妊婦さんへの新しいお祝いのかたちとして日本にも浸透してきた『ベビーシャワー』。
ベビーシャワーの装飾によく使われるアイテムは手に入りやすくなりましたが、パーティーを盛り上げるアイテムを自分たちらしく手作りできたら、お祝いする方もしてもらう方ももっと楽しめるはず。
そんなベビーシャワーを彩るいくつかのアイデアをご紹介していきたいと思います。
ベビーシャワーとはどんなもの?
アメリカで始まった『ベビーシャワー』は、妊婦さんへのお祝いと出産へのエール、そして安産祈願の意味を込めて開くパーティーです。
妊婦さんにとって様々な制約のあるマタニティの時間を楽しく過ごせるように、そして子供を授かった喜びを分かち合えるように、友人や家族などで集まってお祝いします。
妊婦さんご本人が開くこともあれば、お友達がサプライズとしてこっそり企画を進めてお祝いすることもありますし、少人数でカジュアルに行うものもあれば結婚式のように盛大なパーティーを開くものも。規模や形式は人それぞれです。
友人同士で、ご主人やご両親を含めた家族で、ご近所さん、ママ友、どんな集まりでもいいのです。場所は家でもレストランでもホテルでも、公園でだってOK。お祝いしたい人とお祝いする人がいればベビーシャワーは成立します。
パーティーの飾り付けDIYをして、ベビーシャワーを開こう!
企画するパーティーの規模にあわせてスタイルが変わるのがベビーシャワー。自分たちでパーティーをデザインできるのが醍醐味です。
ガーランドやバルーンなどパーティーデコレーション用のアイテムが色々と販売されていますが、自分たちでDIYすることができればよりオリジナリティのあるパーティーをデザインすることができます。
ここからは、パーティーを彩るデコレーションのおすすめアイデアを具体的にご紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね!
1. パーティーのテーマやメインカラーを考えてみましょう
まずは、妊婦さんが好きなテイストを軸にテーマやメインカラーを決めると準備が進めやすくなります。
例えば、ピンクが好きな妊婦さんならピンクをメインカラーにコーディネートしやすい白やゴールドを合わせてスイートに、スタイリッシュな妊婦さんならシルバーやグレーをメインにマニッシュなテイストで・・・というように。
2. ベビーシャワーといえば『ダイパーケーキ(おむつケーキ)』
ベビーシャワーに欠かせないものといえばダイパーケーキ(おむつケーキ)。
ウェディングの時にウェディングケーキがあるように、ベビーシャワーの時にはおむつでできているダイパーケーキが、パーティーのメインアイテムとして空間を演出してくれます。
おむつを使ったプレゼントは実用的な上、手作りができるので温かみのあるプレゼントとしても人気が高まっています。
3. 枝もののグリーンで自然の緑を取り入れるアイデア
ベビーシャワーの飾り付けの参考にと、本場アメリカのパーティの写真や本をチェックされている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、アメリカと日本で大きな違いがあるのが住宅事情です。アメリカではニューヨークのような都市部以外では家自体が大きく友人を招き入れるスペースがあったり、大きな庭がある家も多くありますが、日本は部屋の数もそう多くもなく、同じようにはできませんので限られたスペースの中で装飾プランを考える必要が出てきます。
そこで活用したいのが、『枝もののグリーン』。特に、街のお花屋さんで手に入るドウダンツツジがおすすめです。
大きなスペースをとることもなく、よくあるパーティーデコレーションとは一味違った雰囲気が作れます。ダイパーケーキや、ガーランドやペーパーファン、ポンポン・・・定番のアイテムを飾ってはみたけどなんだかオリジナリティがない気がする・・・という時にもスパイスとして活躍してくれます。
壁に貼り付けて装飾する平面的なデコレーションばかりを組み合わせるとどうしても立体感に欠けてしまいますが、グリーンを飾ることで一気に動きが出ます。
もし、枝ものが手に入りにくいという場合は、フェイクグリーンのトピアリーもおすすめです。
デコレーションを変えればイースターやバースデーなど他のパーティでも飾れる便利なアイテムです。
4. “Baby girl” “Baby boy”のタグで飾り付け
先述の『枝もののグリーン』は、写真のようにメッセージツリーやウェルカムツリーのように飾りをつけても良いですね。
ただ、その時気を付けなければならないポイントがあります。それは「重さ」。
一般的に街のお花屋さんで手に入るようなグリーンは枝が太くないので、飾り付けはしなだれない程度の重さにしておく必要があります。
そこでご紹介したいアイデアが、『紙のタグ』です。
もし生まれてくる赤ちゃんの性別がわかっていれば”Baby girl” “Baby boy”と書いてみたり、妊婦さんのお名前や、皆のメッセージを書いても素敵です。
紙は、名刺ほどの大きさの色紙やクラフト紙を使ったり、パソコンで作る方法もあります。(もし紙が薄いと感じたら、2枚組で貼り合わせて両面使用にすれば解消されます。)
タグの上部にパンチで穴を開け、リボンや麻のひもなどを通して結び目をつくれば完成!
