寒い冬を乗り越えて、いち早く花を咲かせ、春を告げてくれる花が『梅』です。
お正月にはもちろん、着物の柄やお菓子のモチーフ、おめでたい事のシンボル『松竹梅』としてもよく使われており、日本人にとってとても身近な花の一つです。
身近だけれど、季節ものというイメージも強く、いつの間にかシーズンが終わっていたり、意外とじっくり観察したことがなかったり。ちょうど梅の季節が近づいてきたので、今回はこの『梅の花』のモチーフを編んでみましょう。
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梅の花はどんな形?
よく見かけるけど、いざ「どんな形?」と聞かれると思い出せなかったので、この機会にじっくりと観察してみました。皆さんもぜひ、実物や図鑑などで見てください。
梅の花の特徴としては、花びらが5枚で先端は丸くなっています。また、長いおしべも特徴的です。
これらの特徴を、毛糸とビーズを使って表現してみます。
梅の花モチーフの編み方と編み図
では早速編んでいきましょう。
材料(梅の花1つ分)
- 毛糸(綿)
- スワロフスキー 1個
- ビーズ 10個
- レース糸 少量
編み図です。
技法はこちらを使います。
作り方
- まずはこの赤い部分にあたる中心の輪っかを作ります。人差し指にぐるぐると毛糸を2回巻いてください。
- 立ち上がりの鎖編みを1目(赤い部分)します。
- 細編みを5目編み、輪を絞ります。これで1段目が完成です。
- 2段目はまず立ち上がりの鎖編みを2目編みます。
- 次に中長編み、鎖編み、中長編みを順番に赤の点線で囲まれている細編みに編みます。間に鎖編みを入れることで丸い花びらを作ります。
- 鎖編み2目編み、赤の点線で囲まれている横の細編みで引き抜き編みをすれば花びらが1枚出来ました。
- 同じように後4枚花びらを編めば梅の花のモチーフの完成です。
- モチーフが出来上がったので、次は刺繍をしていきます。まずは真ん中から針を刺し、放射線状に10本縫います。(今回はレース糸を使用していますが刺繍糸や細めの毛糸でも大丈夫です。)
- 真ん中にスワロフスキーを縫い付けます。この時は、切れにくいビーズ刺繍用の『ナイロンコード』を使用しています。縫い付ける前に少し手芸用ボンドでつけておくとより取れにくくなります。
- 刺繍した糸の先端にビーズを縫い付ければ、梅の花の完成です!パールを付けても華やかになるのでおすすめです。
出来上がったモチーフでアクセサリーを作ろう
モチーフが出来上がったら、早速使ってみましょう!「何に使おうかな?」と悩むかもしれませんが、イヤリング/ピアスなどのアクセサリーにしたり、バッグなどにアップリケとしてつけても可愛いです。
私のおすすめは、指輪です。
リング土台に接着剤を塗り貼り付けて完成なので、とっても簡単ですが、手がぱっと華やかになります!
金具に接着する時のポイント
- 毛糸は接着剤を吸い込みやすく張り付きにくいため、念のため、きちんと接着されるまではマスキングテープなどで固定し、動かさずに置いてください。
- 指輪にする場合、裏側に刺繍した糸などが見える為、気になる方はモチーフより少し小さな円を同じ毛糸で編み、縫い付けてください。こうすることにより少しふっくらとし、より仕上がりも綺麗になります。
素材やデザインのアレンジアイデア
梅の花はお正月・冬~春のイメージが強いですが、せっかく作り方も覚えたので他の季節でも使いたいですよね。このデザインは、一年を通して使えるお花のモチーフではありますが、素材や色を変えてみることでもっと色々なバリエーションを楽しむことができます。
たとえばこちらのデザインは、太めのウール糸を使って、2重に重ねてくるみボタンで留めました。ヘアゴムにつけたり、ブローチにしても可愛いです。
こちらは夏に大人気の『エコアンダリア』です。鮮やかな色がたくさんあるので何色も編んでインテリアに貼り付けるだけでもお部屋が明るくなり、可愛くなります。
他にもモヘアで編んでふんわり可愛くしたり、麻糸で編んでウッドビーズをつけてアジアンテイストにしてみたり、極太の毛糸で編んでコースターにしてみたり。
アレンジ方法は無限にあるのでぜひ、たくさん素敵なアイデアを考えて、楽しんでください!まずは基本となる梅の花の編み方をマスターして、春が来るのをワクワクしながら待つのも1つの楽しみ方です。
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