透明な中にモチーフが浮かぶようなレジン作品。初心者の方でも手順を追って丁寧に作っていけば、立体感があってきれいなレジンのパーツを作ることができるんです。今回は、透明なレジンにお花とパールを封じ込めたキーホルダーの作り方をご紹介します。
デザインの自由度が高い、レジンのキーホルダー
今回のレシピでは、市販のフレームの中にレジンと花びらなどのパーツを交互にのせて封じ込め、キーホルダーを作ります。花びら以外にも、ネイル用のラメやパール、レースの端切れ、メタルパーツなどさまざまなものを封じ込めて、自由にデザインすることができます。フレームやパーツは手芸屋さんや100円ショップなどでも手に入りますので、ぜひ自分だけのデザインに挑戦してみてください。
材料
- C型キーホルダー金具 (40mm)1個
- カン付きレジンフレーム (28mm)1個
- 丸カン(線径0.8mm / 直径6mm) 1個
- UVレジン液 適量
- ドライフラワー(サンプルはバラの花びらと葉っぱ数枚)
- 金箔やパールなどのパーツ お好みで
道具
- 平ヤットコ
- 丸ヤットコ
- UVライト
- レジン用シリコンマット
- 爪楊枝
- ピンセット
できあがりサイズ
- 全体の長さ約7cm
所要時間
約1時間
作り方
- 薔薇の花びらをピンセットでちぎって細かくします。大きさはあえて揃えず、大きいものも、小さいものも作っておくとバランスがとりやすいです。
- レジンのベースを作っていきます。フレームをシリコンマットにのせ、全体にレジン液を薄く流し込み、UVライトを当てて硬化させます。
- 硬化できたら、その上からもう一度薄くレジン液をのせ、1で細かくしたバラの花びらを、爪楊枝を使ってのせていきます。この時、爪楊枝に少しだけレジン液をつけると花びらを移動しやすいです。
- 花びらをのせ終わったら、次はパールをのせていきます。バランスを見ながらピンセットで一粒ずつパールを配置します。今回はフレームの中心にお花やパールをのせ、周辺は空けるデザインにしていますが、お好みに合わせて変えてみてもOKです。花びらやパールの位置が決まったら、もう一度UVライトを当てて硬化させます。
- もう一度薄くレジン液をのせ、追加で花びらをのせます。さらに葉ものせ、硬化させます。
このように花びらやパーツをのせる工程と硬化を繰り返すことで、奥行きができ、立体感を出すことができます。1種類の花びらを使う作品では、これを行うと仕上がりが違ってくるので、ぜひやってみてください。 - 硬化が終わったら金箔をのせます。もう一度薄く伸ばしたレジン液の上に、バランスを見ながら爪楊枝で金箔をのせていきます。位置が決まったら、UVライトを当てて硬化させます。
- 金箔をのせ終わったら、次はレジン液を全体にたっぷりと(少し盛り上がるくらい)のせます。もしレジンの中に大きな気泡ができた場合は、爪楊枝の先で潰しましょう。全体にきれいにレジン液が行き渡ったら、UVライトを当てて硬化させます。
- 次に裏面にもレジン液をのせて硬化させます。レジン液が全体に行き渡りにくい時は、爪楊枝で塗り伸ばすようにしてみましょう。
裏面の硬化が完了すれば次へ進んで構いませんが、もし表面の仕上がりが気になるようであれば、もう一度表面にレジン液をのせて硬化します。 - 出来上がったパーツに、キーホルダー金具を取り付けます。丸カンの両側を平ヤットコと丸ヤットコで挟んで開け、キーホルダー金具と、レジンパーツのフレームについているカンを繋ぎます。
- そのまま、ヤットコを使って丸カンを閉じれば完成です。
お好みの花材を使って、小さなアレンジメントを楽しんでくださいね。
アレンジレシピ
違う形のレジン用フレームを使ったり、お好みのお花やパーツをのせたりすれば、さまざまなデザインのキーホルダーづくりを楽しめます。ドライフラワーを買って作るのはもちろん、お家で育てているお花をドライフラワーにして作るのもおすすめです。
こちらはフレームをしずく型のものに変え、お花やパーツも別のものを選んで作ってみました。
普段使うカバンや、お財布、鍵につけたりして、自分だけのキーホルダーを楽しんでみてくださいね。
手作りのレジンキーホルダーはプレゼントにもぴったり
上品なキーホルダーは、シンプルなバッグやポーチもぐっと華やかにしてくれます。また、自分で使うだけでなくちょっとしたプレゼントにもおすすめです。例えば、お祝いなどでいただいた花束のお花をドライフラワーにしてキーホルダーを作れば、記念に残る品にもなりますし、花束の贈り主へのお礼にも喜ばれますよ。