母の日のお花といえばカーネーション。
生花はいつか枯れてしまいますが、ずっと綺麗な状態のまま飾れるお花があります。それがプリザーブドフラワーです。せっかくの贈り物なので、長く楽しめるお花をプレゼントすれば、お母さんもきっと喜んでくれると思いますよ。
プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーは生花を加工したお花です。生花を一度脱水状態にしたのち、保存液とオーガニックの着色料をお花に吸わせて加工したものです。主にコロンビアやエクアドルで作られているので、日本で見かけるプリザーブドフラワーは輸入のものが多いです。
お花には空間を明るくする魔法があります。食卓に置いて飾ればきっと楽しいお食事が出来るはず。プリザーブドフラワーなら水やりの必要がなく、水気がないために雑菌も発生しないのでとても清潔なのです。
プリザーブドフラワーの多様なカラーバリエーション
生花にはない色でお花を作成する事が可能なので、例えばグリーンやレインボーカラー、ブルーのバラなども存在します。きっとあなたが気に入った色が見つかるはずです。
色の名前はメーカーにより様々で、例えばグリーンのバラは、エメラルドグリーン、ターコイズグリーン、アップルグリーン、ライムグリーン、ピスタチオ、ミストグリーン、シトラスグリーンなど。
ブルーのバラは、サファイアブルー、ソーダブルー、シンデレラブルー、カリビアンブルー、マリンブルー、スカイブルー、ターコイズブルーなどがあります。
プリザーブドフラワーの寿命
パリの気候では生花のみずみずしさが10年持つと言われていますが、日本では気候の変化が多く梅雨の時期もあるので、3年と言われています。
それでは、実際にアレンジメントを作成してプリザーブドフラワーの魅力を味わってみてください。
カーネーションとローズを使った、母の日のプリザーブドフラワーアレンジメントの作り方
さあ作ってみましょう!アレンジの基本が全て詰まっています。作り方工程に出てくる基本的なテーピングやワイヤリングなどの方法については、こちらの記事で詳しく紹介されています。
<材料>
- 赤カーネーション
- ピンクネクターバラ
- 赤ミニバラ
- アジサイ
- カスミソウ(グラデーション)
- ワイヤー ハダカ(シルバー24番) ジマキ(グリーン26番)
- フローラテープ
- サハラ(ワイヤーを刺すスポンジのようなベース)
<作り方>
1.まずピンクのハート型の花器にサハラをつめます。
2.バラは開花をします(ブルーミングと呼ばれます)。綿を丸めたパールを花びらの中央にピンセットで入れていきます。(市販の既製品は開花していません。)
3.ワイヤリング(ピアス)をします。バラは茎の付け根から5mmぐらいのところにハダカワイヤーを刺し、カーネーションは小さながくの上に刺します。
4.ワイヤーを茎に添わせステム(茎)にします。
5.フローラテープをまず伸ばして、テーピングをします。フローラテープは伸ばすことで粘着力が増します。テーピングは、ワイヤーを隠して自然に見せるため、そして差し込む時の摩擦力を増すために行います。
6.アジサイ、カスミソウにワイヤリング(ツイスティング)します。ワイヤーをUの字に曲げ、Uの場所が引っ掛かるところがあれば引っ掛け、なければ指で押さえて、ワイヤーと茎を残りのワイヤーに2~3周巻き付けます。
7.アジサイ、カスミソウもテーピングします。
8.最後にリボンで2つ山を作りハートの形にします。大、小2個作成します。それをツイスティングでワイヤリングし、その後テーピングをします。これでアレンジの事前作業はすべて完了です。
9.このアレンジの場合はまず低めに赤いカーネーションを手前に、少し斜めに自分の方に向けて刺します。ピンクのバラをその後ろに少し高めに入れます。
アレンジは、高さ、角度、空間などの取り方などが大切です。最初は難しいので、真似から入るといいと思います。沢山のアレンジ写真を見るのも勉強になります。
10.赤いミニバラを左に少し低めに入れます。
11.次にリボン大を一番後ろに入れ、リボン小をカーネーションとピンクのバラの間に入れます。
12.カスミソウを隙間が目立つところに2か所高めに入れます。
13.最後に、サハラを隠すようにアジサイを低く入れます。バラを隠さないようにバラより低く入れるのがコツです。花器の後ろにも全体的に入れます。
14.可愛いアレンジの完成です。
頑張った分完成したら愛着が湧いてきます。心がお花にこもっていくようです。最初は慣れずに時間がかかると思いますが、何回もトライしていくうちに短い時間で作れるようになります。
ぜひ、自分で作成されたお花は大切に末永く可愛がって頂きたいです。
プリザーブドフラワーを長く楽しむ為の注意点
プリザーブドフラワーが一番弱いものが、湿気です。湿気が多いと、花びらが透けてきてしまいます。
また、日光で花びらが焼けてしまうこともあるので、直射日光の当たる場所には置かないでください。
そして意外と注意が必要なポイントが、エアコンの風です。エアコンが直接当たる場所に置くと、花びらがパリパリに乾燥してしまいますので気を付けましょう。
母の日ギフトにぴったりなハンドメイドレシピがたくさん
Craftieでは母の日の贈り物にぴったりなハンドメイドアイデアを集めた特集を公開中です。定番のフラワーアレンジメントやアクセサリー、気持ちを華やかにするインテリア雑貨やギフトラッピング…心を込めて作った贈り物なら、お母さんに喜んでもらえること間違いなし♪手作りギフトを通じて、日頃の感謝や想いを伝えてみませんか?
母の日のギフトを手作りするワークショップ
今年の母の日の贈り物は、手作りのアイテムにしてみませんか?一人で作る自信のない方も、先生に教われるワークショップならきっと素敵な作品に仕上がりますよ。お母さんの好きなものを思い浮かべながら、選んでみてくださいね!