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お気に入りの生地でぬいぐるみを!テディベアの作り方

コノトガク

手作りのテディベアに憧れるけれど、ぬいぐるみ作りは難しいとか、小さいパーツをバランスよく作る自信がない……と思っていませんか。今回は、ぬいぐるみ作り初心者の方でもきれいに作れる、オーソドックスなテディベアの作り方をご紹介します。

かわいいぬいぐるみを手作りしよう!

両手に収まるサイズのかわいらしいテディベアを作ってみませんか?手足はボタンで留めているので、上下に動かすことができ、おしりも平らになっているのでちょこんと座らせることもできます。お裁縫初心者さんでも楽しんで取り組めるレシピとなっていますので、チャレンジしてみてくださいね。

今回作るテディベアについて

できあがりサイズ

全長約17cm(座って約12cm) 

所要時間

半日ほど ※人によって多少前後します

テディベアを作るのに必要な材料と道具

材料

  • 生地         縦20cm×横55cm
    無地か方向のない小さな柄のものを選ぶと柄合わせがなく、縫いやすいです。薄手のやわらかい生地を使うとカーブがきれいに出ます。
  • フェルト       8cm×8cm(生地の色・柄に合わせて)
  • 刺繍糸        1束(こげ茶、または生地と見分けやすい色を)
  • しつけ糸       1束(ミシン糸と見分けやすい色を)
  • 手縫い糸       1巻(生地・フェルトの色・柄に合わせて)
  • ミシン糸       60番(普通地用※生地の色・柄に合わせて)
  • ボタン        12mm×4個(生地・フェルトの色・柄に合わせて)
  • 目玉ボタン(足付き) 8mm×2個
  • 綿          約100g
  • リボン        7mm×40cm(幅はお好みで、色は生地の色・柄に合わせて)

道具

  • 布切りバサミ
  • 糸切りバサミ
  • カッター
  • チャコペン
  • まち針
  • 定規
  • 目打ち
  • 割り箸 1本
  • 刺繍針
  • 手縫い針
  • ミシン
  • ミシン針11番(普通地用)

テディベアの作り方

型紙と生地の準備

  1. 型紙を作る
    型紙を印刷します。(印刷はこちら
    印刷する際、気づかずに拡大・縮小されていないか、型紙にある5cmのラインに定規を当てて測り、確認しましょう。拡大・縮小されてしまっている(定規の5cmと型紙の5cmが合わない)場合は、印刷の設定などを見直して再度印刷しましょう。

    型紙の数字の単位はすべて「cm」です。縫い代なし(出来上がり線)の型紙で、○内はそれぞれの縫い代巾です。

    型紙をダウンロードする
    (Ctaftieで無料の会員登録をして、型紙をダウンロードしてくださいね。)

  2. 型紙を切り抜く
    線の通りに型紙を切り抜きます。手の平もカッターなどを使って切り抜いておきます。


  3. 生地を縦地で裁断する
    写真を参考にして生地の上に型紙を置き、型紙の周りをチャコペンでなぞります。配置をアレンジする場合も、生地の縦横を変えないように気をつけます。



    体、頭の型紙は1枚なぞったら型紙を水平に裏返し、もう1枚書き写してください。その分も含めて、型紙同士は2cm以上空くように配置します。足、手は縫った後に裁断するので、写真のように大きめに裁断します。

    手の平、足の裏はフェルトに書き写します。手の平は上下左右、足の裏は上下があるのでそれぞれ印をつけておきます。

  4. 縫い代をかき、裁断します
    書き写した線の外側に定規をあてて、型紙通りの縫い代を書き入れます。例えば、頭中心の横の縫い代は5mmなので5mmの縫い代をつけていきます。

    縫い代がつきました。縫い代の線通りに生地を裁断します。



    生地の裁断ができました。


<パーツ①>胴体を作る

胴体の作り方

  1. ダーツを縫う
    まず、胴体のダーツ(鋭角に切り込みを入れたようになっている部分)を縫います。ダーツとは、平らな布に立体的なカーブをつけるために、布をつまんで縫う方法や、縫う部分のことです。

