卒業式、入園・入学式など、ちょっとフォーマルな装いにぜひ合わせたいのがコサージュやブローチ。今年はつまみ細工で手作りしてみませんか。今回は、春に迎えるハレの席にぴったりなつまみ細工で作る桜のブローチの作り方をご紹介します。
春の花「桜」を胸に飾って
スーツなどに合わせるコサージュには大ぶりの花がメインに使われることが一般的かもしれません。
しかし、小ぶりな花を二輪、三輪と重ねたブローチにも大輪の花に負けない華やかさがあります。普段使いもしやすいデザインなので、ひとつ作って桜の季節を楽しんでくださいね。
つまみ細工の桜ブローチの作り方概要
約7cm×約5cm
所要時間
約3時間
つまみ細工の桜のブローチの材料と道具
材料
- キュプラ(ピンク) 3cm角×21枚
- キュプラ(緑) 1.5cm角×3枚、直径約8cmの円形×1枚
- 花座 3個
- パールビーズ(直径4mm) 3個
- クルミボタンキット(直径約44mm) 1個
- レーステープ(両山) 約8cm
両山は両方の脇がレース状になっているもので、片方の脇だけがレース状になっているものは片山と呼ばれます。 - ブローチピン 1個
手芸店や100円ショップなどで1~数個入りのものが販売されています。 - 合皮 直径約4cmの円形×1枚
- 綿 少量
- 緑#24ワイヤー 約3cm×1本
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道具
つまみ細工の桜ブローチの作り方
丸つまみで作る花びらの作り方
- キュプラ(ピンク)を丸つまみにして花びらを作ります。3cm角のキュプラを対角線で二つ折りにし、三角形を作ります。さらに二つ折りにします。
- ピラピラする方(写真下部)を下にしてピンセットで挟みます。下から上に向かって角を持ち上げ、それぞれを二つ折りにします。
- 頂点を含め、3つの角が集まった部分をボンドで接着して固定します。ボンドはできるだけ少なく付けるのが、きれいに仕上げるコツです。固定できたら、真ん中の山折りをピンセットでつまんで手前に返します。
- ピンセットでつまんだ外側に少量のボンドをつけ、写真のようにピンセットで押さえつけて凹ませ、形をつけます。
- 桜の花びらのようにハート型に整えます。
桜の花の仕上げ方
- 花びらを集めて桜の花を仕上げて行きます。上記の「丸つまみで作る花びらの作り方」を参考に花びら15枚を作ります。
- キュプラ(ピンク)3cm角をクリアファイルに張り付け、その上に花びら5枚を花型にバランスよく並べ、ボンドで張り付けます。
- 同じ要領で3輪の桜の花を作ります。
- ボンドが乾いたら3cm角の布ごとクリアファイルからはがし、花を正面から見たとき、周囲に3cm角の布がはみ出して見えないよう、余分な布を切り落とします。花の中心に花座・パールをボンドで接着します。
桜のつぼみの作り方
- 「裏丸つまみ」を作ります(キュプラピンク3枚)。まず花びらと同じように「丸つまみ」手法で、キュプラピンク3枚で作ります。
- 2.底をピンセットでつまみ、ボンドをつけて接着します。
- 3.表側からピンセットでひっくり返します。
桜のツボミのガクの作り方
- 裏剣つまみで桜のつぼみ(がく部分)を作ります。
- キュプラ(緑)1.5cm角を対角線上で二つ折りにし、三角形を作ります。さらに二つ折りにします。(画像では分かりやすいように3cm角の布を使っています)ヒラヒラする方(写真下部)を下にして布の中心をピンセットで挟みます。
- ピンセットで挟んだ上下の布の角どうしを合わせるようにして二つ折りします。3つの角が集まった部分をボンドで接着して固定します。ボンドはできるだけ少なく付けるのが、きれいに仕上げるコツです。
- 底をピンセットでつまみ、ボンドをつけて接着します。
- ピンセットを使って表側の端をつまみ、ひっくり返します。
- 花びら部分と、がく部分をワイヤーに固定し、桜のつぼみを仕上げます。緑#24ワイヤーの先にボンドをつけ、約1cm分の綿を巻き付けます。
- 綿にボンドをつけ、桜のつぼみ(花びら部分)を付けます。
- 同じく2枚目。
- そして3枚目。
- 花びら部分の根元にがく部分をボンドで付けます。
ブローチの土台の作り方
- ブローチの台を作り、花びらとつぼみをつけて仕上げます。クルミボタンの上部を裏返し、内側にボンドを全体に薄く塗り、その下に緑のキュプラ直径約8cmを1枚を置きます。
- 生地をボタンの内側へシワや角が出ないように入れ込みます。
- キュプラ緑の上からレースも包みます。
- クルミボタン下部の突起をペンチで取り除きます。
- 合皮にピンの幅に合わせて切れ込みを2か所入れます。
- クルミボタンの下部とピンを付けた合皮をボンドで付けます。
- クルミボタンの上部と下部をボンドで付けます。
仕上げ
- 台に桜の花びら・ツボミをバランスよくボンドで付けて完成です。
花の数やレイアウトを変えて別のアクセサリーにも
一輪が小ぶりな桜のつまみ細工。一輪だけでイヤリングやヘアゴム、ポニーフックやシューアクセサリーを作っても素敵ですし、横一列に並べればバレッタやお子さん用のカチューシャなどにも合います。アレンジを工夫して、春の装いを思い切り楽しんでくださいね。
つまみ細工をワークショップで学ぼう!
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