お正月の準備は、慌ただしいながらもどこかワクワクするものですよね。今年はお掃除やごちそうの用意といった中に、「手作りのしめ縄飾りづくり」も加えてみませんか。自分で素材を選んで作ったしめ縄飾りなら、買ったものより愛着がわくのはもちろん、きっと前向きな、良い気を運んできてくれますよ。
お正月飾りの定番、しめ縄飾りとは
しめ縄飾りの「しめ縄」は本来、神聖な場所を区切るために引き渡されるもの。お正月に家の玄関に渡されるしめ縄には、新年を祝うにあたって、悪い気を家の中へ入れないようにする役目もあるといわれます。
正月飾りが簡略化されることも多い昨今。暮らしに合わせてしめ縄の形も変わってはいるものの、やはり欠かせない飾りとして用意するお宅は多いようです。
アレンジ派、手作り派もどんどん増えているしめ縄飾り
しめ縄は古来、引き戸の日本家屋で使われてきたものです。現代で主流となっている洋風のドアでは、開け閉めに干渉してしまうことも少なくありません。そこで徐々に、しめ縄を渡す代わりとして、縄をモチーフにしたドアリース風のしめ縄飾りをつけるお宅も多くなってきました。飾りを自分でアレンジしたり、自宅のインテリアに合わせて手作りを楽しむといったことも、新しいお正月の迎え方として定着しつつあり、そのためのパーツなども手に入りやすくなっています。
モダンなしめ縄飾りの材料と作り方
それではさっそく、モダンなカラーがポイントのしめ縄飾りを作ってみましょう。
材料
- ベースとなるしめ縄 (手芸店などで、カラーや形も様々なものが販売されています)
- 装飾用のフェイクフラワーや水引飾り、玉飾りなど 適量
道具
- グルーガンまたは接着剤
作り方
- 材料を用意します。今回はモダンかつ落ち着きのあるネイビーカラーに、タッセル型でボリューム感のあるしめ縄を選びました。
- しめ縄の形を整え、飾りをつける位置をイメージします。「真ん中にボリュームのある花を置く」など、メインとなる飾りを決めてから周囲の配置を考えるとまとめやすいです。
- ブーケ状に複数の花がまとめられているフェイクフラワーは、そのまま使うだけでなく、切ってバラバラにしてから使うのもおすすめです。
- 飾りの位置を決めたら、グルーガン(接着剤)で固定していきます。
- グルー(接着剤)が乾いたら、モダンカラーのしめ縄の完成です!
カラーやパーツで自在にアレンジ、ポイントはゴールド・赤・丸
本来のしめ縄にはないカラーを使ったり、洋風のフラワーや飾りをあしらったりしていても、どこかにお正月をイメージさせるアクセントがあれば、ぐっとしめ縄飾りらしさが増します。
ポイントはゴールド・赤などのお正月カラーや、丸・玉型を取り入れること。より和風のデザインにしたいのであれば、金色のアクセントが入った千代紙や紙垂(しで)、松の枝、千両・万両・南天のように赤い実の付いた枝、縁起物のオーナメントなども使ってみましょう。お正月ならではの華やかさを演出できますよ。
お正月に、玄関で家族そろって写真を撮る……なんて、一昔前はよくあった光景ですが、最近はあまり見かけなくなりました。リビングでリラックスした家族の写真を撮るのもいいものですが、今度のお正月はお気に入りのしめ縄飾りを玄関にかけての記念撮影で、一味違う素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか。