色とりどりで、見ているだけでもワクワクする毛糸たち。手芸屋さんでついつい買っちゃったり、昔編んで残った毛糸がゴロゴロ家に眠っているなんて方も多いのではないでしょうか?
そのまましまっておくのはもったいない、けれど「何を編むのに使えるか分からない」「編みたいけれど忙しくて時間がない」・・・そんな風に思っている皆様にピッタリの、毛糸のおしゃれで簡単な活用法をお教えしたいと思います。
毛糸を「編まない」という意外な使い方
毛糸と言えば、「編む」というイメージが強いですが、今回は毛糸を編まずにおしゃれに変身させます!
土台にぐるぐると毛糸を貼り付けていくだけで作れるレシピです。
今回は、デスクではペン立てとして便利に使えて、インテリアの一輪挿しとしても使える筒状のスタンドを作ります。
編む代わりに使うのは「でんぷんのり」
使用するのは、でんぷんのりです。幼稚園や小学校で工作の時間に一度は使ったことがある、あの、黄色い容器に入ってるのりです。
作り方は簡単。でんぷんのりを毛糸に塗って、型を使って容器の形を作っていくという工程なので、小さなお子様にも作っていただけます。
では、実際に作ってみましょう!
材料
- お好きな毛糸
- でんぷんのり
- ワセリンまたはハンドクリーム
- 厚紙
道具
- 食品用ラップ
- (必要な方は)ゴム手袋
- ホッチキス
作り方
- まずはスタンドの型を作ります。厚紙を縦10cm×横11cmの大きさにカットします。
- カットした厚紙を筒状に丸めます。端の部分は1cm重ねて、ホッチキスで留めます。
- この型の側面と底にラップを巻きます。この後の工程をスムーズにするため、しっかり巻きましょう。
- ラップの上から、ワセリンをまんべんなく塗ります。(ワセリンを塗ることで滑りが良くなるので、最後にのりを剥がす時に失敗しにくくなります。)手で塗っても良いですし、べたつきが気になる方はゴム手袋をするか、絵筆を使って塗ってください。
- 毛糸に少しずつでんぷんのりを塗りながら、型に巻きつけていきます。この時スタンドの底となる部分にもしっかり毛糸を通しておくことを忘れないで下さいね。毛糸は1本でも、何本かまとめて巻いても大丈夫です。ただ、あまり太すぎる毛糸だと接着しにくいので気を付けてください。
毛糸を規則正しく隙間なく巻くとこのようになります。(ピンク・白のレース糸と、黄緑の綿の糸を3本取りで使用)
また、ランダムに巻くと下の写真のようになり、隙間から入る光を楽しめるデザインになります。(紫・水色・白のモヘアを3本取りで使用)
- 巻き終えたら、そのまま半日~1日置いて乾かしてください。
- しっかり乾燥したら、型から外します。ラップをきゅっきゅっと動かすと簡単に外れます。
- 飛び出ている毛糸があればはさみできれいに整えて、完成です!
いろいろな使い道
出来上がったスタンドは、色々な使い方が楽しめます。おすすめのアイデアをいくつかご紹介します。
植物を飾るディスプレイに
机に置いて、ドライフラワーなどのお花を挿して楽しんだり、エアプランツを挿しておくとお部屋が一気におしゃれになります。土が必要ないエアプランツは週2~3回の水やりで大丈夫なので、植物を育てるのが苦手な方にもおすすめです。
アロマディフューザーに
中に小さな瓶とお気に入りのアロマを入れて、アロマスティックをさすとアロマディフューザーに。毛糸にも香りが染み込み、香りが長持ちします。
ステーショナリーの整理に
隙間ができないようにしっかり毛糸で底部分を作っておけば、壁に掛けられるペン立てにすることもできます。筒の上部分に穴あけパンチや目打ちで穴を開けて、そこに紐を通せば壁掛けフープになります。編み針や文房具などの日用品を入れて可愛く整理するのにも役立ちます。
デザインのアレンジをしてみよう
毛糸の巻き方や、型を変えればいろんな形を楽しめます。
家にあるものを型として利用
意外なものが型になることもあります。たとえば切れた電球を型にして作るとコロンとしたかわいい形の作品になります。小物をいれたり、小さいサボテンなどの観葉植物を入れて飾っても可愛いですね。
よりスタイリッシュなデザインに
お菓子やアクセサリーの箱などを四角い型として使えば、壁にぴったり寄り添うスタイリッシュな形が出来上がり、文房具など実用的なものをおしゃれに片づけることができます。
毛糸の代わりに布などを使う
毛糸の他にも、細かく切った布を張り付けたり、出来上がったものにビーズなどをデコレーションしたり、アレンジ方法はたくさんあります。
ぜひ、色々試してみてください!編まずにぐるぐると巻くだけで出来るので編み物が苦手な方にも毛糸を触って楽しんでいただければ嬉しいです。
ワークショップで編み物をやってみよう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです。