ハンドメイドのがま口ポーチの簡単な作り方

手作りのがま口
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誰もが一度は手にしたことがあるであろうがま口。

ガマの口というだけあって、日本発祥かと思いきや、実は海外からの輸入品だったことはご存知でしょうか?欧米で社交パーティで持ち歩くバッグとして流行していたものを日本に持ち帰ったのが起源と言われています。

日本ではもともと財布として巾着袋しかなかったために、ワンタッチで開け閉めできる便利ながま口はとても流行ったようです。

がま口の魅力

がま口の魅力はなんと言ってもワンタッチでパチンと開け閉めができることです。ガバっと大きく口が開くので中身も見やすく、ぷっくりした独特のフォルムも可愛らしいですよね。

金具も小さいものは500円硬貨サイズのものから、大きいものはバッグのように横幅30cmもあるものまで多種多様です。

ハンドメイドのがま口アイテム作品

これまでに制作してきたがま口のアイテムをいくつかご紹介します。

こちらは18cm角型の口金で手作りしたがま口と、3.5cm丸型の口金で作ったがま口です。

がま口バッグ

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大きい方は通帳やカード類が収納できるようになっており、小さいほうは指輪が収納できるようになっています。

がま口を開けたところ

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デニム生地をリメイクして作成したがま口バッグです。タッセルもデニム生地の余り布を作って作成しており、手作りならではのオンリーワンのバックに仕上がっています。

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こちらはピッグ(豚)スエード生地で作成したカードケースです。表地の素材が変わるだけで大分印象が変わることが分かると思います。こちらもタッセルはスエードの余った生地で作成しており、全体的に統一感が出るように仕上がっています。

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がま口アイテム作りにおすすめの布や柄

ここまで何点かがま口のアイテムをご紹介ましたが、布や柄は基本的には自由!です!
布でも革でも、ご自分の好きな生地や柄で自由に手作りできるのがハンドメイドのいいところだと思います。

とはいえ、全く裁縫をしたことがない方がいきなり革を使っても難しいと思いますので、初めてトライする方は布帛(※)の中厚程度の布や薄い合皮を100円ショップで購入して手作りされるのが手っ取り早いかと思われます。

※布帛…「ふはく」と読みます。伸び縮みしない織物の生地のことを言います。対して、伸び縮みする生地はニット生地といいます。がま口をはじめバッグやポーチなどの布小物を作成する場合、多くはこの布帛生地を利用して作成します。(ニット生地でも作成できないことはありませんが、裏地に接着芯を貼って生地が伸びないようにするなど、工夫が必要になってきます。)

がま口ポーチを簡単に手作りできるレシピと材料

100円ショップで揃う材料で、合皮のがま口を型紙から作ってみましょう!

今回ご紹介する100円ショップの口金を使う場合は、大きい柄では柄をうまく取って作るのが難しいと思いますので、だいたい2~3cm程度の小さな柄がオススメです。もちろん、お気に入りの生地があればそちらを使って世界で一つの自分だけのがま口を作ってみて下さいね!

材料

  • 合皮 1枚(20cm×30cm程度、柔らかく縫いやすいものがオススメです)
  • 内生地 1枚(20cm×30cm程度)
  • がま口金具 1個(今回はセリアの10cm角型の口金を使用。ダイソーの10cm角型でも可です)

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道具

  • A4用紙
  • ペン
  • 定規
  • はさみ
  • 裁縫道具(糸、針、メジャー)
  • クリップ
  • マイナスドライバー
  • ボンド(金属と布の接着が可能なもの。画像のボンドはホームセンターで150円程度で購入したものです。100円ショップで売っているボンドではGクリアーあたりがいいかと思います)
  • ペンチ
  • 爪楊枝

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作り方

  1. A4用紙を用意し、真ん中に十字の直角の線を引きます。

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  2. 口金の真ん中に油性マジックで印をつけ、1.で書いた十字の線に合わせます。

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    リベット(留め金)と口金の中心の全4ヶ所が十字の線と交わるように口金を置きます。

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  3. 口金の上半分をなぞって紙に写します。留め具の丸い部分の周りはなぞれないので一度口金をどかして線でつないで下さい。

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    <ポイント!>
    口金の幅の1.3倍になるような箇所に印をつけます。ここでは10cmの口金を使用していますので、13cmになるような箇所に赤で印を入れています。

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    なぜ1.3倍なのか?それは、口金の幅に対して横幅が1.3倍程度あるとほどよくぷっくりゆとりがあって開閉しやすい作品に仕上がるためです。口金の幅に近いほど平べったい仕上がりに、口金の幅より大きくなるほどハクション大魔王のような形の仕上がりになります。とりあえず慣れるまでは1.3倍を目安に型紙を作って見て下さいね。
  4. 口金のカーブが始まるところあたりから、3.で印をつけた箇所に向かって直線を引きます。(ここからは左右の片側だけでOKです)