    ダーツが縫えました。

  2. 胴体の生地2枚を縫い合わせる
    胴体2枚を中表に合わせて、ぐるりと縫います。返し口のところはあけておきます。

    ぬいぐるみは縫い目が粗いと、綿を詰めた時にはじけてしまうことがあります。洋服やバッグを作る時より少し細かい縫い目で縫うと安心です。



    胴体が縫えたら、返し口から表へ返しましょう。写真は表へ返したところです。
  3. 綿を詰める
    割りばしを使って、綿を詰めます。まず一番奥へ押し込み、徐々に手前へ詰めていきましょう。中で綿がダマになると、お腹がボコボコしてしまうので、綿同士をつなげるようにして入れるのがコツです。生地のしわがなくなるまでしっかりと詰めます。

    綿を詰め終わりました。ダーツのおかげで、お腹に自然な丸みがついています。

  4. 返し口をまつる
    手縫い糸1本どりで、コの字とじで返し口をまつります。(コの字とじのやり方はこちら


    返し口をまつり終えたところです。(まつり縫いのやり方はこちら
  5. これで胴体が完成しました。

<パーツ②>手を作る

手の作り方

  1. 生地を縫い合わせる
    手のパーツをできあがり線を重ねるように半分にたたみ、まち針でとめます。できあがり線の上を縫います。返し口はこの後で開けるので、ぐるりと縫って構いません。

    手が縫えました。

  2. 返し口をつくる
    ここから返し口を作ります。まず、返し口の印を付けます。手の生地の上に、型紙をでき上がり線通りに置き、手の平の中心1.5cm位に線を書きます。

    印に合わせて、上の生地1枚だけに切り込みを入れます。重なっている下の生地まで切ってしまわないように気をつけてください。



    返し口ができました。裏側(下の生地)は切れていません。


    できあがり線(縫い目)から5mmくらい外側をハサミでカットします。

    カットできたら、返し口から表へ返します。返し口が小さいので少々返しにくいですが、手前から少しずつ生地を引き出すようにして返していきます。

    表へ返しました。

  3. 手の平のフェルトを縫い付け、綿を入れる
    手の平パーツの付け位置を書きます。型紙をのせて、チャコペンで手の平の位置を書き写します。

    返し口から綿を入れます。



    綿が入りました。


    手の平パーツのフェルトをまち針で仮止めします。上下左右の向きが決まっているので、確認しながらまち針でとめてください。


    手縫い糸1本どりで、たてまつりしてとめていきます。(たてまつりのやり方はこちら

    手の平がつきました。これで完成です。

<パーツ③>足を作る

足の作り方

  1. 生地を縫い合わせる
    足を中心の線で半分に折り、「わ」になっている部分と底を残して縫い合わせます。

    縫えました。

  2. 余分な布をカットする
    できあがり線(縫い目)から5mmくらい外側をハサミでカットします。底(足先)だけは、7mmの縫い代をつけてカットします。

    カットできました。底(足先)をできあがり線に合わせて折り返します。続いて、底から表へ返します。

    表へ返しました。

  3. 足先をつくります
    フェルトを切り出した足の裏のパーツを、足の底に合わせ、まち針でとめます。上下の向きがあるので確認しながらとめてください。

    足の底とフェルトの足の裏パーツを手縫い糸1本どりで縫いあわせていきましょう。ぐるっと一周周する1.5cmくらい手前で一旦止め、綿入れ口を空けておきます。

  4. 綿を入れる
    縫い残した綿入れ口から割りばしで綿を入れます。

    綿を入れ終えたら、縫い残した1.5cm分をまつります(まつり縫いのやり方はこちら

  5. 足が完成しました。

<パーツ④>耳を作る

耳の作り方

  1. 生地をまち針でとめ、ダーツを縫う
    耳の中のダーツを中表にたたんでまち針でとめます。

    線の通りダーツを縫います。胴体のダーツとは違って、折り山から離れたところを縫うので、縫い終わりも返し縫いしてかまいません。

  2. 生地を縫い合わせる
    耳の外と耳の中を中表にあわせ、できあがり線のカーブの部分を縫い合わせます。縫った部分の縫い目から4mmくらい外側をカットします。

