もうすぐ3月3日、桃の節句ですね。今年は和柄とモダン柄の折り紙で、ひな祭りの折り紙クラフトを作ってみませんか?ひな祭りのモチーフの基本的な折り方をご紹介します。お雛様やお内裏様はもちろん、桃のお花、屏風、ぼんぼりまで子供と一緒にかわいく作れますよ。
折り紙で作る、簡単でかわいいお雛様とお内裏様
子どもと一緒に簡単に作れる、男雛(おびな)と女雛(めびな)の折り方をご紹介します。和柄の折り紙を使ったり、半えりやお顔のデザインを変えたりして、お好みのお雛さまを作ってくださいね。
材料・道具
- 折り紙(和柄があると良いですよ)
- ハサミ
- のり
- ペン
作り方
- 折り紙1枚を用意します。 着物の部分になるので、柄付きの折り紙にすると華やかになります。
- 折り紙を下から5cm(3分の1)のところで折ります。
- 横も同じように5cmのところで折ります。
- ひし形の向きにして、下の角を裏側へ少し折り、平らにします。
このような形になればOKです。
- お好みの顔と髪の毛をペンで書きます。色えんぴつや色ペンを使うのも良いですね。
- 半えりの部分を作ります。本体とは異なる柄・色の折り紙や、マスキングテープでもOKです。
- 着物の内側に入るように、半えりを貼りつけます。 着物と顔の境目が引き締まり、より華やかになりますよ。
- 完成です。折り紙の柄や色の組み合わせで、色んな表情を楽しめます。
- 男雛も同じ作り方で折ると完成です。 2人並べてお好きな場所に飾ってくださいね。
折り紙の屏風(びょうぶ)の作り方
男雛と女雛が出来たら次は金の屏風を作ってみましょう。折り紙をじゃばらに折っていくシンプルな作り方です。黄色や金色を使うと華やかですよ。
作り方
- 金色や黄色系の折り紙を用意します。
- 色の面を裏にして、作りたい屏風の高さになるように折ります。 今回は、下から4cmほど折りました。
- 続いて、右から左へ半分に折ります。
- じゃばらになるよう折ります。折る幅はお好みで調整してください。
- ひらいたら完成です。 2個つなげて飾ったり、折りひだを増やしたり、お好みに仕上げてくださいね。
折り紙のぼんぼりの作り方
黒いぼんぼりを両脇に飾る事で、ひな壇らしさが増すだけでなく、全体の印象が引き締まります。少し手順が多く感じますが、ゆっくり折り進めると美しいぼんぼりに仕上がりますよ。
また、千代紙や和紙を組み合わせて背景に飾るだけでも、日本らしく豪華な印象が増すのでおすすめです。
作り方
- 折り紙1枚で、2個のぼんぼりが作れます。
- まず、折り紙を半分に切ります。
- 手順2で切った折り紙を、下から上に半分に折って折り筋をつけます。
このように折り線がつけばOKです。
- 上の辺を、手順3でつけた真ん中の折り線に合わせて折ります。
- 裏返します。
- 縦3等分になるよう(約2.5cmずつ)折り筋をつけます。
- 右側を、折り筋に合わせて折ります。
- 色がある面(黒)を下から上に半分に折って、折り筋をつけます。
- 点線のラインで開きながら折っていきます。
このように、指を入れるようにして折りましょう。
- 手順9のように折ると、このような形になります。さらに、点線の位置で折ります。
このような形になればOKです。
- 続いて、右側と同じ手順9のように、左側を折ります。
- このような形になるよう、開きながら折り広げます。
- 下の部分を、外側へ折り開きます。
- 手順6でつけた3等分の折り筋に合わせて、右側を折ります。
- 約5mm残して、外側へ戻し折ります。
このような形になればOKです。
- 左側も手順14〜15と同じように折ります。
- 下部分が平らになるように折ります。 下から2cmくらいの部分を目安にしましょう。
- ひっくり返したら完成です。
- 手順2で切った残りの半分で、もう1個を作ります。先に作ったおいた屏風と組み合わせれば、立派なひな壇の完成ですよ。
折り紙で作る桃の花
ひな祭りのお花といえば、桃の花ですよね。折り紙で桃の花も作り、さらに華やかな飾り付けを楽しみましょう。ピンクや紫、お好みの色で作ってください。
作り方
- 折り紙1枚を用意して、色がある面を下向きに置きます。
- 下から上へ半分に折ります。
- 右側下角を上辺に向かって、三角形になるように折り筋をつけます。 しっかりと折り筋をつけず、真ん中あたりにだけ軽く折り筋をつければOKです。
- 右側上角も手順3と同じようにして、折り筋をつけます。
- 点と点が合うように折ります。
- 赤線が、黄線にくるように折ります。
- 続いて、赤線が黄線にくるように折ります。
このような形になればOKです。
- 真ん中で半分に山折りします。
- これで、切る前のベースができました。ここからハサミでカットして桃の花の形にしていきます。
- 画像のように、ペンや鉛筆で印をつけてカットします。
- ゆっくり広げたら、桃の花の完成です。
- 手順10よりも斜めの角度をつけ、さらに真ん中で小さな半円をくり抜くと…
このような形の桃の花に仕上がります。ハサミを入れる場所や角度によって、色々な表情を楽しめますよ。
- 色やサイズが異なるものを作り、重ねて貼っていく事で模様もできます。花びらの形や大きさなど、お好みの形を見つけてみてくださいね。
作ったもの全てを飾れば、賑やかなひな祭り飾りの完成です。
桃の花のアレンジ例
大きな桃の花を作りたい時は、花びらを5つ折って組み合わせ、後ろを透明テープなどで止めます。
画用紙などの上に作品を貼り付ける場合には、折り紙を切り抜いて作る平面的な桃の花を。色やサイズが異なるものを作り、重ねて貼っていくことで模様ができます。
ひな祭りのおすすめ手作りレシピ
折り紙で作るひな祭りだけでなく、身近にある材料でさらに色々な飾り付けをしてみませんか?お子様と一緒に制作を楽しむことができますよ。
紙コップで作る「ひな人形」
お好みの紙コップや折り紙、画用紙で作れるかわいいひな人形の作り方です。手作り感がたっぷりで、温もりのある桃の節句を演出できそうですね。紙コップにはひなあられなどお好みのお菓子を入れることもできます。
フェルトで作る「つるしひな人形」
フエルトで作る「つるしひな」は、フェルトならではの優しさを感じるかわいらしいアイテムです。子ども部屋やリビングにインテリアにも取り入れやすいですよ。縫い針を使うので、子どもが作る際には大人の方が付き添ってあげてくださいね。
折り紙で手軽にひな祭りを演出しよう
お好みの和柄や色の折り紙があれば、ご紹介したようなとってもかわいいひな祭り飾りを作ることができます。家族みんなで楽しむのも良いですし、子どものクラフトとして取り入れるのも良いですね。
折り紙の作品が出来たら、菱餅や雛菓子と一緒にひな壇に飾ってみましょう。皆さんも桃の節句はぜひ折り紙と共に過ごしてください。
お雛様以外にもたくさんのアイテムを作れる折り紙。作り方がセットになった様々なキットがあります。お子様の好きなモチーフのキットを探してみませんか?