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    次に、中に入れたいものを配置してみます。(口金に入りきらない横幅のものは避けた方が無難です)。今回はカードやリップクリームが入るサイズにしてみたいと思います。リップクリームを置いて少し下から1.の十字の線と水平に線を引きます。

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  5. マチの線を引きます。4.で引いた線の下に垂直に線を伸ばします。

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    また4.の線が口金からはみ出た分(今回は1.5cm)と同じ幅で、5.で引いた線の下に水平の線を引き、リベットの真下で直角に線を引きます。

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  6. 縫い止まりの位置を決めます。もともとなぞっていた口金の黒線と、斜めに引いた赤線が交わる点をAとします。このAから口金の線の終端(リベット)の位置Bまでの長さを測ります。今回A-B間の長さは4.0cmとなっていました。この長さに2mm加えた4.2cmの位置で斜めに引いた赤線の上に点B‘をとります。点B’が縫い止まりになります。

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  7. 下の図のように縫い代線を書きます。B’の上1cmからスタートして赤線に並行して7mmで縫い代線(青線)を書きます。

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  8. 中心の線に沿って、紙を半分に折ります。

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  9. 外側の線に沿ってハサミで切り取ります。

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  10. 型紙ができました。

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  11. 生地を裁断します。生地を中表(内側に生地の表がくるように)にして半分に折り、作成した型紙をなぞって線を引きます。

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    その後、線の上をハサミで切り取ります。

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  12. 裏地も同様に裁断します。生地の表の中心(口金に入る部分)に少しペンで印をつけておきます。

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  13. 生地を縫います。縫い止まり位置からサイドの直線をまっすぐ縫います。このとき、合皮はまち針で穴が開いてしまうのでクリップで仮止めして縫います。

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  14. 底を縫います。わになった部分にハサミで少しだけ切り込みを入れます。

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    マチをあわせて縫います。

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  15. 表に返します。

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  16. 裏地も同様に縫い、裏地は表に返さずそのまま表地の中に入れます。

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  17. 縫い止まりの上の縫い代は内側に折り込んでボンドで固定しておきます(注:別の生地での写真になっています)

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  18. 表生地・裏生地の中心を合わせます。

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    口金部分をざっくり縫い合わせます。縫うのが面倒な場合は両面テープで固定してもOKです。

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  19. いよいよ口金に取り付けます。口金の長さに切った紙紐(100円ショップのがま口には一緒に入っています)を2本用意します。

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  20. 付け方は、まず口金の溝にボンドを入れます。口金の溝の7割程度についていればOKです。通常のボンドの口では溝に入れるのが難しいかもしれませんので、爪楊枝などを使いながら溝に広げます。

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    画像のボトルはホームセンターで売っているオイル入れのボトル(150円程度)にボンドを詰め替えたものです。先が細くなっているので口金にボンドを入れるのに丁度いいので愛用しています。ボンドを塗ったら3分程度待ちます。

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  21. ボンドを3分待っている間に紙紐を半分に折って折り目をつけておきます。

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  22. 口金をはめていきます。まず、口金につけた中心の印と、生地につけた中心の印が合うように真ん中をはめこみます。

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    そこから右にはめ、終わったら左にはめ、と進みます。ボンドが口金や手についた場合はウェットティッシュで拭き取ります。

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  23. 生地をはめ終わったら紙紐を入れていきます。紙紐も半分に折った折り目を口金の中心の印に合わせて真ん中から差し込んでいきます。

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    奥まで差し込むためにマイナスドライバー等を利用して差し込みます。紐がはみでそうな場合はリベットの少し手前でハサミでカットして下さい。

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  24. 両方口金を取り付けたら口を開けたままにしてボンドを乾かします。

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    乾かしている間に除光液で口金につけたマジックを拭き取って時間を有効活用して下さい。

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    筆者は空気清浄機の送風口に置いてボンドを乾かしています。

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  25. もうすぐ完成ですよ!ボンドが乾いたらリベットまわりの口金の端4箇所をペンチでかしめます。あて布をしないと口金に傷がつきますので必ずあて布をしてください。かしめ方は、口金の端をはさんで、内側にクイっとやる感じです。力はそこまで必要ありません。

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    口金の内側だけがかしめられていればOKです。

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  26. 完成です! 

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リップクリームや小さいクリームも入るサイズで、小物を持ち運びするのにちょうどいいサイズになりました!

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※今回接着芯を使用しなかったのでくったりとした作品になっていますが、もっとしっかりした自立するようなハリを持たせたい場合は接着芯を使用します。合皮のようにアイロンが使えない生地の場合はシールタイプの接着芯を使用して作成しますが、今回はそこまでは触れません。

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新たに、シンプルで便利なファスナー開閉タイプのポーチの作り方を公開しました!是非トライしてみてくださいね。

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ライター

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2歳児&0歳児の母。 昼はSE、夜はよなよなハンドメイダーとして何かを作っています。