こんにちは。ウィービング作家のMaiです。
夏休みの工作に『手織りのウィービングタペストリー』を作ろう!ということで、前半ではダンボールを使った織り機の作り方をご紹介しました。
いよいよ後半の今回は、ウィービングタペストリーを織り始めます。まだ織り機を用意していない方は、前半を参考にしながら準備しておいてくださいね。
☆このレシピは印刷用PDFもご用意しています。
レシピを印刷しておけば、いつでも手軽に作って楽しめる上、書き込みも可能なので便利です。以下のボタンからCraftieの無料ユーザー登録(1分程度)が完了すればすぐに印刷可能です。
手織りでウィービングタペストリーを作ろう!
ウィービングタペストリーは、シンプルな織り機を使って作ることができる壁飾りです。
一般的な織物用の細い糸ではなく、編み物用の手芸糸や羊毛を使ったりと自由度が高いので、手織りの経験のない方も挑戦しやすい手芸です。
アクリルの毛糸やモヘアのようなふわふわした糸、ループヤーンなどお好きな素材を使って楽しく織りながら、織物の仕組みを学びましょう!
手作りウィービングタペストリーの作り方
それでは織り方の説明を始めますので、材料と、ダンボールで作った織り機をご準備くださいね。
材料
- 毛糸(中細〜並太程度)4〜5種類、各10g程度
- 経糸用コットン糸 少量
- 15cm程度の枝もしくは太めのストロー
道具
- 前半で作ったダンボール織り機
- 織り針またはとじ針(プラスチックのゴム通しやとじ針でも代用可)
- くし
- ハサミ
- ダンボール 横5cm×縦6~8cm(フリンジ作成用)
作り方
- 50cm程に切った毛糸を織り針に通して、経糸に針を上、下、上、下と交互にくぐらせます。
- 左端まで織れました。右側の毛糸の端は、5cm程出ている状態にします。くしを使って毛糸を下まで下ろします。
- 左から針を下、上、下、上と経糸にくぐらせながら、右端に戻るように織ります。1.の時とは上下が反対になるようにします。織り終わったらくしで下ろします。
- もう一度左から右、そして右から左へ織り、くしで下ろします。毛糸は5cmほど残してカットします。
- 右端の2本の毛糸の先を固結びします。
- フリンジ作成用ダンボールに、フリンジにしたい毛糸を3~4周巻きつけます。
- ダンボールから毛糸を外し、輪の下の部分をカットします。同じものを、経糸の本数分作ります。(今回は経糸が11本なので11セット。いくつかの色を組み合わせてもOKです)
- フリンジ用の毛糸を1セットとり、このように1本の経糸にかけます。
- 経糸にかけたら、束ごと1回結んで経糸に固定します。
- 同じようにして、すべての経糸にフリンジをつけます。全体を同じ色にしたり左右半分ずつで色分けしたり、自由に作りましょう。
- ふたたび織り始めます。毛糸を50cm程の長さに切って織り針に通します。(合太〜並太の毛糸であれば1本取り、中細の毛糸であれば2〜3本取りにすると織り進めやすいです。)右から4本目の経糸の上に織り針を置いて、右に向かって上、下、上、下と針を進めます。
- 織り針に通している毛糸の先端が抜けないように気をつけながら針を右に引っ張ります。
- 織った毛糸をくしで下ろします。
- 右から左へ織り針を上、下、上、下と交互に通して左端まで織り、端まで行ったらくしで下ろします。
- 同様に針を下、上、下、上と入れて3往復ほどします。
- 毛糸がなくなったら、糸端を織った毛糸の下に隠します。(一番端ではなく、端から4本目あたりで下に隠すときれいに仕上がります。)
- 糸を変えて、同じように往復しながら織ります。(写真では細めの糸を3色まとめて織っています。)
- 好きなところで糸を変えながら、織り機の上の端に届くまで織っていきます。
- 最後の毛糸の糸端は内側に織り込まずに右端に残しておきます。
- 織り機を裏返して、糸の端を留めておいたテープをはがし、すべての経糸をやさしく織り機からはずします。
- タペストリーの表が上を向くように置きます。上の経糸をこのように1回ひねりながら、枝(ストロー)を通していきます。
- 最後の経糸1本は、織り終わりに残った毛糸の端と固結びします。
- 下の経糸も処理します。このように2本ずつ固結びしておきます。
- 最後に、壁に掛けるための紐を枝に結びつけたら完成です!
Craftieにユーザー登録すると、こちらの印刷用レシピをダウンロードできます。印刷したレシピをじっくり読んで、ものづくりを楽しんでくださいね!
自由研究・工作のヒント
毛糸の素材によって感触が違うので織りやすさも、仕上がりの見た目も変わります。色々な素材で同じように織ってみて、仕上がりの違いを比べてみるのもおもしろいと思います。
完成したタペストリーに、ビーズやスパンコール、毛糸のポンポンなどを付けてデコレーションしても楽しいですよ!
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