幼いころ、輪投げで遊んだことのある人も多いのではないでしょうか。
輪投げは、日本で古くから親しまれている遊びのひとつです。おうち遊びはもちろん、夏祭りや子ども会、PTAで出店する縁日のゲームとしてもおすすめです。
今回は、新聞紙や段ボール、ペットボトルなどのリサイクル素材を使った輪投げの作り方をご紹介します。お子さまと一緒にオリジナル輪投げを作って楽しんでみてくださいね。
頭と体をつかって楽しく遊べる輪投げ
狙ったモノに輪を投げ入れて遊ぶ「輪投げ」は、小さな子どもから楽しめるおもちゃのひとつです。「どのくらいの力で投げたらいいのかな?」と距離感を測りながら投げる力を調整するので、頭と体の両方を使って遊べるのが魅力。
輪の大きさを変えて徐々にレベルアップしたり、輪の入った数や点数でお友だちと競い合ったりと、オリジナルのルールを設けても楽しいです。紹介したレシピをもとに、あなたのお家だけのオリジナル輪投げを作ってみてはいかがでしょうか。
リサイクル素材を使った「輪っか」の作り方
新聞紙やチラシ、包装紙といった古紙を使った、輪投げの「輪っか」の作り方を紹介します。
輪投げの輪っかは、新聞紙やチラシなどの紙を使うのがおすすめです。軽くてやわらかいため、小さなお子さまでも安全に遊んでいただけます。
▼今回作る輪っかについて
制作時間:約5〜15分
サイズ:直径約15cm
輪っか作りに必要な材料と道具
輪っか作りに必要な材料と道具は、次のとおりです。
材料
- チラシ・新聞紙・包装紙など
道具
- セロハンテープ
- ガムテープ
輪っかの作り方
作り方
- チラシや新聞紙を写真のように角が手前にくる向きに置いて、角からくるくると細く巻いていきます。
- なるべくキツめに巻きましょう。
- 巻き終わりの角をテープで留めます。
- 輪を作るようにぐるりと曲げます。
- 端と端を合わせ、上からガムテープを巻いて固定します。これで輪投げの輪ができました。
- チラシの柄が見えて気になる場合は、上から梱包用紙や折り紙を貼ったり、巻いたりしましょう。梱包用紙の場合は細長くカットし、ガムテープを巻いて固定する前にくるくると巻きつけると簡単です。
- 花柄のかわいい輪になりました。
たくさん作ってゲームを盛り上げましょう。色違いやサイズ違いを作って、ルールを工夫してもいいですね。
輪投げの土台・支柱の作り方
続いては、輪っかを投げ入れて遊ぶための土台・支柱のレシピを紹介します。
支柱は人形やぬいぐるみなどを使って代用することもできますが、トイレットペーパーやラップの芯、段ボールなどを使って手作りすれば、より本格的なおもちゃに仕上がります。
ここでは、輪投げの土台・支柱の作り方を3種類まとめました。
①段ボールとトイレットペーパーの芯を使った作り方
段ボールとトイレットペーパーの芯を使った土台・支柱の作り方です。
折り紙や絵具でデコレーションしたり、支柱を好きな形で作ったりと、アレンジも楽しめるので、子どもたちも盛り上がることでしょう。
▼段ボールとトイレットペーパーの芯を使った土台・支柱について
制作時間:約30分
完成サイズ:土台直径約20cm×高さ約18cm
材料
- 段ボール
- 折り紙各適量
- トイレットペーパーの芯×2、またはラップの芯×1
道具
- ペン
- ハサミ
- セロハンテープ
- ボンド
作り方
- 平らに開いた段ボールに、円を描きます。
お皿などをあてがってなぞると、綺麗な円が描けますよ。
- もう1つ同じ形の円を描き、ハサミで切り抜いて2個の円型パーツを作ります。
- 続いて支柱を作ります。トイレットペーパーの芯2つを並べ、セロハンテープを巻いてつなげます。ラップなどの長い芯の場合は1つでOKです。
- 端から3cmくらいの長さの切り込みを、幅1cmくらいの間隔でぐるりと1周入れていきます。
- 切り込みを入れた部分を外側へ開きます。
- 支柱を、段ボールの円型パーツの中心にテープなどで貼り付けます。
- もう1つの円型パーツの中心に、ハサミなどを使って支柱が通せるサイズの穴を開けます。
- 支柱を貼った方の円型パーツにボンドをまんべんなく塗り、穴を空けた方のパーツを支柱に通し、2枚をボンドで貼り合わせます。
- 支柱が安定するよう、しっかりと貼り合わせます。支柱の付け根は特にきちんと密着させましょう。
- 支柱の完成です。
- お好みで折り紙などを貼ったりしてデコレーションしましょう。
絵の具などで色を塗っても素敵ですね。
