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身近にあるものも材料に。カルトナージュの厚紙選び

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カルトンと呼ばれる厚紙で組み立てた箱に布を貼って作る、カルトナージュ。箱を作るには、2mm厚のグレー台紙とも呼ばれる厚紙を使うのが一般的ですが、今回はカルトナージュに使う厚紙を身近にある材料で代用する方法をご紹介します。

カルトナージュに使われる紙の種類とは

手芸用品店やクラフトショップでボックス素材として扱われているカルトン。2mmの厚さは、厚紙としてはかなり分厚いものです。小型のアクセサリーボックスやカードケースなど、サイズの小さい物を作る場合、2mmよりも薄い1.5mmのカルトンでも作成可能です。厚みがない分、出来上がった作品も持ち運びしやすく、スリムな仕上がりになります。作りたい作品のサイズや用途に合わせ、カルトンを選びましょう。

他の材料で代用する場合は、十分な耐久性があるかどうかが大切です。例えば、色紙(しきし)はよく厚紙の代用品として使われます。色紙は1.5mm程の厚さがあり、かなりの耐久性を持ちます。また、文房具店や雑貨店などで、手に入りやすいのも魅力です。

牛乳パックを使って作る方法

牛乳パックは手に入りやすく、厚みには欠けますが耐水性に優れた素材なので、代用品として人気の材料です。失敗しても大丈夫な練習の材料と考えて、思い切った実験に使ってもいいでしょう。また、数を揃えやすいため複数個をシリーズで作りお部屋のインテリアの統一感を出したい時にも便利です。

牛乳パックを使う時のポイント

作り方のポイントは、底の部分を活かすことです。底を使って、小さなジュエリーやアクセサリー用の小物入れや、深さのあるペン立てなどを作るのに向いています。

また、牛乳パックを使用する場合、下地のデザインの色や文字が透けて見えないようにすることが、より綺麗に仕上げるコツです。そのため、素材としては色の薄目の牛乳パックの方が向いています。布を貼る前に、外周の面にはコピー用紙などの白い紙を1枚貼っておくと、パックの柄が透けにくくなって良いでしょう。また、厚めの布や色柄のしっかり入った布を使うのもおすすめです。

仕上げのアレンジにこだわりましょう

例えばレースやリボンをあしらったり、取手を付けたりすることで牛乳パックのシルエットを素敵にアレンジしてみても良いですね。ラインストーンやタッセルをあしらうのも、おしゃれな雰囲気を演出する手助けになります。

段ボール箱を使って作る方法

カルトナージュは段ボール箱を使って作ることもできます。段ボール箱も身近なところで手に入る素材ですが、牛乳パックと違って厚みがあるためより大きなサイズの作品を作る時に向いています。厚めで丈夫な段ボールを使えば、収納箱を作ってお部屋のおしゃれなインテリアに加えることもできます。

段ボール箱を使うデメリットは、圧力に弱い点です。段ボール箱は力を加えるとへこんでしまうため、作品としての見栄えを損ねることもありますし、耐久性はあまり期待できません。なるべく力のかからない使い方がされる作品に使いましょう。

身近なものからデザインのアイデアが出てくることも。お気に入りの包装紙でおしゃれ雑貨

デパートやお菓子屋さん、プレゼントや好きなブランドのショップの包装紙など、特に使い道はないけど、素敵なデザインだから捨てずに取っておいた、という経験はありませんか?これらは、外側のデザインに使えます。せっかくのお気に入りの模様なら、カルトナージュにしてインテリアに取り入れてみましょう。このように本来捨てられるはずだったものも、形を変えてずっと手元に置いておけるのがカルトナージュという手芸の魅力の一つです。

ある程度の耐久性があり、箱の形を作れる素材ならば、何でもカルトナージュの材料にすることができます。例えば、化粧品の空き箱やワインの入っていた木箱なども、カルトナージュの材料として使うことができます。

アイデア次第で予想外の使い方を発見したり、新たな使い道を考えたりすることもカルトナージュの楽しさです。ぜひ、自宅に眠っている紙箱や布などの不用品を見直してみてください。思わぬ宝物が見つかるかもしれません。

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ライター

Craftie Style編集部
Craftie Style編集部
アート・クラフト・ものづくりを通して、日々の暮らしの楽しさ、彩り、新たなコミュニティを生み出すこと。そのきっかけを作るためのコンテンツをお届けします。