幅広いハンドメイド作品に重宝するレジンは、透明感と立体感を出せるのが特徴です。モールドと呼ばれる型枠を使えば、レジンを初めて扱う方でも失敗しにくく、本格的な立体作品を手作りできます。
今回は、そんなレジンとモールドを使ったキーホルダーのレシピを紹介します。
レジンの魅力
レジンとは、液体状の樹脂のことです。アクセサリーや小物など、さまざまなハンドメイド作品を作れるのが魅力です。
また、レジン液に色を付けたり、ラメやドライフラワーなどお好みのパーツを入れたりと、アレンジも自由自在。デザインを考えながら、カタチにしていく工程も楽しみのひとつです。
なお、レジンには「UVレジン」と「エポキシレジン」の2種類があり、今回のレシピはUVレジンを使用しています。レジンの種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
モールドで作るキーホルダー
今回は、初心者さんでも扱いやすい「UVレジン液」と「UVライト」を使用します。
チャームはモールドを使って、チャレンジしやすくしました。レシピでは立体感のある花のモールドを使っていますが、お好みのモールドで試してみてくださいね。
必要な材料と道具
キーホルダーのベースとなる色には、ジェルネイルを使用します(色粉でも代用可)。モールドや封入パーツは、100円ショップでも購入できるので手軽に楽しんでみてください。
■できあがりサイズ
長さ7cmほど
■所要時間
1時間ほど
材料
- UVレジン液
- 青色のジェルネイル(色粉などでも代用可能です)
- ラメ(パープル)
- ホログラム(ブルー)
- ホログラム(クリア)
- キーホルダーパーツ 0.4×0.2mm 1個
- 丸カン 1.0×5mm 2個
- ラインストーン 2mm 9個
- パール 4mm 1個
道具
- クラフトジェルマット(今回は60×20mm程にカットして使用しています)
- シリコンモールド(今回は立体の花形を使用)
- カットしたクリアファイル
- つまようじ 2本ほど
- UVライト
- 平ヤットコ
- 丸ヤットコ
レジンに必要な材料については、こちらの記事でより詳しくご紹介しています。
レジンキーホルダーの作り方
作り方
- レジン液に青色のジェルネイルを足します。好きな色になるまで少しずつ入れていき、つまようじで混ぜながら調整します。
- 色が決まったら、シリコンモールドにレジン液を流していきます。レジンがあふれないように、つまようじで少しずつ入れていきましょう。今回は、花びらが3枚のお花になっている型を2カ所使います。複雑な型の場合は、複数カ所か少しずつレジン液を垂らしていくと失敗しにくいです。
- 「ちょっと少ないかな」というところまでレジン液を入れたら、つまようじで全体に行き渡らせます。
最初からたっぷり入れると厚くなり、今回のように花びらを重ねるようなデザインの場合は、隙間ができ過ぎてしまうことがあります。
色に濃淡ができてしまった場合は、少しずつレジン液を足して、全体で均一になるようにならしましょう。全体が同じ濃さになればOKです。
- 次はラメやホログラムを追加してみましょう。量は好みで調節してくださいね。
ここまでできたら、UVライトで1度目の硬化をします。
- 1回目の硬化が終わりました。
- 型の表面にレジン液を少し足して、ホログラムの凸凹をなくします。ここから透明のレジン液を使うので、青が混ざらないように、つまようじを替えておきましょう。つまようじでレジン液を行き渡らせたら、硬化します。
- モールドからパーツを外します。2つのうち1つをクラフトジェルマットに固定させてから、中心に少しレジン液を垂らして、もう1つを下の花びらと互い違いになるよう乗せてUVライトで硬化します。
- 重ねたパーツの隙間を埋めるようにレジン液を垂らし、硬化します。
レジン液を追加したあとに横からみると、このようになります。
- 上の花びらの中心に、つまようじを使ってパールやラインストーンをのせます。
まず中心のパールをのせてから、周りのラインストーンをのせ、その後UVライトで硬化します。
- パーツをのせたら、レジン液を足してコーティングします。
横から見てもしっかりレジン液で覆われているようにします。
- 次は裏側をコーティングしていきます。
まずは少しだけレジン液をのせ、丸カンの半分くらい残して硬化します。
丸カンが固定できたら、全体にもレジン液を垂らして、コーティングします。
- 全体のコーティングができたら、丸カンを丸ヤットコと平ヤットコで開けて、キーホルダーの金具とパーツをつなげて、丸カンを閉じます。
- 完成です!
丸型や四角のモールドを使えばネームプレートにも
レジンで作ったキーホルダーに、文字を入れてアレンジするのもおすすめです。アウトライナーという画材やレジン用シールなどを使えば、手軽に文字入れができます。
お名前などを入れたオリジナルのキーホルダーは、イベントや結婚式のネームプレートにしたり、ラッピングアイテムとして添えたりしてもおしゃれです。
ネームプレートを作る時には、丸型や四角など、凹凸のないモールドを使うと文字入れしやすくなり、きれいに仕上がります。
マスクチャームにすれば華やかな気分に
レジンで小さなキーホルダーを作って、マスクチャームにアレンジしても可愛いです。
ドロップ型のモールドに、小さな押し花を封入したマスクチャームは、歩くたびに上品に揺れ、顔周りを明るくしてくれます。マスクを着けているときでも、華やかな気分にしてくれることでしょう。
ドライフラワーが浮かぶ、レジンのキーホルダー
カン付きレジンフレームを使った、フォトフレームのようなキーホルダー。
小さなドライフラワーやパール、金箔を閉じ込めて、上品にきらめくデザインにしました。使用するドライフラワーの種類や封入パーツを変えて、アレンジを楽しんでみてください。
手づくりのキーホルダーはプレゼントにもぴったり
レジンを使ったキーホルダーは、色や封入パーツを自由にアレンジできるのが魅力。心を込めて手作りしたキーホルダーは、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。
たとえば、思い出のお花をドライフラワーにしてレジンに封入したり、名前を入れてお子さまの持ち物にネームプレートにしたり、アイデア次第で作品のバリエーションが広がります。
「失敗しないか不安…」という方は、モールドを使うのがおすすめ。初心者さんでも本格的な作品を作れますよ。
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