    表へ返します。

  3. 返し口を処理する
    返し口の縫い代を耳の中に折り込んで、まち針でとめます。

    返し口を手縫い糸1本どりでまつり、縫い閉じます。耳ができあがりました。まつり縫いのやり方はこちら

<パーツ⑤>顔を作る

顔の作り方

  1. ダーツを縫う
    まず、顔のダーツを縫います。ダーツを中表にたたんでまち針でとめます。線の上をミシンで縫います。


    ダーツが縫えました。
  2. 生地を縫い合わせる
    顔を中表にあわせて重ね、鼻先から首まで縫い合わせます。この時、鼻先の縫い代は縫わずに空けておきます。

    鼻下が縫えました。

    続いて、頭2枚の間に頭中心をつけます。頭中心と片側の頭のできあがり線を重ねながら、鼻先から首までまち針でとめます。

    まち針でとめた通りに、しつけ糸(画像では黄色の糸)1本どりで仮止めします。

    反対側も同じようにまち針で止め、しつけ糸で仮止めします。仮止めした、しつけ糸のギリギリ内側をミシンで縫います。

    顔と頭中心が縫えました。

    表へ返します。

  3. 綿を入れる
    首から綿を詰めます。

    首のできあがり線通りに、手縫い糸2本どりで少し粗めになみ縫いします。

    糸を縫い絞ります。



    縫い代が頭の中へ入るよう倒して、さらに糸を引き絞ります。


    しっかりと首を閉じたら、玉結びしてとめます。
  4. 頭ができました。

<仕上げ>顔に耳・目・鼻・口をつける

頭に耳をつける

  1. まち針で顔のダーツの上に耳を仮止めします。 
  2. 上下左右あちこちから見て、耳の位置が左右同じか、確認します。
  3. 左右の耳を手縫い糸1本どりで、まつりつけていきます。まつり縫いのやり方はこちら
  4. 耳がつきました。

 

目・鼻・口を縫い付ける

  1. 目をつけます。
    まず、目の位置にまち針を刺して確認します。(黒いまち針をさしています)

    糸を通して玉むすびした縫い針を用意し、首側から目の位置に向かって刺します。

    針を出した目の位置に目打ちを刺し、穴をあけます。


    針に目玉ボタンを通し、目の位置から首に向かって刺します。目玉ボタンの足が、目打ちで開けた穴にはまるよう、糸を強めに引きましょう。さらに目玉ボタンの足を通しながら2~3度縫います。

    最後は、首側で玉結びします。



    目がつきました。
  2. 鼻と口をつけます。
    鼻と口の位置を決め、チャコペンでお好みの大きさの鼻と口を描きます。


    刺繍糸を3本どりで通して玉むすびした刺繍針を用意し、首から鼻の先に向かって針をだします。


    ステッチにボリュームを出すため、横方向に3本ほどステッチしておきます。


    続いて、鼻先から鼻の際の印に向かってステッチします。

    際から際へ、すき間ができないよう細かく縦にステッチしていきます。



    際まできたら、口の端に向かって針を刺します。

    口の端から中心へ向かって刺し、反対の口の端に針を出します。さらに中心へ向かって刺し、鼻の中心へ針を出します。



    最後に、鼻の中心から口の中心へ針を刺し、ステッチします。口の中心から首に向かって針を通し、首で玉結びします。


    顔が完成しました。

<仕上げ>各パーツを組み合わせる

頭と胴体を縫い付ける

  1. まち針で仮止めをする
    頭と胴体を写真のようにまち針で仮止めします。上下左右あちこちから見て、バランスを確認します。
  2. まつり縫いで縫い付ける
    手縫い糸1本どりのコの字とじで、頭と胴体をまつりつけます。コの字とじのやり方はこちらまつり縫いのやり方はこちら
  3. 頭と胴体がつながりました。

     

手足と胴体を縫いつける

  1. まち針で仮止めをする
    足で胴体を挟むようにし、それぞれの足をまち針で仮止めします。上下左右あちこちから見て、バランスを確認します。
  2. そのまま座らせてみて、きちんと座れているか、座った時に足の長さが一緒になっているかを確認します。位置が決まったら、まち針を通した位置にチャコペンで印をつけます。
  3. 刺繍糸で縫い付ける
    刺繍糸3本どりで、右足の外側に玉結びをして小さくひと針縫い、ボタンを通します。


    外側から内側へ針を通します。


    胴体の右から左へ針を通します。


    左足の内側から外側へ針を通してボタンをつけ、左足、胴体、右足と戻るようにします。


    糸を強く引きます。同じ要領で2~3回繰り返して縫います。足の付け根の見えない所で玉結びします。


    同じ要領で手もつけます。
  4. これで完成!
    首元にリボンを結んで完成です。

思い出の品のリメイクや、ちょっとした贈り物にも

少量の生地で作れるテディベアは、気に入っていた子ども服や思い出の布アイテムをリメイクして残すのにもぴったり。かわいらしくラッピングすれば、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれるでしょう。もちろんお子さんのおもちゃとしてもおすすめです。

 

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku