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ボタンの付け方・縫い方を解説<4穴・2穴ボタン・足つきボタン・スナップボタン>

コノトガク

ボタンがとれてしまった時、縫い付け方に迷ったことはありませんか。それもそのはず、ボタンには4穴に2穴ボタン、足つきボタンにスナップボタンにくるみボタンと、さまざまな形状・穴の位置があります。今回は形別に違うボタンの付け方・縫い方を画像入りで紹介します。

ボタンの付け方を解説 4穴に2穴ボタン、足つきボタンにスナップボタン

ここでは代表的な4つ穴ボタン、2つ穴ボタン、足つきボタン・くるみボタン、スナップボタンの特徴やよくある使われ方、それぞれの付け方を画像つきでご紹介します。縫い付け方をボタンごとに覚えておいて、いざという時も直せるようにしておきましょう。

ボタン付けに必要な材料と道具

材料

  • ボタン
  • ボタンを縫い付ける生地や服(スーツやコート、ジャケットなど)
  • 手縫い糸 (20番手(太口)、もしくは30番手(細口))

道具

  • 手縫い針
  • まち針(スナップボタンのとき)

ボタン付け用として販売されている20番手(太口)なら1本どり(写真左)、手縫い糸の30番手(細口)を使用する場合は2本どり(写真右)で縫うのがおすすめです。

デザインで目立たせたい場合をのぞいて、ボタンと糸の色は同系色でそろえるときれいに見えます。カラフルなボタンなどで糸の色を迷った場合は、ボタンを付けるシャツやジャケットなど生地の色に合わせると良いでしょう。

4つ穴ボタンの特徴とおすすめの使い方

《4つ穴ボタンの特徴》

糸を通す穴が4つあいているボタンです。プラスチック、木、竹、貝、ココナッツや動物の骨などさまざまな素材で作られている基本のボタンです。

《おすすめの使い方》

大きさや素材によって用途はさまざまで、ブラウスからコートまで幅広く使えるボタンです。穴が4つあることでしっかりと止まるため、コートやジャケットなど重い素材によく使われています。

4つ穴ボタンの付け方

付け方

  1. 土台にボタン付け位置の印をつけます。
  2. 印の生地をすくいます。玉結びは表に出るようにします。
  3. 2mm位の小さい返し針(返し縫い)をします。返し針(返し縫い)の詳細はこちら
  4. 糸にボタンを通し、生地を2mmほどすくいます。
  5. 糸を引き、ボタンの裏に2~3mmの余裕があるところまで来たらストップします。これがボタンの「足」になります。
  6. 反対側の穴に糸を通します。
  7. 先ほどと同じように、生地を2mmほどすくいます。これを各穴交互に2~3回繰り返します。ボタンの裏に2~3mm糸が余るように気をつけて。
  8. ボタンと布の間に糸を2~3回巻きつけます。これで「足」ができました。
  9. 横から見ると、2~3mmのすき間ができています。これがボタンホールを開けた布をかけた時に、きれいに収まるのに必要なすき間「足」になります。
  10. 2mm位の小さい返し針をします。これを2回繰り返します。返し針の代わりに玉結びをしても良いです。
  11. 針を裏側に刺し、糸を切って完成です。
  12. 4つ穴ボタン付けが完成しました。

4つ穴ボタン付け方のデザインいろいろ

糸を通す順番に変化をつけると、4つ穴ボタンは色々なデザインを表わせます。クロスやスクエア、やじるし型など、お好みの付け方を探して見てください。

2つ穴ボタンの特徴とおすすめの使い方

《2つ穴ボタンの特徴》

糸を通す穴が2つあいているボタンです。プラスチック、木、竹、貝、ココナッツや動物の骨などさまざまな素材で作られているボタンです。

《おすすめの使い方》

大きさや素材によって用途はさまざまで、薄手のブラウスから厚手のコートまで幅広く使えるボタンです。取り替えがしやすいため、ブラウスやシャツなど使用頻度の多い物によく使われています。

2つ穴ボタンの付け方

付け方

  1. ボタン付け位置に印をつけます。
  2. 印の生地をすくいます。玉結びは表に出るようにします。 玉結びのやり方はこちら
  3. 2mm位の小さい返し針(返し縫い)をします。返し針(返し縫い)の詳細はこちら
  4. 糸にボタンを通し、生地を2mmほどすくいます。
  5. 糸を引き、ボタンの裏に2~3mmの余裕があるところまで来たらストップします。これがボタンの「足」になります。先ほどと同じように、生地を2mmほどすくいます。これを2~3回繰り返します。
  6. ボタンと布の間に糸を2~3回巻きつけます。これで「足」ができました。
  7. 横から見ると、2~3mmのすき間ができています。これがボタンホールを開けた布をかけた時に、きれいに収まるのに必要なすき間「足」になります。
  8. 2mm位の小さい返し針をします。これを2回繰り返します。返し針の代わりに玉結びをしても良いです。
  9. 針を裏側に刺し、糸を切って完成です。
  10. 2つ穴ボタン付けが完成しました。

