冬の寒さ対策はもちろん、おしゃれアイテムとしても大活躍のスヌード。さっと頭から被るだけで首元を温めてくれるので、外出時やお部屋などで手軽に防寒ができます。
そんなスヌードは、さまざまな素材やデザインのものが販売されていますが、フリース生地とミシンを使って手作りすることもできますよ。
今回は、ミシンを使ってフリースを手作りする方法をご紹介。手作りのスヌードで、いまから冬支度を始めてみてはいかがでしょうか。
フリース生地のふんわりスヌードの作り方
ミシンを使るフリースのスヌードの作り方をご紹介します。
今回は中肉~厚手のフリース生地を使っていますが、シープボアやマイクロボアフリースなどの生地もおすすめです。お好みの手触りやボリューム感などに合わせて選んでください。
■今回作るスヌードについて
完成サイズ:縦24cm×ぐるり66cm(女性用Mサイズ)
所要時間:約30分
材料
- フリース生地:A布・・縦26cm×横68cm×1枚
B布・・縦26cm×横68cm×1枚
※今回はA、B布を同じ生地で作っています。
※B布を別布で作るとリバーシブルデザインのスヌードを作ることができます。
- 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- チャコペン
- まち針
- 定規
- 目打ち
- クリップ
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
作り方
- A布とB布を中表に合わせ、上下を待ち針でとめます。上下の端を1cmで縫い合わせます。
- 上下が縫えました。
- 左右の横を縫い合わせます。左右の横が分かりやすいように、「A布に緑のクリップ」「B布にクリアのクリップ」をとめます。
- 左側の横を持って内側に入れ込みます。
- そのまま右側の横まで持っていき、クリップの色を合わせます。
- 横端をしっかりと合わせて待ち針でとめます。端から1cmで縫い合わせます。クリアクリップをしたB布側に、返し口として10cm位縫わずに残しておきます。
- 横が縫えました。
- 返し口から表に返します。
- 表に返しました。返し口をコの字まつりでまつります。※コの字まつり縫いについては、こちらの記事もご覧ください。
- 返し口をまつりました。
- 完成です。上下にハギが入っているので、縫い目が芯となってしっかり立ち上がるようなデザインになっており、首元をしっかり温めてくれます。
手作りスヌードのアレンジ術
使用する生地や長さを調節すれば、さまざまなデザインにアレンジできます。防寒性や使いやすさなどに応じて、お好みで調節してみてください。
布を2枚を使ってリバーシブルにアレンジ
今回紹介したレシピでは、同じ生地を裏表で使用していましたが、それぞれ違う種類の布を重ねて縫い合わせれば、リバーシブルで使えます。
身に着けたときに、裏の生地が少し見えると、デザインのよいアクセントになりますよ。表側はマイクロボアフリース、裏側は薄手~中肉のニット生地などで作るとおしゃれですね。
ぐるりと巻けるロングタイプのスヌードにアレンジ
フリース生地の長さを変えると、ぐるりと2重に巻けるスヌードにアレンジすることもできます。首もとのボリューム感がアップするため、風を防ぎやすくなります。
生地のサイズと完成サイズは以下のとおりです。作り方は先ほどご紹介した作り方の寸法のみを変え、同じように作ることができます。
ロングタイプの生地寸法
A布・・縦30cm×横140cm×1枚
B布・・縦30cm×横140cm×1枚
薄手~中肉のマイクロボアフリースで作るサイズです。マイクロボアフリースの他に、薄手~中肉のニット生地、肌触りの良いウールやカシミア生地などもおすすめです。
ロングタイプの完成サイズ
縦20cm×ぐるり140cm(女性用Mサイズ)
※二重に巻いて使います。
かぎ針の手編みスヌードの作り方
ご紹介したフリースで作るスヌードもあたたかくておすすめですが、かぎ針で編むスヌードも素敵に仕上がります。お好みの毛糸で作ることができるので、こちらもぜひ挑戦してみてくださいね。
スヌードを手作りして身も心も温まろう!
スヌードは、寒い季節に心強いファッションアイテムです。直線縫いでシンプルな作り方のため、初心者さんも比較的作りやすくなっています。
今回紹介したフリース素材を使ったスヌードは、首元を温めてくれるほか、しっかり立ち上がることで風が入ってくるのも防げます。シープボアを使ったり、ロング丈にアレンジしたりしてもおしゃれですよ。
本格的な寒い冬が来る前に、スヌード作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。