お皿を洗うスポンジに、床掃除をするホウキや雑巾・・・毎日のように使うお掃除道具は、せっかくなら、可愛いものを使いたいですよね?
使うときも楽しく、使わないときも飾っておいてワクワクするようなお掃除グッズ『アクリルたわし』の手作りアイデアをご紹介します。
扱いやすく、便利でエコなアクリルたわし
アクリルたわしとは、アクリル100%の毛糸で編んだたわしのことです。
アクリル特有の細い繊維が細かい汚れをかき出し取り込んでくれるので、洗剤を使わなくても洗い物を綺麗にすることができます。水を汚さず、地球に優しいので『エコたわし』とも呼ばれています。
とはいえ、フライパンを洗う場合や、油汚れがひどい時には先にキッチンペーパーなどで拭いておくと洗い物がスムーズになります。
通気性や通水性もばっちりなので、使用後のお手入れも簡単!水洗いをして外に干しておくだけで大丈夫です。
来年の干支『イノシシ』のアクリルたわしの作り方
さて、アクリルたわしの素晴らしさが分かったところで早速作っていきましょう!今回のデザインは2019年の主役、『イノシシ』です。
使いやすいように指を通す部分を付けたミトンのようなデザインで、使用後はキッチンに掛けておくことが出来るフック付です。
材料
- アクリル毛糸(茶色、ベージュ、白、黒)
※全て素材はアクリル100%、太さは並太を使用しています。
道具
- かぎ針8/0号
- とじ針
編み図
まずは編み図全体です。
今回使う技法です。全部で24段編みます。
作り方
- まずは編み図の上にある円部分から始めます。輪で編み始め、1段目は細編み6目で、そこから6段目まで+6ずつ増やしていきます。段数と目数は編み図の右上にあるこちらに書かれています。
- 6段目まで編むとこんな感じです。直径約9cmです。※サイズは個人差がでますのでそこまで気にしなくて大丈夫です。
- 7~19段目までは増減なしで36目細編みします。
- 20段目、指を入れる部分を作っていきます。
- 立ち上がりの鎖編みを1目、細編みを1目、鎖編みを5目します。
- 編み図にも書いてあるように、19段目の細編み5目空けて、6目めに細編みをすると穴が開き、親指を入れる部分が完成です。
- 21~24段目までは増減なしの36目で編み、本体が完成です。(サイズ 縦約17cm ×横約14cm)
- 次にパーツを作っていきます。鼻(ベージュ)1枚、牙(白)2枚、目(黒)2枚、耳(茶)2枚です。編み図はこちらです。
- 鼻は茶色の毛糸で2本刺繍します。
- 出来たパーツを待ち針で留めてパーツと同じ毛糸を使って並縫いで縫っていきます。耳は下の部分だけ縫います。
- 最後に、しっぽに見立てた紐を付けます。鎖編みを10目し、下から3目のところで引き抜き編みをします。出来た尻尾を頭の頂点に通して留めます。
- 頭の部分に黒で3本刺繍して完成です!
指を通すとこんな感じです。細かい場所が掃除しやすくて便利です。
ミニサイズのたわし『ウリ坊』にアレンジ
毎日使うものなのでつい何個も作りたくなるのがアクリルたわし。少しサイズを変えて、ミニサイズの『ウリ坊』を作ってみましょう。編み方やパーツのつけ方は『イノシシ』と一緒ですが、ウリ坊はイノシシの子供なので牙はなしです。
材料
- アクリル毛糸(ベージュ、茶色、黒、ピンク)
道具
- かぎ針8/0号
- とじ針
編み図
全体の編み図です。
パーツの編み図です。大人用と同じようにパーツを並縫いでつけて、目と模様を刺繍すれば完成です。
サイズは子供用の手袋の大きさです。
親子で一緒に掃除するのに使ってもよいですし、大人の方でも指3本入れて、お部屋の隅っこなどの細かい汚れを取るのにもばっちりです。
目のパーツなどを変えたり、位置を変えるだけで表情がガラッと変わるのでいっぱい作ってお部屋に飾ってみてください!
アクリルたわしのいろいろな使い道
可愛いアクリルたわしができたところで、実際に使ってみましょう!
最初にも書いたように、洗剤を使わなくても汚れを落とすことができるので、皿やお鍋などの洗い物はもちろん、浴槽などのお風呂掃除、湯呑みの茶渋なんかもよくとれます。水で濡らさずに乾燥させたままでもばっちり使えます。
水まわりのみでなく、窓ガラスのくもりとりや、フローリングのほこり取り、パソコンのキーボードに溜まったほこりなどの細かいところも綺麗にすることができますので、「これは洗い物用、これはガラス用に」とお部屋のあちこちに可愛くぶら下げておくのもおすすめです。
アクリル毛糸は発色性がとてもよいため、カラフルでポップな色がたくさん並んでいるので見ているだけでもワクワクするはずです。気軽に手に入り、手軽に作ることができるので、ぜひたくさん作って掃除を楽しんでください。
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。