毎日使う枕カバーを、お気に入りの生地で作ってみませんか?枕の大きさに合わせて作ることができ、お好みの色やデザインの生地で愛着のあるアイテムを作ると、睡眠時間が楽しみになりますよ。
そこで今回は、直線縫いだけで作れる簡単な枕カバーの作り方をご紹介します。数枚作っておくと、毎日の洗い替えにも便利ですね。枕カバーにぴったりな生地の選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
直線縫いだけでできる枕カバーの作り方
直線縫いで作れる簡単な枕カバーのレシピをご紹介します。生地のサイズは枕にぴったり合うよう、計算式に当てはめて裁断してください。
また、今回は生地に薄手の綿ローン生地を使用しました。薄手の生地を使うことで、洗濯の乾きが早くなります。肌触りのよい生地がお好みの方は、リップル生地やタオル生地を使うのもおすすめです。洗い替えをたくさん作っておくのも良いですね。
今回の作品について
■完成サイズ:約縦35cm×横46cm ※枕によって大きさは変わります。
■所要時間:40分
生地のサイズ計算方法
今回使用する生地は、使用する枕の大きさに合わせてカットして作ります。生地のサイズは、枕のサイズを以下の計算方法に当てはめてください。
計算式
【W】=横の長さ(cm)【H】=縦の長さ(cm)
- 横のカット寸法=ゆるみ&縫い代9cm+重なり分13cm+【W】cm
- 縦のカット寸法=ゆるみ&縫い代7cm+【H】cm÷2
材料
- 表布 計算式に当てはめてカットしてください。
- 糸 60番※普通地用(今回は生成りを使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- チャコペン
- まち針
- 定規
- メジャー
- 目打ち
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
作り方
- カバーをかけたい枕のサイズを測ります。
- 枕をつぶさないようにして、メジャーで横の長さをぐるりと巻いて測ります。
今回は、横88cmでした。 - 同じく縦もメジャーでぐるりと巻いて測ります。
今回は縦60cmでした。計ったサイズを、ご紹介した計算式にあてはめます。▼横のカット寸法=ゆるみ&縫い代9cm+重なり分13cm+横巾【W88cm】=110cm
▼縦のカット寸法=ゆるみ&縫い代7cm+縦巾【H60cm】÷2=37cm
ということで、今回は「横110cm×縦37cm」に生地をカットします。
- 横110cm×縦37cmに生地をカットしました。
- 生地の左右の端を3つ折り始末します。手順6〜8のやり方で行ってください。
- 端から2cm折ります。
- 折った端を開いて、1cm折ります。
- 最初に折った、折り線の通りに折り直して3つ折りにします。
- 左右ともアイロンで3つ折りができました。折った端から2~3mmにステッチをかけます。
ステッチがかかりました。
- 左端から、13cmに重なり分の印を付けます。
- 生地の表が上になるよう、置き直して左端を、13cmの重なり部分に合わせて待ち針でとめます。
- 右端、13㎝の重なり部分を左側に折ります。上下端から1cmで縫い合わせます。
- 上下端がぬえました。端にジグザグミシンをかけます。
- 端にジグザグミシンがかかりました。表に返します。
- 表に返したら完成です。
ファスナー付きの枕カバーを作りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
枕の入れ方
- あき口から枕を入れます。
- 奥までいれたら、重なり分の中に入れ込みます。
- 上側の布をかぶせます。
- 枕が入りました。枕のサイズに合わせて裁断しているので、ぴったりサイズに作れるのが嬉しいですね。
手作り枕カバーで心地のよいおやすみ時間を
枕カバーは、好きな柄の布やあまった布でも手軽に作ることができます。生地選びによって吸水性や肌触りが変わってくるので、ご自身の体質やお好みの素材を選ぶのがポイントです。
小さなお子さんがいるなら、好きな柄で小さい枕にピッタリの枕カバーを作ってあげるのもおすすめ。寝具やベッドに合わせて、生地のデザインや柄にもこだわってみるのも楽しいでしょう。手作りの枕カバーで、素敵なおやすみ時間を過ごしてくださいね。