読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋。みなさんは、秋と言えばどんな言葉を思い浮かべますか?
「食欲の秋」という方も多いのではないでしょうか。当教室ではフルーツを使ったアレンジメントを得意としていますので、美味しいものを求めて(?)レッスンにいらっしゃる方も多く、ケーキや果物に目がない食いしん坊さん達が、それはそれはおいしそうなアレンジメントを作り上げています。
今回は、プリザーブドフラワーを使って作る、まるでケーキのようなアレンジメントのアイデアをご紹介いたします。
Craftie Homeのキットでおしゃれなボタニカルケーキを作ろう♪
必要な材料が揃っているので、届いたらすぐにアレンジメントを楽しめるキットです♪ラウンドケーキ、オーバルケーキ、スリムケーキの3つのアレンジを作れるお得な内容。アレンジメントは動画で詳しく解説しているので、はじめての方も無理なく制作できますよ。
お花やフルーツにリボンで作る、ケーキのようなアレンジメント
おいしそうなショートケーキ型のこちらのアレンジメントは、イチゴとクリームをイメージして、ピンクと白のローズのプリザーブドフラワーがあしらわれています。
ショートケーキの後ろに写っているのはチョコレートケーキです。プリザーブドフラワーのカーネーションを使用しています。(フェザリングというワイヤリング技法を使って、1輪をより大きくふんわりと見えるように手を加えています。)
実はこちらのショートケーキは小学生のお子さまの作品なんです。材料選びやケーキらしく見せるデザインのポイントを押さえれば、初めてアレンジメントをする方やお子さまでも簡単に素敵な作品を作ることが出来ますので、そのコツをお伝えしたいと思います。
ケーキ風アレンジメントを作るための材料
カラーオアシス
こちらのケーキアレンジには『カラーオアシス』をカットして土台にしています。お花屋さんなどでアレンジメントを買うとグリーンのオアシスが土台になっているのをよく見かけるかと思いますが、カラーオアシスなら色のバリエーションが豊富です。ショートケーキのスポンジのようなクリーム色のオアシスや、チョコレートケーキのスポンジのようなブラウン、イチゴ味のスポンジのようなピンクなど色とりどり揃っていますので、イメージに合わせて選んでみてください。
お花
クリームやフルーツの形がイメージできるようなお花がおすすめです。ローズやピンポンマムなどが合うと思います。
フェイクフルーツ
フェイクフルーツは100円ショップなどでも売っていますね。オレンジなどは、くし形にカットされているもの、スライスカットされているものなど、カットの仕方が異なるものを揃えておくと表現の幅が広がります。また、フルーツだけでなく、フェイクスイーツのチョコレートやマカロンなどをトッピングしてもいいですね。手作りキットなどもありますので全部手作りに挑戦してみてもいいかもしれません。
リボン
白いフリルのついたリボンをオアシスの周りに巻くと生クリームのように見えます。オーガンジーやサテンなどリボンの素材が異なるものを組み合わせても立体感が出ます。また、土台になる部分に赤いリボンを巻きつけるとスポンジとスポンジに挟まれたベリークリームの層に見えますね。チュールやオーガンジーを使ってもふんわりとしたクリームを表現できます。手芸屋さんにあるたくさんのリボンを見ながら、使い方を考えるのも楽しんでくださいね。
セロファン
お店に並ぶケーキのように周りにセロファンを巻いて、本物らしさを演出します。
お皿
出来上がったアレンジメントは、お皿やケーキトレーに乗せることでよりケーキらしく見えます。
カラーが豊富なプリザーブドフラワーの選び方
プリザーブドフラワーは、本物のお花の質感はそのままに、豊富なカラーバリエーションが楽しめるのが特徴です。例えばピンクと一言で言っても、フューシャピンクやベビーピンクなど、たくさんの種類があります。ケーキを表現する場合は、毒々しい色は避けて美味しそうに見える色を意識することがポイントです。
また、アーティフィシャルフラワーを使っても作ることはできますが、「より本物らしく見える」ところがケーキアレンジの面白さなので、みずみずしくしっとりとした質感でおいしそうに見えるケーキを表現するためにはプリザーブドフラワーがおすすめです。
花材を挿すときのコツ
お花やフルーツにはワイヤーを取り付けてカラーオアシスに挿していきます。ケーキアレンジでは、挿す時の角度は土台の中心に向かうようにします。ワイヤーが長すぎると向こう側から飛び出してしまいますので、ワイヤーをカットする前にしっかりと長さを測っておきましょう。
ケーキボックスに入れればプレゼントにもぴったり
ギフトなどにする場合はぜひラッピングにもこだわって、製菓用のプレートに載せてケーキボックスに入れて渡してみてください。
レッスンでもこうしてお持ち帰りいただくと、お子さんたちは大喜びで、大事そうに抱えて帰っていきます。「パパに食べられないようにね」と見送ったら、「一生懸命パパにお花だから食べられないよと説明していました」とママから後日談を聞きました。
美味しそうなパフェやケーキを色合わせで表現
こちらはイエローのグラデーションでマンゴーパフェを表現しています。
アレンジで使っているグリーン(葉)にはその名もグリーンティーというカラーがあります。これはもう、抹茶ケーキを作りたくなりますね。
素敵な作品作りに必要なこと
キレイに仕上げるためのコツはひとつひとつのパーツを丁寧に作っておくことです。しっかりとワイヤリングが施してあるパーツなら、挿した時に少しお花を曲げるなどアレンジがしやすくなります。
また、ケーキアレンジではあまり多くの色数を使うより、グラデーションになるように素材の色を揃えると失敗が少なくなります。
そして、美味しそうに見えるように作るということは、まずはおいしそうなケーキをよく観察してみなければなりません。観察眼を養うことも、ステキな作品作りには必要なスキルだと思います。
あなたのアイデア次第で、おいしそうなケーキアレンジを手作りしてみてくださいね。