足つきボタン・くるみボタンの特徴とおすすめの使い方

《足つきボタンとくるみボタンの特徴》

表から穴が見えず、裏に糸を通すためのループがあるボタンです。このループを「足」と呼びます。穴が隠れていて表面のデザインがしやすいので、装飾性の高いボタンが多くあります。布でくるんで作るくるみボタンもこちらの仲間です。

《おすすめの使い方》

宝石風やパール風のおしゃれな足つきボタンは婦人服に使われています。また、ころんとかわいいデザインからベビーや子ども服にもよく使われます。

足つきボタン・くるみボタンの付け方

今回は足つきボタンで付け方をご紹介します。くるみボタンも付け方は同じです。

付け方

  1. ボタン付け位置に印をつけます。
  2. 印の生地をすくいます。玉結びは表に出るようにします。
  3. 2mm位の小さい返し針をします。
  4. 糸にボタンを通し、生地を2mmほどすくいます。
  5. 糸を引いて、しっかりと生地とボタンを縫い付けます。
  6. もう一度生地を2mmほどすくい、ボタンに通します。これを2~3回繰り返します。
  7. 2mm位の小さい返し針(返し縫い)をします。返し針(返し縫い)の詳細はこちら
    これを2回繰り返します。返し針の代わりに玉結びをしても良いです。
  8. 針を裏側に刺し、糸を切って完成です。

スナップボタンの特徴と用途

《スナップボタンの特徴》

凹と凸の2つで1セットの、はめ込む事でとめるボタンです。とめる時の音が「パチン(英語のSNAP)」と聞こえるのでスナップボタンと名付けられています。

《種類》

金属製のものが一般ですが、プラスチック製やシルクスナップ(薄い布でくるんだもの)などがあります。プラスチック製は肌ざわりが優しいのでベビー用品や肌着などによく見られますね。シルクスナップは金属製のものを布でくるんでいるので、洋服につけても目立ちにくく、ボタンホールの開けにくいコートやニット製品、ドレスなどによく使われます。

《おすすめの使い方》

ボタン穴にボタンを通すのが難しい子どもでも留めやすいボタンなので、子ども服に良く使われます。表からボタンが見えず、洋服のデザインを邪魔しないのでドレスやワンピース、スカートの開きの口の補強としても使われます。

スナップボタンの付け方

スナップボタンは1本どりの方がきれいに仕上がります。

付け方

  1. ボタン付け位置に印をつけます。一般的に凹(へこんでいるほう)が下前、凸(出っ張っているほう)が上前になるようにつけます。
  2. 上前の凸のスナップボタンからつけていきます。まち針でスナップの中心と印を合わせ、画像のようにスナップと布をとめます。
  3. 印の生地をすくいます。玉結びは上側に出るようにします。
  4. 穴の端から縫っていきます。穴の手前の布に針を刺し、穴から針を半分出します。出した針に針から出ている糸を右から左にかけます。
  5. 針を引くと穴の端に結び目ができました。これを穴に合わせて3~5回繰り返します。今回は3回縫いました。
  6. 3回〜縫えたら、スナップの下を通して、次の穴に移動します。
  7. 隣の穴も同じように穴の手前の布に針を刺し、穴から針を半分出します。出した針に針から出ている糸を右から左にかけます。
  8. 針を引くと穴の端に結び目ができました。これを穴に合わせて3~5回繰り返します。今回は3回縫いました。このまま、4つの穴にそれぞれ3回ずつ縫っていきます。
  9. 全部の穴が縫えました。
  10. ボタンのきわに玉結びを作ります。
  11. 針をスナップの下に通し表に出すと、玉結びがスナップの下に入りこみます。
  12. 表側に針を出し、少し引きながら糸を切ります。
  13. 凸スナップボタンがつきました。凹も同じ様につけていきましょう。
  14. 凹も同じ様につけていきましょう。
  15. 表からは糸が見えません。
  16. スナップボタン付けの完成です。

予備のボタンはぜひ保管しておこう

洋服などを購入すると、小さいパウチや洗濯タグに予備のボタンがついていることがあります。このボタンはぜひとっておきましょう。ボタンが取れ、しかも失くしてしまった時に困りませんし、かわいいボタンはハンドメイト品の装飾としても使えます。

ボタンは穴の形状もデザインも本当に豊富ですから、手芸店に寄ったついでにぜひお店のボタンコーナーを見てみてください。見たことのないボタンがたくさんあって、見ていて飽きませんよ。

このレシピのデザイナー

コノトガク
コノトガク
服飾学校卒業後、パタンナー、アパレルデザイナー、ミシン講師を勤めたあと、『モノ作りの人』となる。大好きなミシンを踏みながら毎日がうるおう布コモノを製作中。instagram:@konotogaku

ライター

ときよし
ときよし
銭湯と猫を愛する編集&ライター。ハンドメイドはとつぜん始めてとつぜん休む、浅く広く、今日ものんびりやっています。