な材料でアレンジできるのもうれしいポイントです。小さなお子さまのおうち遊びはもちろん、夏休みの工作にもぴったりなので、ぜひ色々な作品づくりにチャレンジしてみてください。