こんにちは、ウィービング作家・インストラクターのMaiです。
今回は手芸・クラフト好きが今注目している『ウィービング(木枠の手織物)』に使われる道具と、揃えておくと便利なアイテムをご紹介します。
ウィービングにオススメの道具とは?
私が普段から使っていて、ワークショップ参加者さんに毎回オススメしている道具を順にご紹介したいと思います。
最も大切な道具『織り機』
織り機というと高価で、買っても大きくて仕舞う場所がないとイメージされる方が多いと思います。ウィービングで使う木枠の織り機はかさばらず価格も安価です。
私が愛用しているのはドイツのヘルムート・ミューラーという知育おもちゃメーカーが出している織り機の大サイズです。最大幅が26cmまであり、価格も4,000円ほどです。
オンラインでも購入できるほか、実店舗では表参道にある子供の本屋さん『クレヨンハウス』で販売されています。
タペストリーの作成には十分な大きさで、カメラストラップやベルトなどの長い物を織ることも出来る様になっています。海外でウィービングをしているウィーバーさん達が使っている織り機も同じ様な仕様の物ばかりです。
もう少し小さめの織り機が欲しい方には、ダルマの絵織亜(エオリア)がオススメです。こちらは幅が19cm程で、長く織ることはできませんが、織り針やくしもセットでついてくるので始めやすいです。大きさは2タイプあり、価格は2,000円前後です。
織り機は手作りすることもできます
DIYが好きな方や好みの大きさの木枠が欲しい方は、絵のキャンバス用の木枠を買ってきて、上下に1cm幅で釘を打てばオリジナルの木枠織り機が出来ます。
私も元々大学で手作り織り機を使って織物を教わり、手でひと針ひと針織っていく楽しさを知りました。特大タペストリーを作る時も、手作りの織り機を使っています。
針の選び方
次に、織るための道具です。基本的には針、くし、裁ちばさみの3点があれば大丈夫です。
針は針でも、木枠の織り機を使う時には織り針の使用をオススメしています。
織りの道具としては、写真の右側2つのようなシャトルという木の板や、ボビンという道具を使うのが最も一般的なのですが、織り針を使うことによって木枠との摩擦を軽減させることができます。
また、針の方がチクチク織り進めやすいので、私は今ではシャトルを使う機会はほとんどなくなりました。織り針は長い物と短い物を用意しておくとより便利です。
長い針は、メーカーさんが出しているものですと現在ダルマの絵織亜用織り針のみですが、100円ショップでゴム通しとして売られているピンクとブルーのプラスチックの針も、くねくね曲がって織りやすいのでオススメです。
短い針は手芸屋さんで売られているとじ針が使えます。中でも先端がくの字に曲がっているものだと経糸をすくいやすく織りやすいです。
くしは目の粗いものならOK!フォークだって使えます
くしは織物用に作られた綴れくしもありますが、目の粗いくしであればなんでも大丈夫です。(ヘルムート・ミューラーの織り機や絵織亜にもセットでついてきます。)
細かなところを織る時やぎっしりと織りたい時はフォークを使う事も出来ます。身近なもので始められるウィービング、ぜひこの機会に道具を揃えて一緒にウィービングを楽しみましょう!
織物の作り方をワークショップで学ぼう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。