こんにちは。ウィービング作家のMaiです。
みなさんはマクラメ編みをやったことがありますか?やってみたいけど難しそうでなかなか始められないという人も少なくないのではないでしょうか。
マクラメは網目模様が涼しげで、暑い夏にぴったりです。見た目よりもかんたんにできるので、基本の結びかたを覚えてマクラメにチャレンジしてみましょう!
Craftie Homeのキットで、マクラメのアイテム作りに挑戦しよう♪
マクラメのアイテム作りには、Craftie Homeのキットがおすすめです。制作に必要な材料が揃っているので、届いたその日に制作できるのも嬉しいポイント!タペストリーやバッグなど、お好みのアイテム作りを気軽に楽しめます。はじめてのマクラメに、ぜひお役立てください♪
マクラメ編みとは
マクラメ編みはロープや紐を結ぶことで平面や立体を作る技術で、道具がなくてもできる昔ながらの方法です。単調な作業が程良く気持ちをリラックスさせてくれるのも人気の理由だと思います。一見複雑そうに見えますが、編み物のように頻繁に色を変える必要もなくシンプルな作りです。
最近ではファッションやインテリアにマクラメの要素が使われることも多く、洋服やバッグ、アクセサリーやタペストリーなどが作られています。
今回はナチュラルなスタイルやワントーンコーディネートに合わせやすいマクラメバッグの作り方をご紹介します。
マクラメ編みをするときの注意点
マクラメはほとんどの場合、糸を2つに折って使います。結んでいくと糸の長さがどんどん短くなって、でき上がりのサイズは用意した糸の4~10分の1の長さになります。糸の太さや結び方、結び目の量にもよりますが、このことを頭に入れて糸を用意する必要があります。
例えば1mの糸を使うと、でき上がりのサイズはおおよそ10~25cmになります。糸が足りなくなっても途中から足すことができないので、慣れないうちは長めに用意すると良いでしょう。また、幅を広げたいときは糸の本数を増やせばOKです。
基本のマクラメ編み『平結び(スクエアノット)』を作ってみよう
材料
- マクラメコードまたは綿コード 30cm×2本
作り方
- 30cmの糸2本を2つに折って、写真の様にテープでテーブルに固定します。
- 内側の2本は芯になるのでこのようにまとめます。両端の2本を結んでいきます。
- 右の糸を芯の上に十字になるよう置き、左の糸をその右の糸の上に置きます。
- 左の糸を芯の裏を通して右側の輪から前に出します。
- 芯はまっすぐ下に下ろしたまま左右の糸を同時に水平方向に引きます。
どちらか一方を引っ張りすぎると形がゆがむので、左右の輪が同じ大きさになるようにそろえてから引っ張ることがポイントです。 - 今までの編み方と、左右反対に編みます。左の糸を芯の前に置き、右の糸をその上に置きます。
- 右の糸を芯の裏を通して左の輪から前に出します。
- 左右の糸を左右に引っ張り、工程1.の結び目に平行に近づけるようにして結びます。これで1つの「平結び」ができました。
- ほどけないようにしっかりと結びます。
基本はこの流れです。慣れるまで何度か結んで基本を練習すると、バッグをスムーズに編めますよ。
マクラメ編みのバッグの作り方
所要時間は2~2.5時間程度、でき上がりサイズは全長25cm、袋14×14cmです。
作り方
- 持ち手用の糸(サンプルは分かりやすいように色分けしてベージュの糸を使っています。)を70cmに切って3本用意します。本体用の糸は90cmを24本作ります。
- 持ち手を編みます。持ち手用の糸を3本まとめて1本結びにして、テープでテーブルに固定します。端から端まで三つ編みして、最後も1本結びします。
- バッグの本体を作っていきます。三つ編みした持ち手を端5cmほど残して横に広げ、テープで左右を固定します。本体用の糸を2つ折りして写真のように持ち手にくくりつけていきます。
24本をおおよそ1~1.5cmの等間隔に配置します。
- 真ん中の4本を使って平結びを1つ作ります。半分結んだところで上から結び目までの高さが2.5cmほどになるように位置を調整します。
その後、右側の4本から同じ高さに平結びを始めます。横並びに結んでいき、全部で11個の平結びを1列作ります。余った両端の糸2本は結ばずに残しておきます。
- 2列目を編んでいきます。全体の編み目の高さを揃えるため、2列目も真ん中から結びます。工程4.で結んだ結び目から2本ずつ糸をとって、上の結び目から2.5cmほど下の位置に平結びします。横1列に10個平結びを作ります。両端は4本ずつ余るので、結ばずに残します。
- これを繰り返して横1列に平結びを9個、8個、7個、6個と数を減らしながら6段目まで結びます。全体の形が逆三角形の様になっていればOKです。
- ここまで来たら持ち手のテープをはがして全体を裏返します。左右を折りたたむようにして中央に寄せたら再度テープで固定します。
- 結ばずに残しておいた両端の糸を使って、工程4.で作った列と同じ高さになるように1つ平結びを作ります。2列目は2段目の高さに合わせて平結びを2つ、3列目は3つ、と残しておいた糸を使いながら6段目まで結んでいきます。(写真ではわかりやすよう、紙を敷いています。)
- 持ち手のテープをはがし、しごく様に持ち手を引っ張って糸をまとめます。
次に下の部分をまとめ結びしていきます。70cmの糸を1本用意してU字にしたら、写真の様にまとめて片手で持ち、ギュッと握ります。
U字にした糸の先端と輪になった部分は結ぶ時に使うので、重ならないように気をつけて糸を上から下へぐるぐると巻きつけていきます。1周するごとに糸を引っ張るようにして、きつく巻きつけてください。 - 始めに残しておいた輪に糸端を通します。上から出ている反対の糸端を引っ張ると輪が巻きつけた筒の中に入っていきます。中に入ったら上下の糸を両手で強く引っ張ると中で固く結ばれます。上に残った糸はギリギリのところで切ってしまって大丈夫です。房は紙を巻いて好みの長さに揃えて切ります。持ち手の結び目をほどき、両端を揃えて全体を1本結びします。
- 完成です。
素材や長さを変えてアレンジも
アクセントになる色を一部に混ぜたり、複数の色を使ってカラフルに仕上げても素敵です。
マクラメコードの代わりに麻ひもやズパゲッティなどのTシャツヤーンを使うのもおすすめです。
糸の長さを2倍にすれば細長い形状になって、野菜の保存バッグやビニール袋の収納バッグとしても役立ちます。
長さを1.5倍の130cm、本数は2倍の48本にして作れば日常使いのバッグになります。中にコットンシーチングの袋を重ねれば、小さなものも入れることができます。持ち手を2本通してきんちゃく袋にしても良いでしょう。
マクラメ編みのバッグの使い方・おすすめ使用シーン
ミニ巾着としてコスメポーチに入りきらない、ハンドクリームやミスト化粧水、制汗剤などのケア用品を入れたり、携帯用の歯ブラシを入れるのも良いですね。
お子さんとのお出かけにはミニカトラリーや虫除けスプレー、お菓子などを入れて持ち運べます。少し長めに作ればペットボトルホルダーにもなりますよ。
キッチンでは通気性の良い環境を好む玉ねぎやジャガイモ、フルーツを入れて吊るしたり、リビングインテリアとして多肉植物やサボテンなどの植物を入れてプラントハンガーにするとおしゃれです。
ワークショップで編み物をやってみよう!
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