アイシングクッキーにつけると、より華やかで可愛いデザインになる『アイシングパーツ』。今回は口金絞りを使い、貝やヒトデなど海の生き物をモチーフにしたアイシングパーツの作り方をご紹介します。
簡単なのにきれいに作れるので、アイシング初心者の方にもおすすめです。
色とりどりのお菓子づくりに活躍する『アイシングパーツ』とは
クッキーにアイシングで絵を描くのが『アイシングクッキー』。そのアイシングのみを使って作る『アイシングパーツ』は、バースデーケーキやカップケーキ、アイスクリームやチョコレートなどのスイーツをデコレーションするのに大活躍します。また、紅茶やコーヒーのお砂糖としてカップに浮かべてもとってもかわいいですよ。
今回は、夏のスイーツ作りにぴったりな海のいきものモチーフのアイシングパーツのレシピです。
アイシングパーツづくりに必要な材料・道具
まずは、アイシングパーツの材料と道具を揃えましょう。
材料
- アイシング(お好みの色) 適量 ※アイシングの作り方はこちら
- カラージェル 各適量
- アラザン 適量
道具
- ピンセット
- マスキングテープ
- アイシング用コルネ(各色分)
- 3×3cmにカットしたオーブンシート 作りたい個数分
- あれば、筆・爪楊枝
- 直径4mmほどの丸口金(写真:左)
- シュガークラフト用星口金(写真:右)
- あれば、アイシング用フラワーネイル(写真:左)
- あれば、5枚花絞り用テンプレート(写真:右)
まずはアイシングを作りましょう
下準備としてアイシングを作ります。作り方はこちらを参考にしてみてください。
口金で絞る時は、持ち上げた時にピンと角が立つくらいの、固めのアイシングを用意するときれいな形に仕上げることができます。
アイシングができたらカラージェルを使ってピンク、水色、黄色などお好みの色に着色し、口金をセットしたコルネに詰めておきます。
モチーフの大きさにもよりますが、1つのコルネに15~20gほどのアイシングを入れた場合、約20個ほどのモチーフができます。
貝殻(シェル)型モチーフのマリン風アイシングパーツの作り方
それでは、シェルの形のアイシングパーツを作ってみましょう!
実はこのアイシングパーツはすべて、たった2種類の口金だけで作ることができるのです。星形と丸形、それぞれで作れる形を2つずつご紹介したいと思います。
星型の口金で作れる2つのモチーフ
星口金のシェルの作り方
- テーブルの上にオーブンシートを敷きます。この時、オーブンシートの下に丸めたマスキングテープを貼り、シートを固定しておくと絞りやすく、完成した後も移動させやすいです。
- オーブンシートの上にアイシングを絞り出します。最初は力を入れてふっくらと絞り、アイシングが出た後はスーッと下に擦り付けるようにして手前に引きます。
絞り出しは力の入れ具合が難しいので、慣れていないとカタチが崩れてしまうこともありますが、絞ってすぐアイシングが乾く前なら、爪楊枝や筆を使って修正することもできます。
- 絞り終わったら、ピンセットを使ってパールのアラザンをのせます。アイシングが乾いてしまってアラザンが付かないときは、糊代わりに少しだけアイシングをつけてのせるようにします。
- オーブンシートごと静かに移動して、平らな所で乾かします。
星口金のヒトデの作り方
- オーブンシートの上で、中心から外側へ向かって、星型を描くようにアイシングを絞り出します。(5枚花絞り用テンプレートを使用する場合は、下の黒い線に沿って絞ればOKです。もしなければ、5等分の線を引いた紙の上にシートを固定してもやりやすいです。)
- 絞り終わりは力を抜いて、ヒトデのように先をとがらせます。
- 絞り終わったら、ピンセットを使ってアラザンをのせます。
*アレンジ
コルネを手前に曲げながら絞れば、このような形のヒトデができあがります。
- オーブンシートごと静かに平らなバットなどに移し、半日から一晩乾かします。
丸型の口金で作れる2つのモチーフ
丸口金のシェルの作り方
- オーブンシートの上に、奥から手前へ向かって徐々に細くなるよう、同じ長さで2本絞り出します。徐々に細くするには、手前に引く時に力を抜いて、2本でハート型を作るようなイメージで絞ります。
- 絞り出したハート型の両側に、工程1と同じ要領で、先ほどよりも少し短めに1本ずつ、合計2本を絞り出します。
- 絞り終わったら、ピンセットを使ってアラザンをのせます。
- オーブンシートごと静かに平らなバットなどに移し、半日から一晩乾かします。
丸口金の巻き貝の作り方
- オーブンシートの中心から外側へ向かって、コルネをぐるっと回しながら、渦巻き型に絞り出します。
- 絞り終わったら、ピンセットを使ってアラザンをのせます。
- オーブンシートごと、静かに平らなバットなどに移し、半日から一晩乾かします。
アレンジ!アイシングの色を混ぜてマーブル模様に
違う色のアイシングを混ぜると、思いがけないような色になることがあります。残ったアイシングを使ってぜひ混色してみてください。ポイントは、混ぜすぎず軽くミックスすること。色がほどよく合わさってマーブル模様のアイシングパーツが出来上がります。
アイシングパーツの保存方法
乾燥させたモチーフは、除湿剤と一緒に保存容器にいれておくと1ヶ月ほど保存可能です。ただし、直射日光に当ると変色してしまうことがあるので気を付けてくださいね。
アイシングパーツの使い道いろいろ
出来上がったモチーフは、もちろんアイシングクッキーに付けてもいいですし、お砂糖と一緒にラッピングするとプチギフトにもなります。
写真では、白い砂浜のイメージで、てん菜糖の上にモチーフを並べてみました。モチーフ自体が軽いので、飲み物の上から静かに入れると水面にぷっかりと浮かんで、とてもかわいいですよ。
夏らしさいっぱいの海モチーフのアイシングパーツ。作ってから乾燥するまで少し時間はかかりますが、出来上がりを待つ楽しみが増えると思えば、それもまたいいものですよね。
お子さまでもかんたんに作れるレシピなので、夏の自由課題に、友人へのプチギフトにもおすすめです。ぜひたくさん作って皆さんで楽しんでください。
ワークショップでアイシングクッキーを作ろう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。