水引といえば祝儀袋のイメージが強いですが、実は和風アクセサリーとしても注目を集めているのをご存知でしょうか?
日本の伝統文化の一つでもある水引は、幸運を呼ぶ意味合いも込められています。そんな水引を用いたアクセサリーは、おうちで簡単に手作りできるんですよ。
今回は、水引アクセサリーの魅力とあわせて、人気の高い「あわじ結び」「梅結び」「あわじ玉」の3種類の水引アクセサリーの作り方をご紹介します。
アクセサリーにぴったり♪ 8種類の結びがマスターできる水引スターターキット
おしゃれな水引飾りを楽しみたい方におすすめ♪ 分かりやすい結び方動画と13色の水引、アレンジに便利な和紙やピン土台などがセットになったスターターキットで水引をマスターしてみませんか?初心者の方でも、基本から応用まで覚えておきたい8種類の結びを作れるようになりますよ。
繊細で美しい水引アクセサリーを手作りで
結婚や出産祝いなど、祝儀袋に使われている水引。
最近は、ご祝儀袋もおしゃれで可愛いデザインのものが増えてきました。それに合わせるように、華やかで可愛い和小物として水引の存在が見直されています。水引で作ったイヤリングやピアス、ヘアアクセサリーなども登場していて、人気を集めているようです。
そんな日本の伝統文化でもある水引は、次の3つの意味を持ちます。
・未開封を示す封印
・魔除け
・縁結び
水引には、魔除けや縁結びのような、お守りになる要素も持ち合わせているのです。
「末永く結ばれますように」「健康に過ごせますように」など、自分の大切な想いをこめて作ることで、世界に一つだけの特別なアクセサリーになりますよ。あわじ結びや梅結びの可愛いデザインをマスターして、手作り水引アクセサリーにチャレンジしてみましょう。
基本のあわじ結び・梅結びの作り方
水引の基本的な結び方には、あわじ結びと梅結びの2つがあります。基本となるため、しっかりマスターしておきましょう。
あわじ結びの作り方
あわじ結びは、輪っかが結び合うことから縁結びの意味があり、結婚式などの祝儀袋によく使われています。
水引の本数が増えると結ぶのが難しくなるため、まずは3本取りからチャレンジしてみましょう。あわじ結びの詳しい作り方は、こちらの記事を参考にしてください。
梅結びの作り方
梅結びは固く結んで作り上げるため、堅い絆の意味があります。
あわじ結びを応用した結び方で作るため、あわじ結びをマスターすれば難しくありません。
梅結びの詳しい作り方は、こちらの記事を参考にしてください。
耳元で揺らぐ「あわじ結び」ピアス
水引の基本的な結びである「あわじ結び」は、曲線が印象的で存在感のあるアイテム。シンプルだけど程よいアクセントになる、あわじ結びピアスの作り方をご紹介します。
今回作るあわじ結びピアスについて
■完成サイズ:縦5cm、横2.5cm
■所要時間:20分ほど(金具取り付けのみの場合)
あわじ結びピアスに必要な材料と道具
あわじ結びピアスの作り方
作り方
- あわじ結びの先を、作りたい長さに合わせてクロスさせます。あわじ結びの作り方は、こちらの記事をご覧ください。
- U字に曲げたシルバーワイヤーを、クロスした部分にかぶせるよう縦に通し、裏側でワイヤーを1度ねじります。
- 前からみると、このようになります。平ヤットコを使って、裏で1度クロスしたワイヤーを4度ほどねじって固定します。
- 余ったワイヤーをはさみでカットし、ねじった部分を平ヤットコを使って平にします。これで水引の固定ができました。
- ここからはピアス金具をつけていきます。大きい丸カンのカンをあけてクロスした部分に通しましょう。小さい丸カンも通し、大きい丸カンを閉じます。
- 小さい丸カンを開けて、ピアス金具を通します。これでピアス金具の取り付けが完成しました。
- 金具を取り付けたら、水引のクロスさせた部分の余ったところをはさみで切ります。もう片方も同じ処理をしたら完成です。
お花のような「梅結び」のシンプルピアス
梅の花の形をした可愛い「梅結び」は、水引の中でも人気があります。
縁起が良いとされる梅の形をした梅結びを使った、シンプルなピアスの作り方をご紹介します。
今回作る梅結びピアスついて
■完成サイズ:縦横2cmほど
