家族や友人、大切な人に向けて、手作りのクリスマスカードを贈ってみませんか?心のこもったクリスマスカードで思いを伝えると、貰った相手もきっと嬉しい気持ちになるはずです。
そこで今回は、クリスマスカードの作り方をご紹介します。工作が苦手な方でもチャレンジしやすい簡単なレシピから、ひと工夫を施した本格的なレシピまでまとめました。
ワクワク感が伝わる「ツリーが飛び出すクリスマスカード」の作り方
最初にご紹介するのは、ツリーが飛び出すクリスマスカードの作り方です。クリスマスツリーがパット開いて飛び出すので、受け取った人が楽しい気分になりますよ。手作りの仕掛けがあるクリスマスカードで、友人やお子さまにサプライズを演出してください。
■ツリーが飛び出すクリスマスカードについて
完成サイズ:開いた時 約H19×W25cm
制作時間:1時間~3時間ほど
材料
- 色画用紙 2枚(今回は白とグリーンを使用しました)
- ハサミ
- のり
道具
- マステやペン、シールなど装飾するもの
- 穴あけパンチ(あれば)
土台となる画用紙には、ツリーの色にしたい画用紙を選びましょう。マステやシール、ペンを用意しておくと、より華やかなクリスマスカードにアレンジできます。
作り方
- 作りたいサイズの画用紙を用意し、真ん中で半分に折ります。
- 画像のように、ツリーを半分に折った形になるよう下書きします。
下から、なみなみが4つ→3つ→2つ→1つになるように書くと綺麗に仕上がります。なみなみの端を、点線で結びます。続いてその下には、1cmの線、さらに1.5cmほど下に2cmの線を引き、点線で結びます(台形の半分の形になります)。
- 実線の所をハサミで切り込みを入れます。手順2で書いた点線は切らないので注意しましょう。
- 実線に切り込みを入れたら、点線のところで折ります。
- 画用紙をそっと開いて、真ん中が山になるように立てていきます。
- これでベースの完成です。
- 続いて装飾していきます。プレゼントモチーフを作りましょう。
- 台形の1面にプレゼントモチーフを貼ります。
- モチーフを貼ったら、綺麗に閉じられるか確認してください。開くとプレゼントがコロンと揺れているような感じで動きますよ。
- ツリーの下をプレゼントでいっぱいにしましょう。
- ツリーと周りも装飾していきます。マステやシールを貼ったり、穴あけパンチで切り抜いたパーツを貼ってもかわいいですよ。
- ひとまわり大きく切った台紙(画用紙)を貼り付けたら完成です。立ち上がっている所にのりをつけないように気をつけてください。
コロンとプレゼントが揺れて、ツリーが中心に立体的に浮き上がります。開くたびにワクワクするカードですね。
ギフトに添えたい「プレゼントボックスが飛び出すカード」の作り方
クリスマスツリーの飛び出すカードと合わせて、プレゼントの箱が飛び出すポップアップカードにも挑戦してみませんか?お好みのプレゼントボックスで、贈り物に気持ちを添えましょう。
材料
- 画用紙 お好きな色
- お好みでデコレーション用のシールなど
道具
- ハサミ
- カッター
- のり
- 両面テープ
- デコレーション用のペンやマーカーなど
作り方
- 下記の写真の通り、プレゼントボックスのパーツを作ります。画用紙から6×17cm(ボックス前面)1枚、7×5cm(ボックス側面)2枚を切り出します。続いて下の写真の通りに線を引き、折り筋をつけます。 ※数字は側の部分の長さ(cm)、緑の斜線部分はのりしろ(1cm幅)です。
- プレゼントボックスを組み立てます。写真の通り、ボックス前面の5cm部分左右に、ボックス側面ののりしろを重ねて貼ります。
- 左右それぞれの側面を内側へ半分に折ります。
前面も半分に折って上からかぶせ、側面と上面が重なる部分(左右それぞれ1cm幅)を貼り合わせます。
- 箱型に整え、箱の底になる部分ののりしろに両面テープの片面を貼ったら、プレゼントボックスの完成です。
- 「①基本編・ポップアップカードの作り方」と同じ作り方でカード台紙を作ります(切り込みは入れません)。写真では約18cm×26cmの台紙を使いました。箱天面の中心につけた折り筋と、台紙の中心がきちんと重なるように位置を決め、プレゼントボックスの両面テープからはくり紙を剥がして固定します。
- プレゼントボックスを固定したら、台紙がスムーズに閉まるか実際に閉じ開きしながら確認しましょう。
- 台紙を180度開いた時に、プレゼントボックスが飛び出します。
- プレゼントボックスにリボンをつけたり、台紙を可愛くデコレーションしたりして楽しいカードに仕上げましょう。
- カードがしっかり閉じることを確認したら、完成です。台紙の紙を切り抜いたり、色画用紙を貼り付けるなどをしてアレンジし、おしゃれなカードにしましょう。
楽しく簡単に♪「マスキングテープで作るクリスマスカード」の作り方
ふたつめのレシピは、作品のデコレーションや家具のリメイクなどに活躍する「マスキングテープ」を使ったクリスマスカードです。
色や柄の異なるマスキングテープを貼り付けていくだけの作業なので、工作が苦手な方にもおすすめ。今回は「クリスマスツリー」と「プレゼント」の絵柄が可愛い、2パターンのデザインをご紹介します。
