生花のような美しさがずっと続く、プリザーブドフラワー
枯れないお花として人気のあるプリザーブドフラワー。お花屋さんなどで手に入る他、お教室に通ってアレンジメントを習い、手作りする人も多くなっています。
プリザーブドフラワーとは、フレッシュなお花を特殊な溶液に付けて脱水・脱色し、着色した後乾燥させることによって生花の瑞々しさを保ったまま長期保存を可能にしたもの。
生花と違い保存が効くので、材料さえ揃えておけば、時間がある時にじっくりアレンジに取り組めます。中でもプリザーブドフラワーを使った豪華なブーケは、母の日のギフトやご自分の結婚式になど、お祝いのシチュエーションにぴったりです。今回は、プリザーブドフラワーを使った、ブーケの作り方をご紹介します。
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プリザーブドフラワーアレンジメントの基本、ワイヤリングとテーピング
プリザーブドフラワーを観察してみると、茎がほとんど付いていないことに気づくはずです。これは、加工する過程で茎のほとんどを切り落としてしまうためです。通常、生花のフラワーアレンジメントではお花の茎をしっかり残してオアシスなどのフォームに刺すことで仕上げていきますが、プリザーブドフラワーのアレンジメントではお花や葉にワイヤーを刺して茎代わりにし、お好みのデザインにアレンジしていきます。
基本的なワイヤリング
ワイヤーをお花の根元に数回巻き付けて、茎となる部分の芯を作ります。ワイヤーの太さは、お花の大きさによって調節します。
基本的なテーピング
ワイヤリングができたら、フローラルテープを使ってテーピングをします。テープを少し伸ばしながら、ワイヤーが見えないように周りに巻き付けていきます。
ローズのワイヤリングとテーピングの方法
プリザーブドフラワーの中でも人気のあるローズは、『ピアス』と呼ばれる技法でワイヤリングをします。
方法
- 24号のワイヤーを、花の下の膨らんだ部分(がく)に平行に刺し、貫通させます。
- お花をワイヤーの中央まで移動させます。
- ワイヤーの両端を、茎のように下方向へ折り曲げ、1本のまっすぐな茎になるようにまとめて持ちます。
- フローラルテープを3cmほど出し、テープを伸ばしながらワイヤーが刺してある部分に当てて、しっかりと引っ張りながら茎の周りに巻き付けていきます。
- 巻き終わったら、引っ張りながらテープを切ります。テープの切り口をきれいに貼り付けたら、ワイヤリングとテーピングは完了です。
ローズを使ったプリザーブドフラワーのブーケの作り方
ローズのプリザーブドフラワーとアーティフィシャルフラワーを使って、基本となるラウンド型ブーケの作り方をご紹介します。今回は『ブライデイネット』と呼ばれる、ブーケ用に持ち手が付いたフローラルフォームを使用します。
材料
- ローズのプリザーブドフラワー 12輪
- カスミソウやアジサイなど、お好みのお花のプリザーブドフラワーまたはアーティフィシャルフラワー 6~8束
- アーティフィシャルフラワー用ブライデイネット 直径7㎝
- ワイヤー 24号(バラのワイヤリング用)
- ワイヤー(他にもプリザーブドフラワーを使用する場合、それに合わせた太さのもの)
- 地巻きワイヤー(緑)24号(アーティフィシャルフラワー用)
- フローラルテープ
- クラフト用はさみ
- リボン
- 両面テープ
作り方
- ローズは全てワイヤリングとテーピングをしておきます。その他のプリザーブドフラワーも使用する場合は、ワイヤリングとテーピングをします。アーティフィシャルフラワーは5cm前後のパーツに切り分け、2~3束まとめて地巻きワイヤーでワイヤリングします。
- ブライデイネットの一番中心に、バラを真っ直ぐに刺します。この最初に刺したバラを基準に、ラウンド型を作っていきます。横から見ると丸みのあるドーム型、真上からは円になるよう残りのバラをバランスよく刺していきます。
- 残りのスペースに、他のお花をふんわりと空気感を持たせながら刺していきます。一か所からまとめて花材を入れずに、全体のバランスを見ながら進めます。
- アレンジが完成したら、3cmほどにカットした両面テープをリボンの端に貼り、ブライデイネットのハンドルの根元に貼り付け、ハンドル全体に巻きつけます。端まで巻いたら折り返して根元部分まで巻き上げ、再び両面テープで固定します。
- 完成です!プリザーブドフラワーは繊細で崩れやすいので、プレゼントする時はボックスやケースなどに入れて、お花がつぶれないように気をつけましょう。
綺麗なブーケ作りのコツ
豪華にしようと思うあまり花材を詰め込みすぎると、一つ一つのお花が狭い空間に密集して窮屈な印象になってしまいます。ふんわりとした空気感を忘れずに、自然に咲くお花をイメージしながら仕上げていきましょう。
また、フローラルフォームは同じ場所に何度も挿し直すと、ボロボロと崩れて使えなくなってしまいます。思い切りよく、かつ丁寧にアレンジを進めることが大切です。
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