インテリア雑貨として人気が高まっている『ハーバリウム』。インテリアショップやフラワーショップの一角に置いてあるのを目にしたことはありませんか?
植物標本という意味のハーバリウムは、ガラスのボトルにプリザーブドフラワーやドライフラワーを挿し、専用オイルを注いで作ります。完成したものを購入するだけでなく、手作りを楽しむ方も増えていますね。
人気の高まりとともに、ハーバリウムを目にする機会が増えてくると「ちょっと人とは違うものがないかな?」と思ってしまいますよね。そんな時は、ぜひフルーツのハーバリウムにトライしてみてください。
まずは、ボトルとドライフルーツの準備をしましょう
どんな花材を使う時も、ボトルの消毒と花材の水分がしっかりと抜けていることが重要です。雑菌や水分が残っていると、カビが発生する原因となります。
また、食用として販売されているドライフルーツは糖分を多く含んでいますので、花材として販売されているドライフルーツを使うようにしましょう。購入の際は、形が整っているもの、色の濃いものを選ぶことがポイントです。
自作する場合は、スライサーなどを使って均等にスライスをして十分に乾燥させてください。
材料を揃えるのが大変、必要な量だけ欲しいという方はキットを使って作るのもおすすめです。Craftieオリジナルのハーバリウムキットでハーバリウム作りを始めてみませんか。
ハーバリウムに向いているフルーツ、向かないフルーツ
では、どんなフルーツがハーバリウムに向いているのでしょうか?
「スライスした断面で、何のフルーツか分かるもの」が向いていると思います。例えばオレンジやライム・キウイなどは断面ですぐにそれとわかりますよね。また、色がはっきりしているものも向いています。
それらをどんな組み合わせにするか?この組み合わせ方が楽しみの一つです。もちろんお好みで選んで入れていただいていいのですが、イメージが漠然としている時は、テーマを決めて作ってみましょう。例えば、「パフェ」というテーマを決めて、イチゴパフェやフルーツパフェ、シトラスのパフェなどという風に、イメージを膨らませてみるのもいいですね。
フルーツをきれいに組み合わせるコツ
組み合わせのコツとして、私は「美味しそう」と思えるかどうかで判断しています。フルーツと一緒に花材を入れる時は、色合いが毒々しいものは避けるようにしています。せっかく本物のフルーツを入れているのですから、おいしそうに見えた方が魅力的だと思うのです。
ペッパーベリーのブラックは、ブルーベリーに似たイメージで入れてみました。食べるもの(本当は食べられませんが)としていかにおいしそうに見えるかを考えると花材選びがしやすくなると思います。
また、フルーツは季節によって旬がありますので、たとえば、冬のリンゴと夏のキウイなど、季節がそぐわない組み合わせは避けるようにしています。断面では何のフルーツか分かりにくいアップルなどは、シナモンと組み合わせたり、旬の冬をイメージするような色合わせにしてみるといいと思います。
あくまでもお好みなのでダメということではありませんが、インテリアとして使う時、季節感を演出するアイテムとして飾りやすいようにと考えています。
フルーツは、ボトルに入りやすいサイズにカット
オレンジやライムなどの輪切りスライスは、ボトルの小さな口にそのまま入れるのは困難です。カットして入れることになりますが、この時ハーフカットだけでなく、3分の1カットなど大きさを変えてカットしてみてください。
円錐型ボトルなど幅の広いところ、細くなっているところがあるボトル型には、細いところに小さくカットしたものを入れるなど工夫すれば、ボトルの隅々までフルーツを配置することができます。
カットの際は、房ごとにハサミでカットするとバラバラになりにくいのと見た目がきれいなのでおすすめです。
ボトルへ入れる時のポイント
フルーツを手のひらで温めて、少し柔らかくなったところでそーっと曲げながら、ボトルに入れてみてください。
思い切ってまるごとオレンジボールを入れてみました。
広口ガラス瓶に、オレンジボールとスライスオレンジを入れたものです。キッチンに飾ったらとってもおしゃれですね。1種類だけ作っても絵になるのがフルーツハーバリウムの魅力かもしれません。くれぐれも食べてしまわないようにご注意くださいね!
最初はキットを使って作るのもおすすめ
「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がない・・・」という方は、まず必要な材料が入っているキットから始めてみませんか?Craftieのハンドメイドキットサービス「Craftie Home」では、手軽にハーバリウム作りを始められるオリジナルキットをご用意しています。
こちらは「Craftie Home」で販売中の「ふわりと香る ハーバリウムのルームフレグランス」のキット。ハーバリウムとして目で見て楽しむだけでなく、ルームフレグランスとして香りも楽しめる”二刀流”が魅力のキットです。キットには紙のレシピもついていて初心者の方にも分かりやすくなっています。
他にも色々な素材で楽しめる手作りハーバリウム
お花やフルーツの他にも、ハーバリウム作りは色々な素材を使って楽しむことが出来ます。