つまみ細工のお花は、布地をカットするサイズや花びらの数次第で、丸菊のような大輪も作れれば、紫陽花のような小花を作ることもできます。今回は、つまみ細工の中でも「丸つまみ」と「剣つまみ」の技法だけで作れるヘアアクセサリー「紫陽花のヘアポニー」の作り方をご紹介します。
Craftie Homeのハレの日キットでつまみ細工を始めよう♪
「日本の伝統工芸をやってみたい!」という声にお応えして、つまみ細工と水引で作るハレの日キットが登場♪ つまみ細工初心者でも扱いやすい素材で、布はすべてカット済みのものをお届け。すぐに作り始めることができますよ。水引小物と組み合わせることで、ハレの日を手作りアイテムで華やかに演出しましょう!
たくさんの小花で華やかな「紫陽花のヘアゴム」
小さい花のような「がく」が集まって、こんもりと丸くなった様子が素敵な紫陽花。つまみ細工の紫陽花も、ボリュームがあってとても華やかです。色味も落ち着いていますから洋服にも合わせやすいですし、お子さんから大人の方まで、年代を問わず楽しんでいただけます。
つまみ細工で作る紫陽花のヘアゴム概要
できあがりサイズ
約4.5㎝×約4.5㎝(ゴム含まず)
所要時間
1時間半ほど(個人差があります)
つまみ細工で作る紫陽花のヘアゴムの材料と道具
材料
- 羽二重(紫) 1.5㎝角×32枚
- 羽二重(薄紫) 1.5㎝角×5枚
- キュプラ(緑) 1.5㎝角×2枚
- 麻布 直径6.5㎝の円形×1枚
- ヘアゴム お好みで
- ペップ(花芯) 4本
- くるみボタンパーツ 1組(ボタン1個分)
パーツ数組と、ボタンを作るための打ち具、打ち具台がセットになった「くるみボタンキット」も販売されています。
道具
つまみ細工で作る紫陽花のヘアゴムの作り方
作り方
- 丸つまみの花を作る
羽二重の紫または薄紫の布を対角線で二つ折りにし、三角形を作ります。さらに二つ折りにします。
ピラピラする方を下にしてピンセットで挟みます。下から上に向かって角を持ち上げ、それぞれを二つ折りにします。
頂点を含め、3つの角が集まった部分をボンドで接着して固定します。ボンドはできるだけ少なく付けるのが、きれいに仕上げるコツです。
真ん中の山折を手前に返すように、裏から押し広げたり、丸みを持たせるなどをして、形を整えれば完成です。これを紫26個・薄紫4個作ります。
クリアファイルに、丸つまみづくりで使わなかった羽二重(紫)の布をボンドで貼り付けます。その上に花びら4個をバランスよくボンドで貼りつけ、花の形にします。これを紫6個・薄紫1個作ります。紫の花びら2つは、そのまま残しておきます。
花の中心にペップの先端をカットしたものをボンドで貼りつけます。
乾いたら布ごとクリアファイルからはがし、花を正面から見たとき後ろの布が見えないように、余分な布を切り落とします。
- 剣つまみで葉を作る。
キュプラ(緑)の布を対角線で二つ折りにし、三角形を作ります。さらに二つ折りにします。
ヒラヒラする方(写真下部)を下にして布の中心をピンセットで挟みます。
ピンセットで挟んだ上下の布の角どうしを合わせるようにして二つ折りにします。3つの角が集まった部分をボンドをつけ、固定します。この時、ボンドはできるだけ少なく付けるのが、きれいに仕上げるコツです。これを、合計2個作ります。
- くるみボタンを作る
打ち具台の上に、麻布、パーツ(上部)の順に重ねてのせます。
パーツ(上部)を上から押し、布とパーツを打ち具台の中へ押し込みます。
押し込んだ上から、布端がはみ出ないようにパーツ(下部)をのせます。
パーツ(下部)の上に打ち具を重ねてしっかり押し込みます。
打ち具台から中身を取り出します。くるみボタンができあがりました。
- くるみボタンに花と葉を貼り付け、ゴムを付けて仕上げる
くるみボタンの上に先ほど作った花・残しておいた花びら・葉をバランスよくボンドで張り付けます。
くるみボタンの足に、使いやすいサイズで輪にしたヘアゴムを通し、輪の部分に結び目を通すようにして取り付けます。
紫陽花を貼り付ける前にやっても構いません。
- これで完成です。
アクセサリーパーツを変えてアレンジ
花の色をオレンジに変えればキンモクセイ風のヘアゴムに!また、くるみボタンの足をペンチで取り外せば、ポニーフック用の金具を接着してお好きなヘアアクセサリーにアレンジを楽しんだり、ブローチピンを接着してブローチにしたりすることもできます。
季節感のあるアクセサリーで雨の日も楽しく
「梅雨はジメジメして苦手だけれど、紫陽花やおしゃれな雨傘は好き」という方も多いのではないでしょうか? 季節感のあるアクセサリーは、それだけで気分を上げてくれるもの。ヘアアレンジに使うだけでなく、傘の柄に付けてアンブレラマーカーにするのもおすすめですよ!
つまみ細工をワークショップで学ぼう!
一人で作るのは難しい……! まずは体験してみたい! と感じたら、Craftieでワークショップを探してみませんか。専門家によるクラフト体験のワークショップが見つけられます。初心者の方、気軽にものづくりにチャレンジしてみたい方にもおすすめです!