ハーバリウムの魅力が一段と引き立つ季節、それは夏ではないでしょうか。ボトルのガラス越しに明るい陽射しがキラキラと輝いて見えたらキレイですよね。
ハーバリウムとは「植物標本」という意味ですが、最近では、様々な形のボトルの中でプリザーブドフラワーやドライフラワーがオイルに揺らめく姿が人気を集め、インテリア雑貨として定着しつつありますね。
そんなハーバリウムをインテリアとしてとらえるなら、季節感が表現できらたらもっと楽しめると思いませんか?今回は、夏らしい季節感あふれるハーバリウムを作るには、どんな工夫をしたら良いか考えてみましょう。
まずは夏を表現するカラーをイメージ
まず、「夏」からイメージするカラーはどんな色ですか?
青い空、白い雲、広い海…イメージが映像のように浮かび上がってきたら、そのカラーを手掛かりに花材を選んでみましょう。
ハーバリウムの2つのアレンジ方法
ハーバリウムを制作する時、大きく分けて2つのパターンがあるのをご存知ですか?
わかりやすいように、下から順に花材を重ねていくデザインを『階層型』、土台に他の花材を挿していくデザインを『いけばな型』と表現することにしますね。
ボトル全体に花材が入っている『階層型』デザインで夏らしさを表現するとしたら、夏のイメージカラーを組み合わせて制作されるといいと思います。青と黄色、白と赤など、色の組合せがビビットなものほど夏らしさが伝わりやすくなると思います。
より夏らしいハーバリウムを作るとしたら、『いけばな型』をおすすめします。ボトルの中に透明な空間ができることで、涼しげなデザインが作れます。
海をイメージした、いけばな型アレンジのハーバリウム
こちらはAllishオリジナルデザインの「vague〜波〜」です。
使用している花材は、アジサイ、ミツマタ、リンフラワー、かすみ草です。ブルーや、ターコイズに染色されたミツマタで、海の中をイメージして制作しています。白いリンフラワーは、クラゲのように見えませんか?
海をイメージするなら、貝殻などを入れてもいいと思います。その時気を付けていただきたい点は、ボトルの口に入る大きさかどうか?です。当たり前ですが、花材を揃えるときにうっかりしてしまいがちなので、あえて記しておきますね。貝殻は角度を変えたりするとボトルの口を通ってくれる場合がありますので、真っ直ぐに入らないからといって、すぐにあきらめるのではなく少し向きを変えたり工夫してみてください。
いけばな型デザインでボトルに入れる順番は、土台となるアジサイなどを入れた後、土台のすぐ上に貝殻を入れるようにしましょう。お花を入れてから貝殻を入れた場合、先に入れたお花をつぶしてしまう可能性があります。
ビー玉を使って、透明感あふれるハーバリウム
夏らしさを演出する素材として、ビー玉もキレイですね。
使用している花材は、ニゲラオリエンタリス、エリンジューム、フェザーグラスです。
制作の途中で気をつけることは、ビー玉を入れる際はボトルの口からポトンと落とすのではなく、ボトルを傾けてコロコロ転がすようにして底へ積み重ねていきましょう。ビー玉をボトルに落とし入れると、ガラスが割れてしまう可能性があります。また、ビー玉には花材を引っ掛けるところがないので、挟んだ花材が浮きやすく難易度は高めになります。
いけばな型デザインをいくつか作って、慣れてきてからぜひチャレンジしてみてください。
夏らしさを表現する素材いろいろ
その他にも夏のイメージにピッタリな花材は、青いイモーテル、黄色いアクロクロニウムや、ヘリクリサムはひまわりに似たイメージで使用できると思います。また、オレンジやライムなどシトラス系のフルーツなども夏らしさを演出できる花材といえると思います。
飾る時は、フェイクグリーンや、貝殻、流木などと組み合わせて空間全体に夏らしさが広がるよう工夫してみると良いでしょう。
最初はキットを使って作るのもおすすめ
「チャレンジしてみたいけど、材料や道具を買いに行く時間がない・・・」という方は、まず必要な材料が入っているキットから始めてみませんか?Craftieのハンドメイドキットサービス「Craftie Home」では、手軽にハーバリウム作りを始められるオリジナルキットをご用意しています。
こちらは「Craftie Home」で販売中の「ふわりと香る ハーバリウムのルームフレグランス」のキット。ハーバリウムとして目で見て楽しむだけでなく、ルームフレグランスとして香りも楽しめる”二刀流”が魅力のキットです。キットには紙のレシピもついていて初心者の方にも分かりやすくなっています。
おすすめの飾る場所
洗面所やお手洗いなどにも飾ってみてください。奥行きのないちょっとしたスペースでもインテリアとして飾って楽しむことができるのが、ハーバリウムの良いところの一つです。
造花などと違い、表面をサッと拭くだけでお掃除が簡単なのが嬉しいですね。
飾る時は滑り止めなどを施すことをお忘れなく・・・!
清潔感もありオススメです。