ガーデニングやキッチン、日焼け防止などあらゆるシーンで使えるアームカバー。服の袖や腕を守る便利なアイテムですが、お好みの色柄やおしゃれなものがなかなか見つからない、という方も多いのではないでしょうか。
そのような時は、お好みの布で手作りしてみましょう。理想のデザインやサイズもぴったりなアームカバーで、ガーデニングや水仕事を楽しみましょう。そこで今回は、さまざまなシーンで役立つアームカバーの作り方をご紹介します。
さまざまなシーンで大活躍。アームカバーとは?
アームカバーとは、手首から肘あたりまでを覆う手袋のような衣料です。腕抜きや袖カバーと呼ばれることもあり、家事やガーデニングなどに重宝するアイテムのひとつ。
キッチンで水仕事をするときにアームカバーを着ければ、服の袖が汚れることを防げます。農作業用やガーデニング用の際には、日焼け防止にもなるでしょう。さらに、保温性の高い素材を選ぶと、防寒具として活用することも可能です。素材や長さを変えることで、季節問わずあらゆるシーンで活躍します。
直線縫いで簡単なアームカバーの作り方
直線縫いだけで作れる、お裁縫初心者さんにもおすすめの作り方をご紹介します。今回は肘の少し上までくる長めの丈に作りますが、腕のサイズや用途に合わせてお好みで調整してください。
■今回作るアームカバーについて
完成サイズ:縦34cm×横ぐるり36cm
所要時間:30分
■布の選び方ポイント
今回は汚れや多少の水濡れから腕を守れる、中肉のオックス生地を選びました。耐久性に優れたナイロン生地もおすすめです。水仕事や農作業といった用途によって適切な生地を選びましょう。
材料
- 生地(縦40cm×横38cm)×2枚
- ゴム(8コール)
腕用・・・・30cm×2本
手首用・・・25cm×2本
※ゴムの長さはお好みで調整してもOKです。
- 糸 60番※普通地用(今回はグレーを使用)
道具
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- チャコペン
- まち針
- 定規
- ゴム通し
- クリップ
- 目打ち
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
作り方
- 縦40cm×横38cmの生地を半分にたたんで、縦40cm×横19cmにします。
- 端を合わせて、待ち針でとめます。端から1cmで縫い合わせます。
(右上は分かりやすいようにめくっていますが、縫う時は端を合わせてください。)
- 端を縫えたら、端にジグザグミシンをかけます。
- ジグザグミシンをかけました。
- 次に、上下の端を3つ折り始末します。下端を3cmアイロンで折りましょう。
- 折った下端を開き、下端から1.5cmをアイロンで折ります。
- 先ほど折った3cmをもう一度折り、3つ折りにします。3つ折りにした状態で待ち針でとめましょう。
- 上下端とも同様に3つ折りし、折った上下端を縫います。端から2~3mmにステッチをかけ、ゴム通し口として1.5cmほど開けておいてください。
- 下端が縫えました。同様に上端も縫います。
- 上下端が縫えました。
- 次に、下端に25cmのゴムを通します。ゴムの長さはお好みで調整可能です。
- ゴムを通したら、端を結びます。
- 下端にゴムが通りました。上端には、下側より長めの30cmのゴムを通します。こちらも、ゴムの長さはお好みで調整可能です。
- 上下端にゴムが通りました。
- 表に返すと片手分のアームカバーの完成です。もう片方も同様の手順で縫ってください。
長さを変えればショート丈のアームカバーにも
肘までの長さが不要な場合は、短くアレンジするのがおすすめ。ショート丈のアームカバーは、食器洗いやお風呂掃除など家事をする際に便利です。子どもの腕の長さに合わせて、子ども用のアームカバーも作ってもよいでしょう。お絵かきや工作などで袖が汚れるのを防げます。
アームカバーの主な使用用途
アームカバーは、さまざまな場面で活用できます。使用する場面に応じて、素材や長さなどを変えてみるとよいでしょう。
キッチンでの作業に
キッチンで使うアームカバーは、水濡れと油はねによる火傷を防ぐという2つの役割を担っています。アームカバーで袖口を締めることで、洗い物をするときに服が濡れてしまうのを防ぎます。また、調理のときに油はねを防ぎ、火傷や服が汚れるのを防げます。
キッチン用のアームカバーを作るときには、水や熱に強い素材を選ぶのがポイント。撥水防水加工の施された生地や、ナイロン、ポリエステル、オックスなどの生地がおすすめです。
園芸作業(ガーデニング)に
アームカバーは、園芸作業(ガーデニング)にも活用できます。アームカバーを付けることで、作業中の袖の汚れや日焼けを防ぐ効果があります。また、厚手や起毛といった素材を使うと、冬の防寒用としても活用できます。
夏用と冬用のものを作っておくと便利です。おしゃれなで華やかな柄の生地を使えば、作業中の気分が高まりますよ。
おしゃれなアームカバーで年中快適に
アームカバーは日常のあらゆるシーンで活躍します。より快適に使用するためには、用途に合わせて素材や長さ、ゴムの強度を調整してみましょう。日常生活の中におしゃれなアームカバーを取り入れて、年中快適に過ごしてくださいね。