- カラフルな輪投げの支柱ができました。
②動物モチーフの土台・支柱の作り方
ダンボールを使って、動物モチーフの土台・支柱を作ってみましょう。
お好みで顔や模様を描いたり、折り紙などでデコレーションしたりするのもおすすめです。今回はキリンをモチーフにしましたが、ウサギの耳や首の長い恐竜など、お子さんの好きな動物で作ってあげてくださいね。
▼動物モチーフの土台・支柱について
制作時間:約30分
完成サイズ:約土台20cm角×高さ20cm
材料
- ダンボール
- 折り紙
道具
- ペン
- ボンド
- ハサミ
作り方
- 段ボールを使って、かわいらしい動物モチーフの土台を作ってみましょう。写真のように、ダンボールの折り目を下端にして好きな動物のシルエットを描きます。
- 描いた線に合わせてカットした段ボールを、別の段ボールにあてて描き写し、これもカットします。
- 同じ形のパーツが2枚用意できました。
- 写真のように、折れ目をそれぞれ外側へ向けて立たせます。
- 立てている部分の内側にまんべんなくボンドを塗り、2枚のパーツを貼り合わせます。
- 土台の大きさに合わせて、もう1枚段ボールをカットします。カットした段ボールにボンドを塗って上から支柱を乗せ、しっかりと貼り合わせます。
- 完成です。
- お好みで顔や模様を描いたり、折り紙などでデコレーションすれば完成です。
③ペットボトルを使った支柱・土台の作り方
もっとも手軽に作れるのが、ペットボトルを使った方法です。空のペットボトルに水を入れることで、安定感のある土台が完成します。
絵具を垂らして水に色をつけると、見た目もカラフルになって楽しいですよ。大きさの異なるペットボトルで作るのもおすすめです。
▼ペットボトルを使った支柱・土台について
制作時間:5~10分
完成サイズ:ペットボトルのサイズによって変わります
材料
- ペットボトル(蓋も用意する)
道具
- 絵の具
- ビニールテープ
- 水
作り方
- ペットボトルを利用した、最も簡単に作れて、安定感抜群の土台もご紹介しましょう。
ペットボトル(蓋付き)、絵の具、ビニールテープ、水を用意します。
- ペットボトルの蓋(内側)に、絵の具をのせます。
- ペットボトルに水を入れて、蓋をしっかりと閉めます。
- ペットボトルを振ります。色がどんどんと変わっていく様子が面白いですよ。黄色と青色を入れたら何色になるかな?など、楽しみながら色を作ってみてもいいですね。
- 絵の具が溶けたら、蓋をビニールテープでしっかりと留めます。
- 完成です。
いくつか支柱を作って、それぞれに得点をつけると、もっとゲームが楽しくなりますよ。
輪投げ遊びをもっと楽しむアイデア
輪投げ遊びをもっと楽しむアイデアをご紹介します。
支柱のバリエーションを増やしてみる
輪投げを投げ入れる支柱は、さまざまなバリエーションで作るのがおすすめです。
今回紹介したレシピを複数組み合わせたり、ペットボトルの大きさを変えたりすると、難易度が変わって飽きずに楽しく遊べます。
支柱にするトイレットペーパー・ラップの芯の本数を増やす、または支柱にする段ボールの形にバリエーションを持たせると、楽しみも広がりますね。
支柱に好きなイラストを描く
支柱に好きなキャラクターや動物、文字などを描いて、オリジナルのデザインにアレンジを楽しめます。
「猫ちゃんを狙って投げる」など、目標を定めて遊ぶのもおすすめです。好きなキャラクターや動物の輪投げであれば、輪が入ったときの喜びはきっと大きくなるはず。
輪投げに色や点数を付ける
輪投げの支柱や土台に、数字や色を付けると、点数を競い合うことができてゲーム性もアップします。お友だちと一緒に遊ぶと盛り上がることでしょう。
数字を読むのが難しい年齢のお子さまには、輪投げの色と支柱の色を合わせて、同じ色を狙って投げるといった遊び方もおすすめです。
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手作りの輪投げ遊びで盛り上がろう
身体も頭も使って遊べる輪投げは、小さなお子さまでも楽しめるのが魅力。身近なリサイクル素材で手軽に作れるため、子ども会やPTAの出し物にもおすすめです。
た、土台や支柱にイラストを描いたり、色を付けたりすると、オリジナルの輪投げおもちゃの完成です。家族やお友達でゲーム大会を開いて、輪投げ遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。