■今回作るマスキングテープのクリスマスツリーカードについて
所要時間:クリスマスツリー…10~20分ほど
プレゼント…20分ほど
材料と道具
- ハガキ(ポストカード)
- マスキングテープ
- ハサミ
- ペン
クリスマスツリーのデザインの作り方
- ハガキを縦長に置いて、下の方にマステを横に1本貼ります。色はグリーン系でまとめても良いですし、赤×グリーンでクリスマスカラーにしてもポップでかわいいですよ。
- 次に、最初に貼ったマステより少し短めにマステを貼ります。
- 上にいくにつれて、短くしていきます。
- マステを星型に切って、一番上に貼ります。
- 一番下に、ツリーの幹に見立ててマステを縦に貼って、完成です。
メッセージや色をつけてお好みに仕上げましょう。
プレゼントのデザインの作り方
- ハガキを横長に置いて、マステをランダムに4枚ほど貼ります。 長さはバラバラでOKです。
- 次にマステでリボンを作ります。 マステを8cmくらいの長さで切ります。マステを使ったリボンの作り方はこちらの記事もご覧ください。
- 中央に向かって両端を畳みます。
- リボンの形になるように三つ折りにします。 横から見るとMの字になります。
- 中心をマステでぐるりと巻いて縛ります。この時のマステは切らないでください。
- 最初にハガキに貼ったマステの真ん中に、リボンを巻いたマステを一直線に貼ります。 しっかりと擦って密着させましょう。
リボンが立体的で可愛いですね。プレゼントの山がワクワクします。
- 郵送や郵便などの使用上で立体的なデザインがNGの場合は、リボン部分をマステでV字に貼るだけでもOKですよ。
- メッセージなどを書き込んで完成です。
お好きなデザインで楽しむ「刺繍のクリスマスカード」の作り方
お好みの紙と糸で、刺繍のクリスマスカードを作るのもおすすめです。 小さなカードや画用紙に刺繍すると、紙と刺繍糸の異素材が組み合わさってとてもおしゃれですよ。
材料
- 刺繍糸
- お好みのカード(刺繍にしたいデザインを下書きしたもの。曲線ではなく直線でデザインを作ります。)
道具
- ハサミ
- 目打ちなど紙に穴をあけられるもの
- 穴をあける際に使う台紙(ダンボールや厚手の紙など)
- 刺繍針(6本取りの場合3号又は4号がおすすめです)
- テープ
作り方
- カードの台紙に、あらかじめ刺繍にしたいデザインを下書きしておきます(今回は星形をご紹介します)。下書き線の両端に目打ちなどを使って、刺繍針が通るくらいの穴をあけます。テーブルに傷がつかないよう、台紙などを敷きましょう。
- 刺繍糸を針に通したら玉結びをし、それぞれのモチーフの1番目に刺す箇所に裏側から針を通します。
- 糸端の玉結びには、抜けないように裏側をテープで止めます。
- 針を刺す順番はこちらを参考にしてください。1線ずつ順番に針を出したり入れたりしながら、形を作っていきましょう。「出」は裏から表に針を出す、「入」は表から裏へ針を入れる、という手順になります。
- 表面を確認しながら、1線ずつ縫っていきます。
- 最後の穴に針を通したら、糸をカットしてカードの裏側にテープで止めます。
- 完成です。他にもクリスマスツリー型や雪型など、色々なデザインで作ってみてください。
- クリスマスプレゼントに添えれば、とても素敵な贈り物になりますね。
ハンドレタリング、カリグラフィーのアイデア
オリジナルで作ったカードに添える文字を、カリグラフィーやハンドレタリングのデザイン文字で書いてみるのもおすすめです。おしゃれで優雅な文字を自分で書ける楽しさから、人気が集まっています。
クリスマスカード作りをきっかけに、挑戦してみるのも良いですね。カリグラフィーとハンドレタリングのやり方はそれぞれ詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
ハンドレタリングのやり方
手書き文字そのものを楽しむことができる、ハンドレタリング。全体のデザインというよりは、文字を美しく書きたいという方におすすめです。クリスマスカードを贈る相手のお名前をハンドレタリングで書けば、喜ばれること間違いなし。
カリグラフィーは専用のペンが必須ですが、ハンドレタリングはお手持ちのペンから練習を始められるので、気軽に挑戦したい方にもおすすめできるでしょう。
カリグラフィーのやり方
専用のペンを使い、装飾的に文字を書くのがカリグラフィーです。ハンドレタリングと異なり全体のデザインを考えて書くので、クリスマスカードをよりおしゃれに演出したいという方におすすめ。「MerryXmas」という文字をカリグラフィーで書くだけで、おしゃれなカードに仕上がるでしょう。
思いが伝わる、手作りのクリスマスカード
カードを贈る人のことを思って手作りしたクリスマスカードは、日頃の感謝や思いを伝えるのにぴったりです。市販品のカードよりも、より愛着や温かさを感じてもらえることでしょう。
プレゼントと一緒に手渡ししたり、ホームパーティーの招待状やお礼にしたりと、シーンに合わせてデコレーションにもこだわってみてください。待ち遠しいクリスマスに向けて、カード作りの準備を始めてみてはいかがでしょうか。