濡れた紙に絵の具や水性ペンで色を置き、紙にジンワリと色がにじんでいく様子が楽しい「にじみ絵」。 身近にある材料で簡単に色遊びを楽しめます。 感性と想像力を育む効果が期待できるので、お子さまと一緒に挑戦してみるのもおすすめです。 この記事ではにじみ絵の基本的なやり方と、にじみ絵を使ったアイテムづくりについてご紹介します。
にじみ絵の魅力
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にじみ絵は、紙にペンで絵を描くだけでなく、色の混ざり具合や広がりを楽しむことができます。 濡れた紙に色を乗せるとフワッとにじんで色が混ざり合い、幅広い作品を作ることができるでしょう。
にじみ絵を通して子どもの創造性が刺激され、豊かな色彩体験ができる点も魅力のひとつです。 絵を描く過程に重きを置いたにじみ絵は、自由な発想力を育めそうですね。
基本のにじみ絵のやり方
まずは、基本的なにじみ絵の楽しみ方をご紹介します。おうちにある画用紙や絵の具ですぐに挑戦できますよ。
■所要時間：20分+乾燥1日
材料・道具
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- 画用紙
- 空き容器 （今回は卵パックを使用）
- 水彩絵の具 （透明水彩絵の具があればそちらが好ましい）
- 筆
手順
- 赤、黄、青の水彩絵の具を空き容器に出し、多めの水で溶きます。透明水彩絵の具があればそちらをお使いください（色が重なる部分が濁らず綺麗に仕上がります）。今回は、一般的な学校などで使われている水彩絵の具を使用しました。
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- 画用紙を水でまんべんなく、しっかりと濡らします。
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- 1. で作った絵の具を、筆や指を使って垂らしたり、線を描いたりしてみましょう。
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にじんで色が広がっていく様子や、3色が混じり合って色が変わっていく様子を楽しんでください。
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- 紙を動かして、絵の具を自由に動かしても面白いですよ。紙全体に色が広がっていく様子を楽しみましょう。 しっかりと乾いたら完成です。
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にじみ絵を使ったアイテムづくりに挑戦
基本的なにじみ絵のやり方を楽しんだ後は、にじみ絵を活用して作品を作ってみましょう。おうち遊びにはもちろん、自由研究や夏休みの工作にもおすすめですよ。
コーヒーフィルターで作る「てるてる坊主」
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コーフィーフィルターににじみ絵を施し、てるてる坊主を作ってみましょう。リボンや顔によって仕上がりの違いを楽しめます。
■所要時間：にじみ20分+乾燥1日+人形30分
材料・道具
- コーヒーフィルター（白）
- リボンなど
- 空き容器
- 水性ペン
- ホチキスや輪ゴムなど
手順
- コーヒーフィルター（白）に、水性ペンで自由に模様を描きます。
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色んな模様を描いて、どんな仕上がりになるのかを想像してみると楽しいですよ。
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- 模様が描けたら、コーヒーフィルターを半分に折ります。
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さらに半分に折って細くします。
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- 空き容器（今回は卵パック）に水を張り、折ったコーヒーフィル ターに水を染み込ませ、色をにじませます。
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グングンと水を吸って、色がにじみ広がる様子を見るのも楽しいですよ。
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- 破れないようにゆっくりと広げます。
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しっかりと1日乾かします。
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きれいに乾きました。ぼんやりとにじむ淡い色合いが可愛いですね。
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- お人形の頭部分を作っていきます。
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コーヒーフィルターをひっくり返し、ノリ部分を内側に入れます。
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開いてる部分を絞って頭の形になるように整えます。この時、ティッシュなどを詰めて形を整えるのもおすすめです。
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- もう1枚のコーヒーフィルターを、頭の絞った部分に巻き付けてお洋服を着せます。
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頭と洋服を固定します。ホチキスで止めても良いですし、輪ゴムなどでしばってもOKです。
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- 顔の表情を書いたら完成です。
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色々な柄のお洋服を着せて楽しみましょう。
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髪の毛をつけたり、リボンをつけたりして、個性豊かなてるてる坊主を作ってみてください。
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オリジナルのお洋服で、ごっこ遊びもするのも楽しいですね。
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もちろん、てるてる坊主として飾ってもOK。優しい色合いに癒されます。
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キッチンペーパーで作る「にじみ絵お花」
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キッチンペーパーで、淡い色が素敵なお花作りにも挑戦してみましょう。 今回はあじさい、朝顔の作り方をご紹介します。
■所要時間：にじみ20分+乾燥1日+形20分
材料・道具
- キッチンペーパー
- 水彩絵の具（透明水彩絵の具があればそちらが好ましい）
- 空き容器（今回卵パック）
- ハサミ
手順
- 基本の作り方の手順1. と同じように、色水を作ります。
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- キッチンペーパーを4等分に折り畳みます。
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- 下から三角になるように折り畳んでいきます。
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このような形になればOKです。
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三角の先端を色水につけていきます。
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ぐんぐん吸うのが見てて面白いですよ。
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- 残りの先端にも色を染み込ませます。
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全部違う色で染み込ませてみました。三角形以外にも、四角形など色々な形にして染み込ませて、どんな柄に仕上がるのか試してみるのもおすすめです。
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- 破れないようにそっと開きます。
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三角から丸模様になりました。想像と違う柄や色合いに驚きますね。このまま広げて乾かします。
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きれいに乾きました。ここから色々な柄を作ってみましょう。
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- お花を作っていきます。お好みの色合いの部分に、お碗など丸いものを置き、円を書きます。
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- 円の線に合わせてハサミで切ります。
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- 円を4分の1に折ります。
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- 90°の角の部分をねじります。
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- ねじったところを中心にして、円を開いていき、花びらの形に整えます。
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- 葉っぱを沿えたら、朝顔の完成です。
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あじさいに見立ててカットしても可愛いです。
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色々な形のお花を作ってみてくださいね。
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キッチンペーパーで作る「立体お花」
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先ほどご紹介したお花の作り方を応用して、立体的なお花を作ることもできます。存在感のある作品を作りたい人におすすめです。
手順
- 先ほどご紹介した「お花の作り方 手順5. 」までを参考に、キッチンペーパーににじみ絵を施します。続いて、お好みの大きさにカットし、5枚ほど重ねます。
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- 蛇腹状に畳んでいきます。
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- 両端を丸くカットします。
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- 真ん中をホチキスで留めると、このようなリボンの形になります。
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- 1枚ずつ立ち上げていきます。破れないように気をつけてください。
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- 全体の形を整えたら完成です。
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優しい色合いと、くすんだカラーが大人っぽくておしゃれですね。
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壁に貼って楽しみましょう。優しい色合いでどんなインテリアにも馴染みやすいですね。並べて飾り、ウォールフラワーにするのもおすすめです。
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カチューシャなど髪飾りにして、パーティーの主役にするのも可愛いですよ。
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にじみ絵で色遊びを楽しもう
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自由な発想で感性と想像力を育むにじみ絵は、特別な道具がなくても遊ぶことができます。 色の広がりや混ざり合いを楽しめるにじみ絵は、おうち時間にぴったり。ぜひ、お子さまと一緒に楽しんでみてください。
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