かわいい消しゴムはんこには憧れるけれど、彫刻刀なんて小学校以来握っていない……という方、まずは家にあるものとはんこ用の消しゴムだけで始めてみませんか？今回は、初めての方にもわかりやすい消しゴムはんこの作り方をご紹介します。
使い方いろいろ！消しゴムはんこで毎日を楽しく
メッセージカードやお手紙、ノートやラベルシールに、布もの雑貨など、かわいいはんこを使うのはそれだけでうれしいもの。自分で消しゴムはんこを作れば、市販品にはないオリジナルの図案をはんこにして押したり、子どもの好きなマークやお名前のはんこを作って持ち物に押したりと、はんこの楽しみ方もさらに広がります。
できあがりの消しゴムはんこのサイズ
約30×30mm
所要時間
40分～1時間ほど
消しゴムはんこ作りに必要な材料と道具
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材料
- 消しゴムはんこ用の消しゴム サイズ:148×100×11mm
専用品が文具店や手芸品店、100円ショップなどで販売されています。厚み1cm以上あるものを選んでください - トレーシングペーパー
道具
- ねり消しまたはウエットティッシュ（あれば）
- カッティングマット
- シャープペンシル
- カッターナイフ
- 彫刻刀（あれば）
底丸三角刀を使うのがおすすめです。消しゴムはんこの専用品も販売されています。 - スタンプインク
「紙用」「布・紙用」など、押したいものに合わせて選んでください。
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消しゴムはんこの作り方
作り方
- 消しゴムの下準備
消しゴムの表面についている粉を落とすために、水洗いしてタオルで拭きます。
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白い消しゴムは彫った部分が分かりづらくなるので、彫る前にスタンプインクで全体に色をつけます。
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ねり消し、またはウエットティッシュで軽くインクを落とします。どちらもない場合は、水洗いしましょう。これで下準備はOKです。
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- 図案を作る
紙などに彫りたい図案を描きます。
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トレーシングペーパーを図案の上に重ね、シャープペンシルを使って図案を写します。
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図案を写したトレーシングペーパーを裏返して消しゴムにあてます。定規などの硬いものでペーパーを擦って図案を消しゴムに写し取ります。
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このとき、うっかりトレーシングペーパーを表のままあてると写し取れないだけでなく、図案が擦れて汚れたりするので注意しましょう。
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- 消しゴムを切り出す
まずカッターで、消しゴムをおおまかに切り出します。
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さらに、図案のまわり2〜3mmを残して消しゴムを切り落とします。
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ただし、耳の間のようなくびれの部分は、切り落とすと強度が弱くなるので残しておきます。
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- 図案の外側を彫る
カッターを使って、まずは図のように外側へ45度くらいの傾斜をつけながら、赤線で囲った部分を彫切り取っていきます。
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カッターはペンを持つ姿勢でしっかりと固定し、消しゴムの方をくるくる動かしながら彫ります。この時、斜め45度にカットすることを意識することを忘れずに！
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赤線で囲った部分が彫れたら、耳の間を彫ります。ここでも、まずはカッターの刃を外側へ斜め45度に入れます。
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次に、横に持って猫の頭の上から刃を真っ直ぐ入れ、慎重に消しゴムを切り取ります。
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これで、外側の消しゴムはすべて切り取れました。
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- 図案の内側を彫る
図案の内側も、外側同様「斜め45度」に刃を入れることを意識して彫りましょう。目のように小さい点を彫る時は、あらかじめ点の位置に爪楊枝を刺し、穴を空けておくと彫りやすいです。
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細い線は彫刻刀を使うと彫りやすいです。カッターで彫る場合は慎重に彫りかすを取り除きましょう。
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汚れやカスを拭きとったら、消しゴムはんこの完成です。
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- 試し押しをする
インクを利き手、消しゴムはんこを反対の手で持ち、ポンポンと軽く叩くようにしてインクをつけます。
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紙などに押し、全体を優しく押して、うまくスタンプできるか試してみましょう。
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押した後は、ねり消しなどでインクを落としてください。点や線がうまく出なかったり、外側が思い通りの形になっていなかったりする場合は、少しずつ慎重に彫り足して、試し押しを繰り返します。
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消しゴムはんこをいろいろなところに押してみよう
同じはんこでも、インクのつけ方や押し方・組み合わせ方でさまざまな表現ができます。まずは、自由に押して試してみましょう。
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2色のインクを使ってカラフルに
お花を2色に塗り分けて押してみました。カラフルでぐっとかわいくなります。
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色の濃淡を使えばグラデーションの表現も
濃い色と薄い色を徐々に塗り分けて、グラデーションに挑戦してみるのもおすすめです。
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スタンプしたい場所に合わせてピッタリサイズを作りましょう
スケジュール帳やカレンダーなど、使いたいものに合わせてピッタリなサイズや図案を自由に作れるのも消しゴムはんこの魅力です。
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シンプルなカードも、消しゴムはんこがあればオリジナルのメッセージカードに。手作りの優しい気持ちが伝わります。
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消しゴムはんこを季節のお花でアレンジ
お花の形に作った消しゴムはんこを、重なり合うように押していけば、素敵な紫陽花になります。同じ系統の色同士や、大小異なる大きさのもので作ると、全体のバランスや色のニュアンスを楽しめますよ。同じ要領で、桜やミモザなど、お好みの季節のお花にアレンジしてみましょう。
協力
このレシピのデザイナー