■所要時間:5分ほど(金具取り付けのみの場合)
梅結びピアスに必要な材料と道具
材料
- 梅結び 2つ
- 銀ピアス金具(8mm皿)2つ
- 接着剤
作り方
- ピアス金具(梅結びと接着する側)に接着剤をつけ、梅結びの裏側に接着します。梅結びの作り方は、こちらの記事をご覧ください。
- しばらくそのまま乾燥させて、完全にくっついたら完成です。
ころんと可愛い「あわじ玉」ピアス
まるで飴玉のようにころんとしていて、可愛らしい「あわじ玉」。
水引の基本的な結び「あわじ結び」を丸く整えて重ねるように結んでいきます。
難易度が高そうに思うかもしれませんが、あわじ結びの作り方をマスターすれば少しのコツで作れます。
今回作るあわじ玉ピアスについて
■完成サイズ:縦横6mm
■所要時間:1時間ほど
あわじ玉ピアスに必要な材料と道具
材料
- 水引(45cm) 2つ
- 銀ピアス金具(5mm皿) 2つ
- 接着剤
道具
- はさみ
- 先の尖ったピンセット
- 定規
あわじ玉ピアスの作り方
作り方
- 左手で水引を持ち、右手でつまんで引っ張り、水引を柔らかくします。(画像ではわかりやすいよう片方の先端を黒塗りしています)
- 定規を使って、黒く塗った方の水引を7cm測ります。
- 7cm測ったところで、長い方の水引が上にくるように、水引をクロスさせます。
- クロスした部分を、親指と人差指で固定します。
- 長い方の水引を、作った輪の上から真ん中を通るようにして曲げます。
- 水引の固定する箇所を変えます。短いほうの水引を、また通していきます。長い方の水引の上を通るように移動します。
- できた3つの穴に、下→上→下→上の順で水引を通していきます。
- すると、手で固定しなくても、自然に固定されます。
- 上の2箇所を矢印の方向に引っ張って小さくし、形を整えます。
- 真ん中の輪が小さくなったら、同じように左右も小さくしていきます。
- 真ん中を固定しながら、左右の水引を引っ張ります。左右の輪が小さくなります。
- 全体の大きさが、およそ1cmになるまで小さくします。
- 下の部分を左手で持ち、長い方の水引を上→下の順に、矢印の方向に通します。通した先が、周りと同じサイズになるまで引っ張ります。
- 少し半球になるよう、指で押しながら形を作ります。
- 形に丸みがでたら、長い方の水引の先を土台の水引と同じように通していきます。
- 土台に沿うように通すと、2本の水引が並びます。
- 土台に沿うように水引をどんどん通していきます。平行している水引と同じ角度で通すと、きれいに仕上がります。
- 水引を通して全体が2重になると、丸い形になります。丸くなったら、指で整えます。
- 2重にできたら、次は3重にしていきます。水引を通しにくくなるので、ピンセットで隙間を作りながら水引を通します。
- 通しにくい場合は、ハサミで水引の先端を少し切って整えましょう。
- 全部通せたらこのようになります。
- 余った水引は、4mmほど残してハサミで切ります。
- ピンセットであわじ玉の中に差し込んだら、完成です。同じ手順であわじ玉をもう一つ作りましょう。
- ピアス金具の接着面に接着剤をつけて、あわじ玉と接着します。
- しばらく置いて接着剤が乾いたら、完成です。
Craftie Homeのキットでおしゃれな水引結びをアクセサリーに
Craftie Homeでは、今回ご紹介した「あわじ結び」「梅結び」など8種類の結びがマスターできるスターターセットから、13色の水引、ピン土台などを好評販売中です。水引は単色からでも購入できるので、思い思いのアクセサリーを制作できます。色鮮やかな水引で、素敵なアクセサリーを作ってみませんか?
手作りの水引アクセサリーで顔周りを華やかに
自分の大切な想いを込めて完成させる手作り水引アクセサリー。その人の好みの色で作れるため、手作りプレゼントにも最適です。水引の色は、定番の赤や白に加えて、ピンク色や黄色、レインボーカラーなど、華やかなカラーもたくさん展開されていますよ。ネックレスやヘアアクセサリーなどにもアレンジできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。