5. ベビーグッズを使ったガーランド
パーティーデコレーションアイテムは紙製品が多くを占めているので、紙とは素材の違うものを組み合わせるとアクセントをつけることできます。
このガーランドには、ベビーが使うものを麻のひもに吊り下げてあります。
用意するのはベビー服、スタイ、ベビーソックス、ベビー用ミトンなどです。それを麻のひもに木製の小さなピンチでとめるというものです。立体感が出ますし、簡単なのにとっても可愛いですよね。
写真撮影の時の背景としても活躍してくれますよ。
6. 写真フレームのデコレーション
写真フレームもとても便利なアイテムです。
ベビーシャワーの日付と妊婦さんの名前をプリントしたカードを写真フレームに入れたり、妊婦さんの写真を飾れば特別感がぐっと増します。
アーティフィシャルフラワー(造花)などでフレームをデコレーションするのもおすすめ。アジサイやラナンキュラス、大きすぎないローズや芍薬などは柔らかい素材でできている上、丸みがあるのでデコレーションしやすいです。
フラワーフォトフレームの作り方
- アーティフィシャルフラワーを用意して、ガクの付け根部分でカットします。
- 茎を取り除き、フラワーを平らにします。(こうすることで接着しやすくなります。)
- 平らになったフラワーのガクの部分にたっぷりとグルーガンをつけ、フレームに接着すれば完成!さりげないデザインにしたい場合はフレームの四隅のどこかにポイントを置くと失敗がありません。
7. 写真撮影が楽しくなるフォトプロップス
ベビーシャワーでは、思い出に残る写真をたくさん撮っておきたいですよね。
パーティーの世界観を損なうことなく、統一感を演出するのに便利なのが『フォトプロップス』です。
ベビーシャワーのテイストにあわせたプロップスがあると撮影時に盛り上がることはもちろん、撮った写真がとてもおしゃれに仕上がります。
デザインは吹き出しのようなものもありますし、哺乳瓶やスタイなどベビー用品、先述の”Baby girl”などもかわいいですね。
プロップスのフリー素材を集めたサイトは多くありますので、プリントアウトして厚紙に貼ったり、ボール紙にシールやマスキングテープ、リボンなどでデコレーションする方法もあります。(写真のプロップスはARCH DAYSからダウンロードし、作成したものです。)
8. クレープ紙で作れる『ペーパーフラワー』
ガーランドやペーパーファンに比べて、まだまだ見かける機会が少ないのがペーパーフラワーを使ったデコレーションです。アネモネやカーネーション、芍薬、そして細かく切っていけば菊にもアレンジ可能というバリエーションの幅広さも魅力。
こちらのアイテムは、クレープ紙で作ったペーパーフラワーです。
『クレープ紙』で作るペーパーフラワーのレシピ
次回の記事では、こちらの『ペーパーフラワー』にスポットを当てて、詳しいレシピをご紹介したいと思います。様々なパーティで活用できるおすすめアイテムなので、是非チェックしてみてくださいね!
→ペーパーフラワーの作り方を見る